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自分の言葉

会話にしろ文章にしろ、説得力のある人は「自分の言葉」を持っている。他人に伝えたい事を、先ず伝える側が理解しないと「説得」「説明」が出来ない。理解した事を伝える場合、自分の言葉でないと真実味や真剣味が伝わらないという事だろう。

最も感心するパターンは、専門的な事柄を素人に説明できる事。以前、イチローのバッティング理論を聞いて、自分も打てそうな気になったのを覚えている。理論と実践のギャップはあれど、素人にも伝わる確固たる理論やポリシーを持っている人は、結局、実績に繋がる仕事をしている人だと思う。

面白い、というかキーポイントになるのは、自分の言葉とはいえ、それは無数の「他人の言葉」から成り立っている事だろう。他人の言葉に真剣に向き合う事が自分の言葉を創り出す。他人と自分をフィードバックさせるのは、けっこう人間の営み全てに共通する理屈のような気もする。

↑この文章自体が「自分の言葉」になっているかどうか、書いた本人は今一つ分からないのも、人間らしい部分だ。イチローだって、自分を完璧だとは思ってないはず。

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