イントロダクション

このブログは、旧いブルースから現代のR&Bまで広く愛する男のブログです。1957年生まれ、熊本在住です。以下の言葉等をキーワードにしています。

●変わりゆく変わらぬもの by リロイ・ジョーンズ ●曲を聴くより人を聴く ●問題はツールじゃない、その使い方だ by マイルス・デイヴィス ●世の中には歌の上手い歌手と、歌い方の巧い歌手がいる by 阿久悠 ●世の中に真理はない。あるのは無数の解釈だけ by ニーチェ 

●表記の取決め・・・アルバム・書名は『』、シングルは「」、レーベル・出版社は<>、発表年は()で囲みます。

●所属SNS・・・Facebook , Twitter , mixi  , 読書メーター ,  本が好き! , 週刊ドリームライブラリ ,  ブクログ

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勉強の哲学

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●千葉雅也著『勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』<文春文庫>(20)


 


 



学校の勉強に限らず、知識の習得に必要な、意識の持ち方から実践に使えるツールまで述べられている。学習意欲のある人や、社会人としての教養を身に付けたいという人向けではあるのかも知れないが、実は今の世の中で全般的に感じ取れる「勉強不足」に対する警鐘も込められている気がする。




先ずは自分の所属する環境のノリにあえて乗らない。逆に言えば環境のノリに乗っていると「勉強モード」にはならないという事だろう。ネット・ニュースやSNSなどに絶えず流れる情報に乗ってしまうのも悪例として上げられている。



環境のノリに乗らず立ち止まる姿勢をアイロニー(ツッコミ)と名付け、環境から大きくずらす姿勢をユーモア(ボケ)と名付けて「ノリの悪い人」を目指すのが深い勉強の始まりであると。




更に、言葉の意味や使い方を正確に行う「言語偏重の人」になる事。自分自身が無意識に拘っている「享楽的こだわり」をあぶり出す為に「欲望年表」を作成してみる事。自分の感覚だけで取捨選択しないよう、小説的な描写を心がけた日記の作成。入門書や専門書の選び方からノート術など、多岐に渡り、徹底して論じられている。




私個人としては、年表作成をスタートしてみたが、まだまだ。手書きのメモ活用や日記に至っては中々進まない。取り敢えずは「言語偏重」を意識した読書等試みている。

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.70

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[79枚目]●B.ハワード『ジェネシス』<シックス・ポイント/ユニヴァーサル>(10)

 

※本文を書くに当たり、高橋芳朗さんのライナーを大いに参考にしています。

 

ミキ・ハワードの息子で、祖母はキャラヴァンズのメンバー(63~67年)、ジョセフィン・ハワードという血筋。さらに、マイケル・ジャクソンの息子説もある。ライナーには、マイケルと深い交流関係にあったとだけ書いてある。確かに顔が似ていると言えば似ているが、真偽を追及する必要はないだろう。音楽的には確かにマイケルの影響を強く感じる。ポップ寄りでダンシングだ。影響は音楽面だけではない。世界の諸問題を改善したいとの発言もしている事から、慈善的なヴィジョンも受け継いでいる感じである。⑫とかはそういう想いが含まれているとの事だ。

 

 

マイケルとの共通点ばかりに焦点を当てると、彼の才能を過小評価する事にもなりかねない。本アルバムを発表する以前に、本名のブランドン・ハワード名義で、ソングライター/プロデューサーとして多くの実績を上げている事は特筆すべきだ。曲名は割愛するが、ミュージシャン名を上げると、ジェニュワイン、LSG、マーカス・ヒューストン、ブルック・ヴァレンタイン、ケヴィン・リトル、ニーヨ、ハワード・ヒューイット、日本のDOUBLEなどに関わっている。

 

 

本盤の内容だが、確かに曲構成はよく作り込まれている。しかし、私自身が現代R&Bへの興味が薄れており、愛聴するレベルには至らなかった。①のベースのうねりとかは興味を引くが、例えば⑤のユーロビート調辺りまで来るとツライ。もちろん、繰り返すがマイケル・ジャクソン好きの人は絶対気に入るだろう。

 

 

B.ハワードはこの後自己名義のアルバムは出していない模様。但し、フェイスブックやインスタグラムは更新しており、元気に活動している様子は窺える。

 

 

 

 

① Dancefloor

 

② supermodel

 

④ Electric Lights (feat Kamilah)

 

⑤ Finally

 

⑥ Once Again

 

⑨ she's got a man

 

⑪ Crush

 

⑫ Ananda

 

 

 

 

 

 

 

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ひさしぶり博多の収穫(3)

5月2日の博多行、その第3章。

 

 

当日は、昼過ぎから雨が予想されるという情報は頭に入れていたが、結構な本降りとなった。安易な考えで傘は持って来なかった。さらに、ジュンク堂書店を出てジュークに向かう時も、安易に考え、大体こんなもんだろうと歩いて行ったら、見当違いな場所に出てしまった。とりあえず傘が必要になってきたのでコンビニで購入。軒下を探してグーグルマップを確認するも、根本的に方角を間違えて行ったり来たり。足元は悪いわ、歩き疲れるわ、トートバッグに入れたCDは濡らしたくないわ、散々うろつき回ってやっとジュークに到着した時には、しばし呼吸を整えた次第。

 

 

時間には余裕があったので、ゆっくりと選ぶ事は出来た。結局4枚購入の運び。『ジャンピン・ライク・マッド』と名付けられた2枚組。<キャピトル>96年発。ジョー・ターナー、レスター・ヤング、クーティー・ウィリアムス、Tボーン・ウォーカー、ネリー・ラッチャー、ヘレン・ヒュームズ、ナット・キング・コール、ジミー・リギンス、ビッグ・ジェイ・マクニーリー、ルイ・ジョーダン、チャールズ・ブラウン、ジーン・アモンズ、ペギー・リーetc。ガッツリしたブルースを買ってないなと思い、アレックス・ムーア60年<アーフーリー>盤を94年CD化した物。ウェスト・ロード・ブルース・バンド『ブルース・パワー』<バーボン>75年作の02年CD化盤。<ヴィー・ジェイ>R&B集の、和田昇さん選曲<Pヴァイン>経由『ザ・ヴィー・ジェイ・R&B・レアリティーズ~ディーパー』。

 

 

ジューク・レコードの店長松本康さんは、鮎川誠さんの盟友で福岡の音楽シーンでは著名な方だが、仲間も含め嘗て編纂されたミニコミ誌を今回頂いた。店長による『ブルース100選』と、83年のピーウィー・クレイトン&クリーンヘッド・ヴィンソン福岡公演(羨ましい!)にちなんで出されたジャンプ系音楽をまとめた物。音楽に限らず熱い想いが伝わる文章は気持ち良い。

 

 

コロナ禍で実行した今回の買い付け。不安な気持ちは完全には拭いきれないが、CD選びの愉しさはそこそこ満喫できた。早く、通常の生活に戻れますように。

 

(おわり)

 

 

 

 

 

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ひさしぶり博多の収穫(2)

5月2日の博多行、その第2章。

 

 

タワーレコード福岡店を11時前に退店。通常なら因幡うどん辺りで昼食を摂るのだが、なるべく人が集まる場所を避けたくて、次に行くグルーヴィンレコード近くのコンビニでサンドイッチとパンを買い、地下鉄の駅のベンチで食した。

 

 

グルーヴィンでは2枚購入。ニューオーリンズの<フリスコ>レーベル作品集。知ってる名前はダニー・ホワイト、ウィリー・ウェストぐらい。98年<エイス>発。もう一枚は、スワンプ・ドッグ(ジェリー・ウィリアムスJR.)の<カラ>時代編集盤。ヘンリー・ストーンと組んで起ち上げた<ストーン・ドッグ>作品も。

 

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グルーヴィンでは貴重な情報を得た。福岡名物の中古レコード市『オンガクマニア』開催中だった。ジュンク堂書店が会場という事で、トコトコ歩いていると、そう言えばあの辺り再開発されてるんじゃ?と思い出す。そうだった。やはり移転していた。グーグルマップで見ると、一度戻って、警固公園の少し先のようだ。地図が読めない男&勘の悪い男の私は、やや迷いどうにか到着。ここでは、ジャズの箱から2枚セレクト。いずれもこの後向かうジューク・レコードさんの出品だ。あの店ににジャズのコーナーがあったのかと思いつつ、ジョー・ヒューストンとウィリス・ジャクソンというブリブリゴリゴリ系を買って見た。ジョーは78年作、オリジナルはロスアンジェルスの<ビッグ・タウン>で、本盤は<エイス>系の<BGP>がリイシューした物。ウィリスは75年と76年の2in1だ。<アトランティック><コティリオン>作品を<コレクタブルズ>がリイシューした物。両方とも名前を知っているだけで、内容に関する知識が全く無いが、ここで買わないと二度と出会わないだろうから購入した。

 

(つづく)

 

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ひさしぶり博多の収穫(1)

コロナ感染者増加の中、博多に行く機会が出来たのでCD買い付けに向かった。

 

 

新幹線(指定席)は、行きも帰りも少なめだった。街の人出はどうなんだろう?あまりにひさしぶりで、通常モードとの比較が出来ない。博多駅は少ないような気がした。それに比べて熊本駅に戻ると、最近オープンしたアミュプラザ(1階しか行ってないが)は混雑していた。博多では、マスクを二重にして消毒に次ぐ消毒、人がたくさん触れていそうな箇所は直接触らぬよう気を付けてはいた。それにしても、大声で喋る若者たちはぽつぽつ見かけた。どこでも一緒なのかな。別行動のヨメさん達が乗ったタクシーの運転手さんの話では、博多の繁華街は朝までうろついている人間もいるらしい。熊本も繁華街でのクラスターが最近再び出始めている。運転手さんは、普通に生活していれば大丈夫ですよとも言われたそうだ。確かにそうだろう。「自粛」とは、家に閉じこもるばかりでなく、意識の上で「自らの意で粛々と暮らす」事だと思う。

 

 

さて、まずはタワーレコード福岡店。オープンと同時に入ったのでゆっくりと選ぶ事が出来た。とは言うものの、相変わらずブルースは全体数が少なく、ソウルはオールド系がぱっとしない。私からすればレアグルーヴ寄りのラインナップだ。唯一に近い救いは<オールデイズ>の品揃えが多いところ。以前から目を付けていたチャーリー・マッセルホワイトとヴァンデラスを購入。タワーでは、すっかり爆買いしなくなったので、ポイントが増えない(一定期間過ぎると消えるしね)。dポイントにした方が良いかも知れない。それかネット利用。しかし、気分的に店で探したいし、あの黄色いカードを出したい気はするのだ。要領が悪いのは十分承知の上。

 

 

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(つづく)

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.69

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[78枚目]●テイシャーン『フォー・ザ・セイク・オブ・ラブ』<カオス/コロムビア>(93)

 

 

 

忘れられがちだが、忘れるには惜しいテイシャーン。仁王立ちジャケットの89年作『オン・ザ・ホライゾン』が最も有名ではなかろうか。1stアルバムは86年<デフジャム>発の『チェイシン・ア・ドリーム』。今回ご紹介のアルバムは3作目となる。これから9年後の02年に4作目を出してはいる。その後を調べたら、現在は本名のトーマス・ジェローム・ピアースからテイシャーン・ピアース、あるいはテイシャーン7と名乗り活動しているようだ。実は、フェイスブックで彼をフォローしているが、私が日本人と名乗ったら、「音楽関係者か?日本に行ってみたい」と気さくに呼びかけてきた記憶がある。いつ頃の事だったか不明だが、その時はテイシャーンで登録していたと思う。

 

 

当時、一世を風靡していたニュージャック・スウィング的な部分もあるが、波に乗っている(もしくは呑まれている)とは言い切れず。マーヴィン・ゲイとの共通点も指摘されるように、オールド・ソウルの感覚を持つが、チラチラ感じる程度(というかうまい具合に秘めている)。むしろ、アーヴァン系の要素が強め。うねるようなグルーヴとはまた違う。と言ってもクール一辺倒ではない。どっちつかずな書き方だが「テイシャーン調」は確かにある。夢中になる人ではないけれど、サウンドの心地良さは感じる。ゆえに、たまーに聴きたくなるのだ。4曲はNYのスタジオだが、他はロンドン録音&ミックス。確かにUKソウル(或いはグラウンド・ビート)的寄りのサウンドなのかも知れない。ニュージャック・スウィング、グラウンド・ビート、ミネアポリス・ファンクは各々影響し合ってトレンドを形成したとの事だが(実は私はあまり詳しくない)、テイシャーンが最も近しいのはグラウンド・ビートではなかろうか。ソウルⅡソウルに関してはあまり聴き込んでいないけど、キャロン・ウィーラーやヨー・ヨー・ハニーは割と好きでよく聴いていた。そのサウンドを何となく思い出すのだ。

 

 

①は、スタートに相応しく乗りの良い曲。キーボードのスラー音が導き、ベースやドラムのリズム・パターンは面白いし、サウンド・クリエイターとしてのテイシャーンの力量が十分窺える。②タメの効いたリズムに、オールド感覚の強いサウンド。③風のような女性コーラスでスタートする自然な乗りの一曲。タイトル曲④はじんわりと来るバラード。⑤もバラードで、マーヴィン風ではあるが、正直個人的にはあまりときめかない。⑥でややリズムを取り戻す。アーヴァン・テイストも。⑦⑧はUK度が強め。⑦は無難なR&Bソング。⑦と⑤でシングル化されている。⑧はサッパリしたサウンドだが、ビートの刻みがメリハリ十分。低音部もカッコイイ。⑨も⑧に似ているが、メリハリがややゆるめで、良い意味でリズムの引きずり方が印象に残る。⑩は、シンシナティ出身でソウルⅡソウルのメンバーでもあった女性シンガー、ペニー・フォードとのデュエット。いかにもUKフォームな熱唱で、いわゆるゴスペルぽさとは無縁だ。⑪はラス前らしいブラスも効いた派手目の曲。⑫何気ない曲だが、シンコペーションが活きている。ラスト⑬はマーヴィンの「アイ・ウォント・ユー」を取り上げている。変にマーヴィンにおもねらずテイシャーン調が貫かれている。

 

 

① Tempted

 

② Been a long time

 

④ For The Sake Of Love

 

⑤ Single And Lonely

 

⑥ Still In Love

 

⑦ Love is forever

 

⑧ ROMANTICALLY INSPIRED

 

⑨ Control Of Me

 

⑩ Insane

 

⑪ All I Ever Do

 

⑫ Love Of My Life

 

⑬ I Want You

 

 

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.68

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[77枚目]●ココモ・アーノルド『オールド・オリジナル・ココモ・ブルース』<Pヴァイン>(10)

 

 

※本文を書くに当たり、小出斉さんのライナーを大いに参考にしています。

 

 

<Pヴァイン>が戦前ブルース作品を1,500円でリリースしたシリーズの一枚。<デッカ>作品(34~38年)に、30年に<ヴィクター>に残した初録音の2曲(ギットフィドル・ジム名義)がプラスされている。「ロバート・ジョンソンに影響を与えたブルースマン」という紹介のされ方が一般的。確かに、ギターのフレーズやファルセット遣いに類似点が見られる。そういった部分に着目するのも一興だが、まずは素直に聴き込んでみたい。

 

 

ギターを膝の上に寝かせて弾くラップ・スタイルで、ナイフ・スライドではないかと小出さんは推測されている。左利きで、左手でピッキング、右手でスライドの形。時々音程の乱れもあるが、それを上回る迫力とスピード感だ。ヴォーカルも逞しい。ただ、豪快な歌と言うより、スコーンと抜けるような爽快さを強く感じる。ゴスペル的とも言える。

 

 

本名はジェイムズ・アーノルド。1901年生まれが定説だが、ウィキペディアに拠れば1896年とする研究者もいるとの事。「ココモ」というのはインディアナ州の都市。②「オールド・オリジナル・ココモ・ブルース」のオリジナルは、ピアニストのジャボ・ウィリアムスで、スクラッパー・ブラックウェル版もある「ココモ・ブルース」。アーノルドが流行らせた為「ココモ」というニックネームを得たものと思われる。因みに、ロバート・ジョンソンが舞台をシカゴに移し、「スウィート・ホーム・シカゴ」へと発展させている。「ワン・アンド・ワン・イズ・トゥー・・・」というお馴染みの歌詞も出てくる。

 

ココモ・アーノルドの出生地はジョージア州のラヴジョイ(アルバート・キングのアルバム・タイトルに取り上げられている)。1919年、ニューヨーク州バッファローの製鉄工場で働いた後、ペンシルヴァニア州ピッツバーグ、インディアナ州ゲイリーと渡り歩き、一旦ミシシッピ州に南下したところで、トミー・ジョンソンやイシュマン・ブレイシーと交流。彼らのどこか洒脱な感覚の影響も受けているのではなかろうか。時代のトレンドもあるだろうが・・・。

 

 

29年にはシカゴへ。禁酒法下でブートレッガー(酒類の密売や密造に関わる者)と釣り師を職業としていた。30年にメンフィスへ移動、<ヴィクター>のフィールド・レコーディングのスカウトを受け、前述の通りギットフィドル・ジムの名で録音する。「ギットフィドル」とは、スライド音からフィドルが連想される為、スライド・ギター・スタイルをギットフィドルと呼んだのではないかと小出さん。サム・コリンズの広告でも使われている文言だそう。

 

 

その後、シカゴに戻りブートレッガーを続けていた時、カンサス・ジョー・マッコイが<デッカ>のメイヨ・ウィリアムスを仲介。ただ、しばらくレコーディングはしなかった。禁酒法が解除になって、商売が立ち行かなくなって初めてスタジオ入りしたというマイペースぶり。しかも、デビュー盤が両面ヒットするという笑いの止まらない(であろう)好調ぶりである。それどころか、その後も高い完成度を保っているのはさすがである。㉒がラスト・セッションで38年5月22日。その後クラブでの演奏は続けていたものの、41年には音楽界から去る。59年にリサーチャーに「再発見」されたのだが、頑なに音楽活動を拒む。60年代に活動を再開したらしいが、本格的なものではなかったよう。こういうエピソードを知ると、奔放なギター・スタイルや直情型ヴォーカルに聴き取れるように、頑固で一本気な性格だったんだろうと思われる。

 

 

①はココモ・ブルースの基本形といった感じ。ロバート・ジョンソンとの共通点も把握しやすい。③はチャーリー・スパンドの曲。手数の多いギターが痛快。④では「アイ・ビリーヴ、アイ・ビリーヴ・アイル・ダスト・マイ・ブルーム」⑥では「アイ・ビリーヴ~アイル・ゴー・バック・ホーム」といった歌詞が出てくる。④~⑧辺りは、ややテンポが遅い分、スライドや下降フレーズの魅力が伝わりやすいような。ヴォーカルももちろん素晴らしい。⑨はスペックルド・レッド「ダーティ・ダズン」が原曲。ラップのような早口ヴォーカルに、高速だがメリハリもあるギターが凄まじく、思わず笑ってしまう。⑩はスロー・テンポ。甘いビスケットは女性の象徴とすると、ローラーは説明不要だろう。⑪もスローで聴き応えあり。歌声の伸びも良い。

 

 

⑫⑬のリロイ・カー曲も、濃度高めのココモ・スタイルに。⑭は、ジェイムズ"プードル・イット"ウィギンス+ボブ・コールの作品。リトル・リチャード「キープ・ア・ノッキン」に繋がる。歌もギターも軽快だ。⑮落ち着いた展開。アンノウン・ピアニストが絡む⑰は、味変曲。⑱のギターも手数が多く乗れる。⑲はギター・フレーズの外れたような合ってるような感覚が何とも。⑳は故郷ジョージアに思いを馳せた曲。㉑は、ピーティー・ウィートストローがピアノで参加。軽快に飛ばす。ラスト録音の㉒は、ヴォーカルに一段と力強さを感じる。㉓㉔が<ヴィクター>発正真正銘の初録音。㉓は淡々としているが、㉔は、ブラインド・ブレイクのラグみたいに流暢なギター・プレイが愉しめる。

 

 

① Milk Cow Blues

 

② Old Original Kokomo Blues

 

③ Back To The Woods

 

④ Sagefield Woman Blues

 

⑤ Old Black Cat Blues (Jinx Blues)

 

⑥ Sissy Man Blues

 

⑦ Front Door Blues

 

⑧ Back Door Blues

 

⑨ The Twelves (Dirty Dozens)

 

⑩ Biscuit Roller Blues

 

⑪ Chain Gang Blues

 

⑫ How Long, How Long Blues

 

⑬ Bo Weavil Blues

 

⑭ Busy Bootin'

 

⑮ Let Your Money Talk

 

⑯ Policy Wheel Blues

 

⑰ Stop, Look and Listen

 

⑱ Big Leg Mama (John Russel Blues)

 

⑲ I'll Be Up Someday

 

⑳ Red Beans and Rice

 

㉑ Set Down Gal

 

㉒ Bad Luck Blues

 

㉓ Rainy Night Blues

 

㉔ Paddlin' Madeline Blues

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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長距離ドライブ

平日だったので、交通量もさほど無いかと思いきや、どこもかしこも混んでいた。もっとも、桜の時期なのでたっぷり鑑賞できたのはせめてもの。特に山の緑の中に映えている桜は趣がある。
まずは、ゆめタウンの佐賀店へ。ここは広いので軽くウォーキング。その後は紀伊國屋書店で時間潰した。
お昼は小城市へ移動し、鯉料理。みずみずしい鯉のあらいに美味しいご飯と鯉こく。ついつい食べ過ぎたが、もたれないのがgood。
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腹ごしらえが終わったら、ゆめタウン久留米店へ。個人的お楽しみは、店内にあるタワーレコードだが、黒人音楽方面は一段と縮小されていた。以前の1/3ぐらいのスペースではないか。ブルースにいたっては10枚もない。まぁ、店の方針なんだろうからやむをえないのだろう。
帰りはケンタッキーを買って帰り、ビールのつまみも兼ねて疲労回復。ビールだけは裏切らない。

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忙しい休日

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今月働き過ぎたので、今日は休日をもらった。ただし、何かと忙しかった。


朝から娘を仕事場まで送る。その後ヨメさんと、新たに開通した阿蘇大橋まで行ってみた。底に川が流れるむき出しの岩壁にシャープな出で立ちで真新しく掛かっている。少し下まで降りられたり、展望所もあったり観光場所としても期待できそうだ。


 


 


先日義兄夫婦から、阿蘇にある「伝説の水ホルモン」というのを頂いた。まだ食してないが、見た目がとてもきれいなので、ヨメさんが友達にプレゼントしたいと言うので阿蘇まで来たついでにナビで探してみた。「お母さんのホルモン屋」という屋号。あまり長時間持ち歩かないでくださいと店主が言うので、自宅方面へUターン。お友達にも途中まで出向いてもらい無事渡せた。


 


 


お昼は彩炉のハンバーグランチにした。ヨメさんはプルコギランチ。サラダバー付きなので満腹満腹。


 


 


もう一つ仕事があった。娘が定期券を落としていたのが警察署に届いているものの、平日16時までしか受け取れないとの事。娘の仕事はとても終わらない。警察署に電話で聞いたら、家族の証明ができるか、委任状が必要だそう。委任状はホームページから印刷できますと言うので帰宅し、委任状作成して受け取りに行く。


夕飯は、娘が「くら寿司」で使えるクーポンを持っているので迎えに行くことに。時間が空くのでブックオフに寄ったが特に収穫も無し。ランチの影響もあり、くら寿司もそこそこに。それにしても3人で300円ちょっとの手出しで終わる。


お腹はいっぱいだが、風呂上がりのビールは美味かった。


 


 


♪おまけの一曲は「阿蘇に架ける橋」・・・あれ?何か変だな。


Aretha Franklin - Bridge Over Troubled Water


 


 

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コールとレスポンス

黒人音楽の魅力を上げれば色々あるが、「コール&レスポンス」の乗りと迫力もその一つだ。黒人教会での説教師と会衆や、ワーク・ソングにおけるリーダーと労働者の関係まで話を持っていかなくても、ライブ盤などで、ミュージシャンの盛り上げに対する観客の反応を体験すれば、解っていただけると思う。


 


「コール&レスポンス」、平たく言えば「呼びかけと応答」は、一般的なコミュニケーションを考える際にもポイントとなる。自分の発言に的確な反応を返された場合や、他者の発言に反応を返せた場合、互いに温かい思いが流れる。


 


私自身を考えた場合、コールよりもレスポンスが得意だ。文章で思いを表現するのは好きなのだが、喋りは苦手だ。会話の後後悔する事は多いし、事前に考えていた事をきちんと喋れた事があまり無い。一方、相手の話をまとめる能力はそこそこあるんじゃないかと自負している。聞き上手と言われた事もある。


 


ゲッターズ飯田さんの占いによれば、私は「銀のカメレオン座」だそうで、この星は真似をするのが得意らしい。真似というか感情移入は結構出来る方だと思っている。


 


さて、「コール派」と「レスポンス派」という区分けは可能なのか?


 


両方こなす人も確かにいる。しかし、結構どちらかが強めの人が多い気がする。悪い方向にいくと、コール強めの人は「強引」、レスポンス強めの人は「優柔不断」とみなされる恐れもある。結局は、相手の事を思って自己表現するというバランス感覚が問われるのだ。


 


「コール派」「レスポンス派」あなたはどっち?


 

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