【試聴記】ローラ・イジボア『レット・ザ・トゥルース・ビー・トールド(素顔のローラ)』
アイルランド出身の新進女性シンガー・ソングライター。<アトランティック>発。
ブラックミュージックというよりは、ポップス感覚の方を強く感じますが、前半は黒いです。
1stシングルの1曲目が、彼女の中のアップ~ミディアムテンポの「基本型」でしょう。タイトなドラムに絡んで漂うギター、キレの有るホーンセクションや流れるようなオルガン等、随所にメンフィスの薫りを感じます。しかもそれらを強く表面に出していないのが、却って功を奏しているようです。
5曲目もヒップホップに近いのですが、完全には染まっていない所が正解だと思います。ボーナストラックが、この曲のDJプレミアのリミックスとの事で、どう変化しているのか聴いてみたい感じです(試聴出来ませんでした)。
その後の中盤からバラードが入るんですが、「暗め」とまではいかないものの落ち着いた感じになります。後半に進むにつれて、バラードの「美メロ」が目立ち始め、これはこれで悪くないです。
総括しますと、黒人音楽ファンの私としては、前半のテンポの好い曲が気に入りました。後半の、メロディーが際立つバラード群は、私的には多分聴き飽きるんじゃないかなと思う次第です。
もちろんこれは個人的意見であって、ローラの才能を否定的に見ている訳ではありません。何より素晴らしいのは「自分らしさ」をシッカリと持っている点。なので、さまざまなジャンルの音楽を「味付け」程度に取り入れる事が出来る人だと思います。
最後にヴォーカルですが、最近のネオソウル系によく聴かれる、ビリー・ホリデイみたいに語尾をこねくり回す歌い口が彼女にも聴かれます。しかし、“自然形”なのでサマになってます。
買って損はないアルバム。
http://www.wmg.jp/lauraizibor/
http://www.lauraizibor.com/
http://www.youtube.com/watch?v=nPGRMMn90bo
http://www.youtube.com/watch?v=8GQV1maw1zw
ブラックミュージックというよりは、ポップス感覚の方を強く感じますが、前半は黒いです。
1stシングルの1曲目が、彼女の中のアップ~ミディアムテンポの「基本型」でしょう。タイトなドラムに絡んで漂うギター、キレの有るホーンセクションや流れるようなオルガン等、随所にメンフィスの薫りを感じます。しかもそれらを強く表面に出していないのが、却って功を奏しているようです。
5曲目もヒップホップに近いのですが、完全には染まっていない所が正解だと思います。ボーナストラックが、この曲のDJプレミアのリミックスとの事で、どう変化しているのか聴いてみたい感じです(試聴出来ませんでした)。
その後の中盤からバラードが入るんですが、「暗め」とまではいかないものの落ち着いた感じになります。後半に進むにつれて、バラードの「美メロ」が目立ち始め、これはこれで悪くないです。
総括しますと、黒人音楽ファンの私としては、前半のテンポの好い曲が気に入りました。後半の、メロディーが際立つバラード群は、私的には多分聴き飽きるんじゃないかなと思う次第です。
もちろんこれは個人的意見であって、ローラの才能を否定的に見ている訳ではありません。何より素晴らしいのは「自分らしさ」をシッカリと持っている点。なので、さまざまなジャンルの音楽を「味付け」程度に取り入れる事が出来る人だと思います。
最後にヴォーカルですが、最近のネオソウル系によく聴かれる、ビリー・ホリデイみたいに語尾をこねくり回す歌い口が彼女にも聴かれます。しかし、“自然形”なのでサマになってます。
買って損はないアルバム。
http://www.wmg.jp/lauraizibor/
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