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2010年1月

気持ちを前向きにする2つの方法

1月31日(日)晴れ。

●昨日ショッピングセンター内のツタヤで筑摩書房が出している文庫版の坂口安吾アンソロジーと家田荘子著『聖地へ』、本日ブックオフで泉鏡花著『高野聖』購入。昨日福田和也著『最も危険な名作案内』読み終える。

●CMで見たけど、普段歩く時に、腕を体側より後ろに振るのを意識すると、姿勢が良くなりスタスタと歩けるらしい。実際やってみると、たしかに歩行に勢いが付く感じがする。何事も、変化というのはほんの少しで良かったりする。

●音楽好きな人は鼻歌が出たり、脳内鼻歌を楽しんだりする事があるだろう(以下面倒臭いので鼻歌に統一)。どちらかというと気分が高揚した時に出るはず。私も同様で、大抵ファンキーな曲を思い付く。JBやPファンクの延々と続くリフとかで、気分を乗せる。ここ数日は、ブラック系ではないが、ユーチューブで曲探しをしている際懐かしのゾーンに入り込んで思わず聴いたものを反芻している。ワイルド・チェリー「プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック」ボズ・スキャッグス「ロウダウン」イアン・デューリー「ヒット・ミー・ウィズ・ユア・リズムスティック」など。後、時々ポール・マッカートニーの曲が思い浮かぶ。ブラック系の曲の場合はフレーズやシンガー特有の歌い回しみたいなものを鼻歌化する事が多いが、ポールの場合は最初から最後まで鼻歌となる。もし世の中に「鼻歌師」という職業が有ったら、多分ポールは最高級のマエストロだろう。

●本日の読書・・・鷲田小彌太『日本を創った思想家たち』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=Eq_IWx0ia3g

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コンプレックス

1月28日(木)未明雨。通勤時は曇り。のち一時晴れ。

●ヨメさんの診断結果が出た。3月10日に入院。予定は18日間で、早ければ2週間で退院も有り得るらしい。先生の話では治りやすいタイプの肝炎との事。入院治療が終わっても完治までには時間が掛かるだろうが、先が見えてきた感じで少し落ち着いた。

●「コンプレックス」は、通常劣等感という意味で使われるが、「複雑な感情」の意味も有ったように記憶していた。辞書を引いてみた。complexの項には心理学用語とは別に形容詞として【複雑な、こみいった】と書いてある。コンプレックスで調べたら劣等感と並んで【感情的経験の記憶】との事。コンプレックスって否定的な言葉に捉えられがちだけど、人間の心持ちとしては、複雑だったり「感情的経験の記憶」を確実に持っていた方が深みが有るのではないか。劣等感にしろパワーになるし。コンプレックスは人間的豊かさの証明だと思う。

●本日の読書・・・福田和也著『最も危険な名作案内』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=Ki5ireDrWEk

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皮算用

1月27日(水)晴れのち曇り。本日も、朝晩と日中の気温差が激しい。

●去年実施された、会社の昇級試験の成績が発表された(筆記のみ。これに色々プラスされる)。ジャンルが3つ有り、基本的にバランス良く取らなければならず、いつも差が出ていた。しかし今回は同じような点数が並んだ。絶対に落としてはいけない問題も有るし、筆記だけで全てが決まる訳でもないが、せめてドキドキ気分だけでも味わう事にしよう。

●本日の読書・・・福田和也著『最も危険な名作案内』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=NNEgUPKxk7A

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1月26日(火)晴れ。朝方は布団の中に居る時から寒かった。日が照り出すと暖かい。

●今年から日本気象協会は桜の開花予想を出さないらしい。各民間会社が独自に出すので日にちがバラバラになる可能性有り。今日、早くも発表されている。熊本は3月23日。全国で最も早いそう(複数の県が同日)。

http://www.weathermap.co.jp/sakura/

●世の中は受験シーズンに突入。我々の頃とはシステムが様変わりしているが、吉報を祈る気持ちのドキドキは変わらないだろう。合格を「サクラサク」、不合格を「サクラチル」と表現したのは誰だろう。満開の華やかさと散り際の物哀しさが、受験にまつわる人間ドラマにシンクロしている。短い期間を、日頃感じない胸騒ぎと共に過ごす感覚も共通している。光る言葉は消滅しない。

●本日の読書・・・福田和也著『最も危険な名作案内』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=H2XCgcxsvTg

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鮮度が勝負

1月25日(月)雨のち曇り一時晴れ。雨だけど寒かった。

●JAの植木まつりが始まった。毎年大津町特産の唐芋「ほりだしくん」を買い求めている。ちょっと前に別の芋を買ったけど、濃厚さが足りない。

●この間の土曜日は、ヨメさんのお友達宅に行き、新鮮な魚を頂く。土曜は鯖の刺身、日曜はブリ大根を食す。魚臭さなど微塵もない新しさ。旨かった。

●本日の読書・・・福田和也著『最も危険な名作案内』。誰にでも「同情」や「共感」をする人は「友情」と「愛情」に恵まれない。これはちょっと深いなあ。「友情」や「愛情」を先ず根底に持てということだろう。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=qeyTuJjCtvw

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のんびりの連休

1月24日(日)晴れ。昨日今日と寒かった。

●ヨメさんの甥っ子の娘さんがまもなく2歳の誕生日。ウチの娘が自分の小遣いからオモチャを買って上げた。アンパンマンの電話で、ボタンを押すと、いないいないバーをしたり音が鳴ったりする。昨日渡しに行く。しかし楽しんだのはほんのひと時。2歳児の気紛れは容赦ない。

●トニ・モリソン著『ソロモンの歌』(ハヤカワ・ノヴェルズ文庫)と鈴木大拙著『禅とは何か』(角川ソフィア文庫)を購入。海野弘著『陰謀の世界史』読み終える。鷲田小彌太著『日本を創った思想家たち』読み始める。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=z-Bg1tTgxZ8

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希望

1月22日(金)晴れ。好天。

●昨日図書カード3000円分届く。某サイトでポイントを溜めていたもの。ここは中々増えなかったので5、6年掛かってる。

●ウチの会社の、グループ会社から色々な商品を割引価格で斡旋してくる(メールが届く)。書籍とかゴルフクラブとかアミューズメントパークや映画のチケットとか種々に渡っている。しかし、音楽関連の物はこれまで無かったような気がする。先日マイケル・ジャクソンのDVD『ディス・イズ・イット』の斡旋が来ていた。こういう所でも取り上げるとは、やはり大きな社会現象なのだろう。凄いとは思うが、なぜか物哀しさも付きまとう。

●広島市長がオバマ大統領に会う機会が有り、広島来訪を願い出たら好感触だったとか。しかし、アメリカの一部団体の考えだったか「大統領が被爆地を訪問する事は原爆使用の正当性を否定する事になる」という意見が有るらしい。なんという浅はかさ。つまらない見栄。果たして原爆に正当性が有ったのかどうかは一言で断定出来ない面はあるかも知れない。しかし、正当性を主張しながらも、後世にまで爪跡を残す悲劇をもたらした事実を謝罪する事は出来ると思う。少なくとも悲劇の内容を目の当たりにしてほしい。チェンジを標榜するアメリカ大統領として、ノーベル平和賞受賞者として、是非とも英断を望む。

●本日の読書・・・福田和也著『最も危険な名作案内』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=lLrGuhu6eRk

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自分の真実を失う時

1月21日(木)雨のち曇り。午前中は薄暗かった。

●明日はショートケーキの日だそう。なぜか?カレンダーを見ると22日の一週間前(22日の上)が15日、つまり15=イチゴが上に乗っているからとの事。よく思いついたなあ、偉い偉い。

●本日の読書・・・福田和也著『最も危険な名作案内』。冒頭に哲学者へーゲルの言葉。「経験とは自分の真実を失う事である」。どんな人でも自分という人間に対して或る程度評価を下している(良かれ悪しかれ)。その評価が揺らぐ体験をした時、新しい自分を発見し“成長”する。経験を積み重ねて“成長”を続ければ“成熟”の時を迎える。本書は読み手の成熟度を問う一冊でもある。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=wsCnNzuZFU4

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飾りじゃないのよアナタは

1月20日(水)曇りのち小雨。朝から寒くない。

●鳩山総理も、就任以来さまざまな問題に晒されている。その度に発言はしているが、正直考えが定まっていないような気がする。どのような組織でもリーダーに求められるのは実行力だと思う。組織の構成員と調整するのは勿論だが、最後まで反対する人間がいたとしても、目標達成の為と思うなら前進しなければならない。そして一度動いたら構成員は従わなければならない。政治の世界はそんな単純じゃないよという考え方もあるだろう。しかし、色々な根回しをしながらも自分の志に沿って舵を取る事は出来ると思う。大阪府知事の橋下さんが就任後真っ先に取り組んだのは、知事の報酬を下げた事らしい。パフォーマンスと見る向きもあるだろう。しかし「実行」する事で、彼の志は府民に伝わったのではないだろうか?伝わらなければ判断の仕様もないのだ。

●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』あとがきまで読み終える。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=9Ve_W7lFsZk

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こういう感じです

1月19日(火)晴れ。昼間は3月中旬~下旬の天気だったらしい。

●ヨメさんは来週木曜日に精密検査。結果次第で治療方針が決まる。これまで1ヶ月以上服薬を続け、数値は下がったとの事。慢性の病気なので完治するのに時間は必要だが、少なくとも重症ではないようだ。本人も一時期に比べ気持ちが前向きになっている。それよりも(私が移したらしい)咳を止める方に懸命。

●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』。本編は読了。満州引き揚げの苦労がそう簡単に伝わるものではないが、戦争を発端にした悲痛な体験が実際に日本で有ったのだという事は忘れてはならないとつくづく思う。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=eOJfS0ciqIM

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ワカッテクダサイ

1月18日(月)晴れ。朝方寒かったが日中は小春日和。

●余計なお世話にならない程度に他人を手助けするのは難しい。また、気を遣っているつもりでも伝わらない場合もある。しかし、通常は相手が“修正”して善意を受け止めてくれるし、伝わらなかった場合でも結果オーライなら納得できる。こういう「意を汲む」姿勢が近年薄れているような気がする。対人関係のパターンが少ない(或いは敢えて増やさない)のも理由の一つではないだろうか?年齢の上下、同性異性、苦手な奴気の合う奴・・・多くのタイプの人間を知る事で、多くの意を汲めるようになり、意が伝わらなかった時もヒューマンに対応できると思う。

Photo
●浅川マキさんが亡くなられた。享年67歳。一度だけライブハウスで観た事がある。ものすごい存在感だった。訥々と喋り、深みの有る声を響かせる。だからと言って息が詰まるような空間ではない。ユーモアさえ感じる。ほのぼのした安らげる空間なのだ。つつしんでご冥福をお祈りします。合掌。

http://www.youtube.com/watch?v=fOP35aV0qFc

http://www.youtube.com/watch?v=9e-mInaBkFQ

http://www.youtube.com/watch?v=zZAplWyW_Oc

http://www.youtube.com/watch?v=zyjdpYrSWQE

http://www.youtube.com/watch?v=YuSnZCj7dwI

http://www.youtube.com/watch?v=au7bytVy3h4

●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』。

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【追悼】テディー・ペンダーグラス

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フィラデルフィア・ソウルの象徴的存在の一人、最後のハード・シャウターともいえるテディー・ペンダーグラスが亡くなりました。むせ返るような男のセクシーさの中に、ソウル・ミュージックに不可欠の切ない感覚を溶かし込んだ歴史に残る歌手でした。

http://www.bounce.com/news/daily.php/21502

1月13日、結腸がんの手術に伴う合併症のため亡くなったそうです。享年59歳。彼は昨年に手術を受けましたが、その後体調が回復することはなく、そのまま入院先であるフィラデルフィアの病院にて息を引き取ったとの事です。

足跡を。南カロライナ州のKingstreeという街に生まれた彼は、父親の死を機にフィラデルフィアに移住。キャリアの始まりはドゥーワップ時代から存在するキャディラックスのドラマーとして。ヴォーカリストとして花咲くのは70年、ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツへの参加からです(<フィラデルフィア・インターナショナル>からのリリースは72年)。しかし途中で脱退。77年にソロアルバムをリリース。コーラスの妙味も聴かせるブルーノーツ時代からパワー全開のソロ時代で彼の評価は不動のものになります。

残念なのは82年の交通事故。下半身不随となります。しかし車椅子姿でシーンに復帰。2006年に引退を発表するまで精力的に音楽活動を続けていました。85年にはまだ無名だったホイットニー・ヒューストンのデビュー・アルバムに参加。同じ年フィリーで行われた「ライブ・エイド」に参加。この時私は初めて車椅子の彼を観たような気がします。96年ステファニー・ミルズとゴスペル・ミュージカル。98年自伝の出版。そして2006年に引退を表明しています。

熱いパワーが第一の歌手にとって、座ったまま歌うというのは正直言って実力が発揮できない状態だと思います。 しかしスピリット漂う彼の歌はテクニックを超えて心に伝わるものが有りました。ブルーノーツ時代とソロ時代と分けて考えがちですが、彼にとってコーラス・グループからソロに移った事で、深みが加わったんじゃないかと思います。パワフルなシンガーとはいえ冒頭に書いたように切なさに身悶える感覚も携えているのが彼の魅力だし、セクシーなシンガーといわれる由縁だと思います。もっとも優れたソウルシンガーはバリトンにしろファルセットにしろ、一面だけでは捉えきれない万華鏡のような多面性・立体性を備えているものです。そこが解ると黒人音楽の魅力にハタと気付くと思います。感じ方が変わるんです。この歴史的な音楽は「雰囲気」だけではないのですよ。

http://teddypendergrass.com/

http://www.youtube.com/watch?v=zolWsJG551A

http://www.youtube.com/watch?v=rV9VuPkIIv4

http://www.youtube.com/watch?v=ZcAhCWEywss

http://www.youtube.com/watch?v=W7Ni7LGXW7g

http://www.youtube.com/watch?v=itUrjWNGnZQ

http://www.youtube.com/watch?v=iQBSoFTjU6s

http://www.youtube.com/watch?v=Ykp9QSY-feg

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自然

1月14日(木)晴れ一時雪。冷たい。

●仕事は今年に入ってから、割と楽な日が続いている。気持ちがコセコセしないからか、移動中でも周りの風景をゆったり眺める余裕がある。青い空や山の緑を堪能できている。この正月に、中国から初めて日本に来た方と席を同じくする機会があった。日本の空の青さに驚いたという。一慨に言えるものではないが、青空を見る事が普通になってしまうと、気持ちの変化も無くなるような気がする。テレビ朝日系の番組に『人生の楽園』というのがある。定年を迎えて、或いは脱サラして田舎暮らしをしている夫婦者を取り上げている。スローライフというやつ。私は根が不器用なので便利な道具が周りにないと生活する自信がない。CD屋も本屋も近くにないと淋しい。ただ番組に登場する人達が自然の中で活き活きと暮らしていらっしゃるのは観ている方も気持ちが安らぐ。気負わずに物事に対処する事を「自然に」というのはあまりに当り前な言葉だが、実は深いような気がする。自然は人間の為にいつまでも存在しなければならないものだと思う。人間が「自然に」振る舞う事を忘れたら、それは人間ではなくなる。

http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/

●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』。過酷の極み。死を目前にした人々が生き続けようと思う時、他者への思いやりより自己保存の意識が先立つ。しかしそれは全員が共有する意識だけに、恨んだり毒づいたりしながらも助け合う一団もいる。気持ちの奥で繋がっている。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=thYz-vgajW4

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積雪

1月13日(水)雪のち晴れ時々曇り。熊本市内でも7㎝の積雪。

●久しぶりに見たまとまった量の雪。何しろ熊本の観測史上5番目の量だそう。市内で7㎝は60数年ぶりとか。つまり私が生まれてから最高に積もった日となる。私は雪国で仕事をした経験があるので“今日が最高”の実感はない。北の国の方々が聞いたら苦笑しそうな話ではある。雪もぼんやり眺めていられるならともかく、仕事が有るので少々不安なのも事実。バスは混んだけど遅れる事もなく。事業所から車で出発したのは9時頃だったから渋滞も落ち着き、路面も雨天時と変わらないような状況だった。次第に雪景色を眺める余裕も出てきた。田んぼや法面等人が踏み入れないような箇所に一面に真っ白い雪が敷き詰められているのはさすがに美しい。被害が出ない程度の積雪ならたまには好いね。

●土曜日にブックオフで2冊購入していた。桑原武夫編著『日本の名著近代の思想』と鷲田小彌太著『常識で書く小論文』。

●各家庭毎に、食習慣の違いというか、同じ食材でも食べ方が違ったりする事がある。私は結婚して初めて餅を揚げて食べる方法を知った。醤油と大根おろしで頂く。即好きになった。一方ヨメさんは、我が実家の常識である納豆餅を知らなかった。定番の醤油海苔餅に納豆を包むスタイル。因みに納豆はトーストに乗せたりカレーに入れたりもしていた。ヨメさんはトーストまでは食べるが、カレーは試そうとしない。

●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』。満州引き揚げ者が、朝鮮半島内で足止めを食らい、底辺の暮らしを強いられている辛さも伝わるが、人間観察力と文章表現力の結果、人間の優しさ・冷酷さ・逞しさなどがヒシヒシと伝わる。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=vb5e3r3dg_A

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リピーター確保策

1月10日(日)曇り。寒くない。

●正月に買い物に行ったショッピングセンターで貰った福引券を引く。2回引いてハズレたが、Wチャンスと称し別の抽選券を貰う。当選番号は来週店内で発表。つまりまた来なさいよという話。昼食後ヨメ実家で車を洗いお茶を一服。昨日散髪もした。あれこれの具合も好くなってきたので、この連休で気分を変えたいところ。

●本日の読書・・・海野弘著『陰謀の世界史』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=Boh70YyGiQs

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2009年の読書メーター

2009年の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:6374ページ

■面白すぎる日記たち―逆説的日本語読本 (文春新書)
鴨下さんの構成力と本質を掴む力が日記の魅力をリアルに伝えてます。
読了日:12月26日 著者:鴨下 信一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4264647

■牢獄 (集英社文庫)
時代小説家の枠を超えたストーリーテラー。人間のカルマと人情味のミクスチャー。
読了日:12月04日 著者:柴田 錬三郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4049566

Ty

■考える人―口伝(オラクル)西洋哲学史 (中公文庫)
哲学を難しいと思うのは哲学者の思考についていこうとするからだろう。思考するのはあくまで自分自身でなければならない。哲学の知識を得ようとするのではなく、自分が哲学しなけりゃ意味ないね☆
読了日:11月21日 著者:池田 晶子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3883505

■レコード・コレクターズ 2009年 11月号 [雑誌]
70年代モータウン特集目当て。まあ、なんということはない。他の記事が面白かったりする。奥田英朗さんのコレクターズ紳士録とか。
読了日:10月31日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3592359

■チャップリン自伝―若き日々 (新潮文庫)
チヤップリン登場までの喜劇はドタバタのみに終始していた。チャップリンは可笑しみだけでなく哀しみを加えた。意図的というより少年時代の貧乏生活の中、母親が劇の一場を演じて見せたり、通りを歩く人々の人間観察をしてみせたりと、笑いと涙が混在していた毎日を送った事が彼の財産となっていた。非凡のクリエイターは自信を持って旧制を打破する。有名になってからの孤独感も彼の映画を観るよう。そうそう、この自伝自体がチャップリンの映画そのものなのだ。
読了日:10月23日 著者:チャップリン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3520845

■文章読本 (中公文庫)
マニュアル的な文章論に終始せず、文章を書くということのコアな意義から、日本人としてのアイデンティティーに繋がる部分まで論は広がる。現代の文章事情を丸谷氏がどう評するか知りたい。
読了日:10月09日 著者:丸谷 才一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3409174

Mah

■マルコムX自伝
マルコムは単なる過激な思想家ではない。彼の人生を丹念に綴ることで我々は、重要な人物を亡くしたことに気がつく。
読了日:10月04日 著者:マルコム・X,アレックス ヘイリィ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3409142

■一海知義著作集 10
繰り返しが多かった。人から(頼んでもないのに)借りた本でした。自分じゃ買わないね。
読了日:09月19日 著者:一海 知義
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3170646

■素顔のリーダー―ナポレオンから東条英機まで (文春文庫)
努力家もいる、名家のお坊っちゃんもいる、稀代の戦略家もいる、実直だけが持ち味の人もいる、コンプレックスの塊もいる・・・歴史的に著名なリーダーも追究すれば極めて人間的である。本書に続いて、各々の人物に関する書物を読みたくなる。
読了日:09月12日 著者:児島 襄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3094528

■昭和精神史 (文春文庫)
戦後の占領期までの日本人の「精神」について詳述。西欧文化との関わり方にも日本らしさが必要なんだとつくづく思う。ここで「日本人らしさ」が再確認、というより再発見できました。
読了日:09月05日 著者:桶谷 秀昭
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3019628

■挑発する知―愛国とナショナリズムを問う (ちくま文庫)
国民が自立しないと国家は自立しない。自立した国民が国家を「操縦」する必要がある。しかし、必要な情報の送り手であるマスメディアはジャーナリスト機関というより大企業。日本が目指すべきはEUをモデルとしたアジア・コミュニティーの中で主要な地位を占めること。そのためには盲目的対米従属は不可。ふう~色々考えちゃいました^^
読了日:06月24日 著者:姜 尚中,宮台 真司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2290959

Bio

■美の呪力 (新潮文庫)
緻密で大きな人。「芸術は爆発だ!」の言葉の真意がよく解る。
読了日:05月30日 著者:岡本 太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1991679

■座右のニーチェ (光文社新書 353)
ニーチェはたくましい。
読了日:05月10日 著者:齋藤孝
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1861497

■菊とバット―プロ野球にみるニッポンスタイル (1977年)
現代の野球界には当てはまらない部分が多い。昔の選手は可愛そうだ。外国人の日本魂ガイドにはなる。
読了日:05月08日 著者:ロバート・ホワイティング
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1861475

■欲望する脳 (集英社新書 418G)
現代社会の闇の部分に陥らないためには、人間の脳機能=本来備わっている人間力を意識すること
読了日:05月01日 著者:茂木 健一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1861486

■黒人の進む道 (1968年)
意外と読みやすい。キング牧師は幅が広い!
読了日:04月11日 著者:マーチン・ルーサー・キング
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1530819

■東京裁判 (講談社現代新書 1924)
見えにくいものを顕にしたものの、やはり複雑だった。でも複雑さを詳解したのは大功績
読了日:04月11日 著者:日暮 吉延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1530817

■スパイM―謀略の極限を生きた男 (文春文庫)
世の中知らないことが多すぎる。サスペンフルでヒューマニティーに溢れる。
読了日:02月01日 著者:小林 峻一,鈴木 隆一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1016861

■朝日新聞血風録 (文春文庫)
情報操作の闇
読了日:01月20日 著者:稲垣 武
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/887307

▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

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2009年12月の読書メーター

読んだ本の数:2冊
読んだページ数:456ページ
読んでた本の数:1冊
積読本の数:3冊
読みたい本の数:6冊

▼読んだ本
■面白すぎる日記たち―逆説的日本語読本 (文春新書)
鴨下さんの構成力と本質を掴む力が日記の魅力をリアルに伝えてます。
読了日:12月26日 著者:鴨下 信一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4264647

■牢獄 (集英社文庫)
時代小説家の枠を超えたストーリーテラー。人間のカルマと人情味のミクスチャー。
読了日:12月04日 著者:柴田 錬三郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4049566

▼積読本
■流れる星は生きている (中公文庫)
著者:藤原 てい
http://book.akahoshitakuya.com/b/412202126X

■人間通 (新潮選書)
著者:谷沢 永一
http://book.akahoshitakuya.com/b/4106004895

■面白すぎる日記たち―逆説的日本語読本 (文春新書)
著者:鴨下 信一
http://book.akahoshitakuya.com/b/4166600427

▼読みたい本
■暗室 (講談社文芸文庫)
著者:吉行 淳之介
http://book.akahoshitakuya.com/b/4061960172

■沈黙 (新潮文庫)
著者:遠藤 周作
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101123152

D8g
■珠玉 (文春文庫)
著者:開高 健
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167127113

■人とこの世界 (ちくま文庫 か 53-1)
著者:開高 健
http://book.akahoshitakuya.com/b/4480425934

Pea
■聖地へ (幻冬舎アウトロー文庫)
著者:家田 荘子
http://book.akahoshitakuya.com/b/4344414047

Sly
■スライ&ザ・ファミリーストーンの伝説 人生はサーカス (P-Vine Books)
著者:ジェフ・カリス
http://book.akahoshitakuya.com/b/4860203380


▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

http://book.akahoshitakuya.com/u/2741

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リローデッド

1月8日(金)晴れ。許せる寒さ。

●朝から咳をすると痰が切れる感じが有り、日中も飴を舐めたりうがいをしたりする事で、だいぶ喉の痛みも和らいできた。夕方になるとたまに小さく咳をするぐらい。実は、娘も昨日から喉が痛いと言い出し、話によれば友達もだという。それでいながら今夜は飲み会だそう。

●道路脇に、グレーチング板などで蓋がしてある箇所。たまに蒸気が立ち上っている。あれを見ると反射的に『タクシー・ドラバー』を想い出す。特に繁華街の賑わいの中でふと感じる淋しい空間に似合う。この感覚が一生消えないのかと思うと、映画のパワーも凄い。

●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=aOnAKAHKXuE

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見えないのか、見ないのか

1月7日(木)曇り後晴れ。昨日よりは寒くないかな。

●昨夜半、咳が止まらずしんどかった。えづくように連続して出てくる。あんまり咳をすると頭まで痛くなる。どうも万全な状態には中々ならない。今日は落ち着いてはいるが、喉、腰、頭と微妙に痛む。

●田んぼの中を走っている片側一車線の交差点(点滅信号)で、軽自動車が横倒し。前も後ろも側面もボコボコで、電柱にも衝突の跡。近くに一台カスリ傷の車。「事故が起きそうな無理をしない」という考えどころか、無理をしているとの認識自体がないのだろう。注意力の無い大人、思考力の無い大人、見栄だけ携え己の世界を生きている。

●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=5S5axJRt6Uo

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チェンジ

1月6日(水)曇り時々晴れ。木枯らしぴゅーぴゅー。

●昨日の日記に書いたNHKBSの音楽ドキュメント。昨夜は「ゴスペルからソウルへ」。サム・クックを中心に。人種を問わず共通する、明るく甘酸っぱいラブソングを、卓越した歌唱力とルックスで歌った彼は、スターダムへと上り詰めた。しかし、あからさまな人種差別が横行している時代、反対運動も盛んで、黒人と白人の間にはピリピリした空気が流れていた。ある時サムはボブ・ディランの「風に吹かれて」を聴く。虐げられ続ける者の悲哀の中で熟成される抵抗の意思。心有る白人からのメッセージに触発されたサムは、「風に吹かれて」をレパートリーにすると共に「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」を書く。

http://www.youtube.com/watch?v=uoa_fdE7Llk

●「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」 を聴いたボビー・ウーマックは不気味さを感じる。やがて撃ち殺されるサムの運命を見たのか?曲の中でサムは白人をブラザーと呼ぶ。だが“ブラザー”は彼の為に何もせずソッポを向く。人々の気持ちを浮き浮きさせるラブソングを歌っていた彼が、歌声を悲痛な訴えに変えていた。その、静かだが命懸けの迫力が、死の予感に繋がったのだろうか?

http://www.youtube.com/watch?v=JkWZjTPlQhc

●オバマ大統領のせいではないが「チェンジ」という言葉が安っぽく聞こえるようになってきた。鳩山首相が使うと最初は政権交代の「チェンジ」としてリキもこもっていた感じだったが、最近は発言がコロコロ変わる「チェンジ」のような気がしてならない。

●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』。

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エモーショナル

1月5日(火)曇り時々雪らしきもの雨らしきもの。

●腰の具合が良くなったら今度はノドがいがらっぽくて咳も出る。まったくもう。マスクをしておくと少し楽。

●NHKBS-1で昨夜黒人音楽関連のドキュメント番組(2005年英BBC制作)をやっていた。シリーズ物で、各章のタイトルを見やると、ソウル・ミュージック誕生前からヒップホップまで(後で調べたらメアリー・J・ブライジまで)のようだ。昨日の放送は終盤しか観てないが、レイ・チャールズやジェイムス・ブラウンを軸に語られていた。ソウルファンなら大方理解している流れだが、要領よく纏められている。たまにはこういう教科書的知識も必要かと思う。NHKBSはよく再放送をやるので今後も観る機会は有りそう。

http://www.nhk.or.jp/bs/bs1.html

●上の番組から。ジェイムス・ブラウンを見初めたラルフ・バスが「プリーズ・プリーズ・プリーズ」をリリースしようとした所レコード会社の社長は猛反対。「プリーズしか歌ってないような曲が売れるか!」だって。しかしこの発言は象徴的で、黒人音楽が音譜や歌詞以上に“感情”で創られている事に気付かせてくれる。プリーズの連呼でも曲が成り立つのだ。

http://www.youtube.com/watch?v=BKNCySAvY5Y

●またまた同じ番組から。レイ・チャールズの「ホワッド・アイ・セイ」はライブで時間が余った時にレイが即興で創ったとか。出だしの歌詞に「赤いドレスの女の子」が出てくる。実際にその場に居た様子。一緒に演奏していたジョー・ウォーカーが「赤いドレスを着てるってよく判ったな」と後で聞いたら「見えたのさ」という返事。インタビュアーにジョーが、「レイが見えたって言うんだから見えたんだろうよ」って、この発言も面白い。先に教科書的知識と書いたが、インタビューや当時の映像から伝わるフィーリングも重要だ。もちろん曲を聴いて自ら感じ取るのが一番。

http://www.youtube.com/watch?v=aULr3ouMEog

●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』。

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エンジョイ

1月4日(月)晴れ後曇りから雨。風強く寒い。仕事始め。

●あまり出だしの良くない新年ではあったが、仕事に入った事でペースが取り戻せたような気がする。

●正月2日と3日はスポーツ中継をよく観ていた。箱根駅伝も面白かったが、高校サッカーも熱中して観ていた。熊本県代表のルーテル学院が奮闘している。とにかくボールへの食らい付き方が尋常ではないぐらいしつこい。相手はかなり嫌だろう。しつこく、そして明るい。点を入れられたりシュートをし損なったりしても顔が暗くならない。彼らは勝ち負け以前にサッカーを楽しんでいるんだと思う。たとえ負けたとしても、悔しさはあるだろうが同等に充実感も残るはず。

●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=4oSR-lT-PEw

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あけましておめでとうございます

1月2日(土)晴れ。

●大晦日の夕食前に胃痛がして、今日の午前中ぐらいまで調子が悪かった。おまけに今日ショッピングセンターでビジネスシューズを試し履きしてたらバランスを崩し腰を捻ってしまった。大した事はないけれど新年早々乗りが悪い。まあ、最初に悪い事が起きておけば後は上り調子かな?

●福田和也著『もっとも危険な名作案内』を購入。

●今年はノンビリやっていこうと思う。元々ボーッとしているタイプの人間だが、それでもイラッとしたりする事がある。世の中のせいにするのも卑怯だが、対応のスピードや早いレスポンスを要求されたり、あら筋だけで物事を把握せよという薄っぺらさと焦燥感に満ちた世の中の動きが気持ちを荒くしていると思う。どれだけ大切な物に出会えるか、見落とさないかは、本人の気持ちのゆとりに懸かっていると思う。集中力にはゆとりが必要。バットを握る力が強すぎたら球に当たらない。

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