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アイク・ターナーという音楽家、そして男

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http://www.youtube.com/watch?v=4KkMSkmx7sM&feature=related

アイク・ターナーは、後にアイク&ティナとして活躍した際はギタリストとして有名ですが、キングス・オブ・リズムではキーボード担当でした。

ボーカルは、彼と、サックス奏者のジャッキー・ブレンストンがやってましたが、サム・フィリップスの耳は満足出来なかったようです。

「ロケット88」は、ジャッキー・ブレンストン名義の物も有り、かつて<Pヴァイン>でLPが出され、私も持っていました。恥ずかしながらこのLPにキングス・オブ・リズムがフィーチャーされているかどうかは記憶に有りません。

アイク・ターナーに話を戻します。彼の場合何といってもアイク&ティナが有名です。

そこでの彼はティナの引き立て役に撤し、エネルギッシュに歌うティナの後ろで、痒い所に手が届くギターをキュンキュンと弾いている姿が印象的です。

アイク・ターナーは、プロデューサー的手腕に長けた人物と言えるでしょう・・・若くして大所帯バンドを引っ張っていた実力もさる事ながら、ティナ・ターナーの生かし方にも現われていると思います。

ティナ・ターナーは、朗々と歌う様なタイプではなく、ハスキー・ボイスを振り絞って歌います。
女性の方には申し訳ないですが、この手の声はどうしても「あえぎ声」「悶え声」を連想してしまいます。

ティナは顔の作りも派手で、スタイルも肉感的だったので、自ずと「エロ路線」に向かう事になります。レコードでは分かりませんが、ライブ映像を観て頂くと、納得行かれるかと思います。

黒人音楽には「ボーディー感覚」(卑猥感)を開放的に表現する伝統も有り、アイク&ティナもその伝統に則ったエンターテイナーだったと思います。

しかし、ティナ・ターナーはそれが嫌だったようですね。加えて私生活でも、アイク・ターナーの暴力癖に耐えかねて、夫婦生活に亀裂が走りました。

ティナ・ターナーはソロ活動で名を成しましたが、アイクは片翼を失った鳥の様に、凋落の一途を辿りました。

私はソロのティナも嫌いじゃ無いですが、アイク&ティナでの、汗をしどろにかきながら、リズムに合わせて腰を振り、マイクにしがみ付いて、アクメ的ボーカルを(アイクのギターに合わせながら)聴かせる彼女が好きでした。

それは性的リビドーを高めるというより、黒人音楽の素晴らしさ・大衆性を伝えるパフォーマンスでした。

それにしても、アイク・ターナーという男、自分自身のプロデュースは出来なかったようです。

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