無・情の世界
深海の様に底知れぬ知性を感じる美輪明宏さんが、仰ってました・・・「キレる」のは、自分が言いたい事を表現する言葉を持たないからだ、言葉を増やすには読書が不可欠。
あるテレビ番組で、若い男女が別れ話をする場面が有ったんですが、全く会話が成り立っておらず、結局「訳分かんない」とか「私の気持ちはどうなるの」しか言ってない感じで、ただ喧嘩腰の姿勢が伝わるだけ・・・しかも妙に無機的な不気味さを感じました。
喧嘩腰と言っても、興奮して怒りをぶつけるといった展開も無く、ただ相手の事を「バカにしている」(しかも消極的に)感じが伝わるだけで、たとえ若い人が観たとしても「訳分かんない」話じゃないのかなと思いました。
ここまで書いて虚しくなった。彼等は今後社会で揉まれて口の聞き方、感情の伝え方を覚えるかも知れないし、所詮採り上げてもどうなるものでも無いような気がしました。
ただ、若い人に限らず「人の気持ちが分からない人」が増えてるのは悲しい現実です。社会全体に余裕が無いし、読書の比重が少なくなったのも一因では有るでしょう・・・。
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