インテリジェント・モンスター
●昨年末車を買った。CVT車というヤツで、インテリジェント・キーを始めいろいろ便利な機能が付いている。ナビ兼TV兼カーステも中々だ。音楽機能は、CDを差し込めば内蔵HDDに5分足らずで落としてくれる。一枚当たり約60分の計算で240枚ぐらい入るらしい。音質を落とせばもっと入る。但しWMPなんかと一緒でデータが出てこない場合がある。それも、どういう基準なのかサザン・ソウルのコンピが出てくるのにジェニファー・ハドソンが「NO ARTIST」で表示されたりする。今20枚も入れてないが「不明」が多い。これが50枚ぐらいになると完全に分からなくなるんじゃないかと思う。自分で入力すればアーティスト名は表示できるのだが、面倒くさがりの私がやる訳がない。なるべくレコード棚の端っこから順番に入れてるが、その内同じヤツを入れたりする気もする。アレを聴きたいと思ってもすぐには選べないだろう。便利を追求し過ぎて多機能になると、逆に不便になったりする悲しい例ではないか・・・。
![1068531393_254s 1068531393_254s](http://hajibura-se.cocolog-nifty.com/blog/images/2009/04/04/1068531393_254s.jpg)
●稲垣武著『朝日新聞血風録』を読んだ。元朝日新聞社の記者や週刊朝日のデスクを務めてきた人である。ジャーナリストが「会社員」になるといかに骨を抜かれ、社の意向に沿う記事しか書けなくなるかという話だ。問題は「社の意向」の内容だ。いや、報道機関なんだから「社の意向」があったらそもそもおかしい。親ソ・親中、反米が基本らしいがそんな「意向」を持ってては事実を事実通りに伝えられるわけがない。一番腹が立って暗澹としたのは「戦争礼賛」の立場。戦争前には軍部が推進派、政府が慎重派だったらしいが、朝日始めマスコミが殆ど推進派の立場に立ったため、日本は誤った道を進み始めた面があるらしい。大衆への情報操作だ。
大体において新聞に限らずマスコミは「大衆が知りたがっている」というのを錦の御旗にして実は勝手に「大衆が知りたがっている」ことを設定している。大衆にしてみれば、シッカリしとかないと自分が知りたがっていることさえ分からなくなる。物事には裏があるという意識を持つこと、色んな考え方を知ること、信用できる知識人を持つこと・・・強大な力に飲み込まれないためには自分なりの工夫が必要である。
http:// www.ama zon.co. jp/%E6% 9C%9D%E 6%97%A5 %E6%96% B0%E8%8 1%9E%E8 %A1%80% E9%A2%A 8%E9%8C %B2-%E6 %96%87% E6%98%A 5%E6%96 %87%E5% BA%AB-% E7%A8%B 2%E5%9E %A3-%E6 %AD%A6/ dp/4167 365030
大体において新聞に限らずマスコミは「大衆が知りたがっている」というのを錦の御旗にして実は勝手に「大衆が知りたがっている」ことを設定している。大衆にしてみれば、シッカリしとかないと自分が知りたがっていることさえ分からなくなる。物事には裏があるという意識を持つこと、色んな考え方を知ること、信用できる知識人を持つこと・・・強大な力に飲み込まれないためには自分なりの工夫が必要である。
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●「インテリジェント・モンスター」というタイトルで、私ぐらいの年齢でプロレスを観ていた人はブルーザー・ブロディーというレスラーを連想したと思う。この人はカッコ好かった。かつての日本のプロレス界において、外人レスラーは日本人レスラーの引き立て役でしかなかった。ブロディーの少し前辺りから外国人のレスラーも純粋に人気を集め、彼やスタン・ハンセンやハルク・ホーガン辺りはむしろ日本人以上に人気が有ったぐらいだ。ブロディーは闘いっ振りは野獣の如く、発言はクレバーな人だった。プロレスは演出性の高い格闘技だが、それを敢えて否定せず、自らの闘いの中で「演出」してみせた。私はプロレスがイカサマだろうが演技だろうが全く構わない。それが素晴らしい演技なら、喜んで騙される。もっともらしいインテリ面よりよっぽどマシだ。
http:// ja.wiki pedia.o rg/wiki /%E3%83 %96%E3% 83%AB%E 3%83%BC %E3%82% B6%E3%8 3%BC%E3 %83%BB% E3%83%9 6%E3%83 %AD%E3% 83%87%E 3%82%A3
http:// jp.yout ube.com /watch? v=kYKrd U5mg40
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●知識人らしさとは何だろう。私が考える理想的知識人は「自分の考えを固めるために他人の考えを知る」人だ。テーマに関して徹底した地道なリサーチを重ね、事実を拾い上げ自分の結論に至る。自分が文章が好きなせいか、弁の立つ人より優れた本を書く人の方にシンパシーを感じる。
『東京裁判』についての書評を最近読んだ。著者は生涯のテーマのように「東京裁判」に拘っている人らしい。今回もかなりの量のリサーチが根底にある労作らしい。私自身東京裁判に興味があるわけでもないが、こういう本は読みたくなる。きっと「東京裁判」を通して一人の人間の思想や思いがビンビンと伝わってくるような気がする。学生時代、中途半端に頭の良いヤツほど自慢をしたがった。本当のインテリは、学歴や性別など下らないレッテルには拘らず、極めて人間的な考えの持ち主だと思う。伝えたい事が相手に伝わる喜びを求めているのではないかと思う。
http:// shop.ko dansha. jp/bc2_ bc/sear ch_view .jsp?b= 2879247
『東京裁判』についての書評を最近読んだ。著者は生涯のテーマのように「東京裁判」に拘っている人らしい。今回もかなりの量のリサーチが根底にある労作らしい。私自身東京裁判に興味があるわけでもないが、こういう本は読みたくなる。きっと「東京裁判」を通して一人の人間の思想や思いがビンビンと伝わってくるような気がする。学生時代、中途半端に頭の良いヤツほど自慢をしたがった。本当のインテリは、学歴や性別など下らないレッテルには拘らず、極めて人間的な考えの持ち主だと思う。伝えたい事が相手に伝わる喜びを求めているのではないかと思う。
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