チェンジ
1月6日(水)曇り時々晴れ。木枯らしぴゅーぴゅー。
●昨日の日記に書いたNHKBSの音楽ドキュメント。昨夜は「ゴスペルからソウルへ」。サム・クックを中心に。人種を問わず共通する、明るく甘酸っぱいラブソングを、卓越した歌唱力とルックスで歌った彼は、スターダムへと上り詰めた。しかし、あからさまな人種差別が横行している時代、反対運動も盛んで、黒人と白人の間にはピリピリした空気が流れていた。ある時サムはボブ・ディランの「風に吹かれて」を聴く。虐げられ続ける者の悲哀の中で熟成される抵抗の意思。心有る白人からのメッセージに触発されたサムは、「風に吹かれて」をレパートリーにすると共に「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」を書く。
http://www.youtube.com/watch?v=uoa_fdE7Llk
●「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」 を聴いたボビー・ウーマックは不気味さを感じる。やがて撃ち殺されるサムの運命を見たのか?曲の中でサムは白人をブラザーと呼ぶ。だが“ブラザー”は彼の為に何もせずソッポを向く。人々の気持ちを浮き浮きさせるラブソングを歌っていた彼が、歌声を悲痛な訴えに変えていた。その、静かだが命懸けの迫力が、死の予感に繋がったのだろうか?
http://www.youtube.com/watch?v=JkWZjTPlQhc
●オバマ大統領のせいではないが「チェンジ」という言葉が安っぽく聞こえるようになってきた。鳩山首相が使うと最初は政権交代の「チェンジ」としてリキもこもっていた感じだったが、最近は発言がコロコロ変わる「チェンジ」のような気がしてならない。
●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』。
●昨日の日記に書いたNHKBSの音楽ドキュメント。昨夜は「ゴスペルからソウルへ」。サム・クックを中心に。人種を問わず共通する、明るく甘酸っぱいラブソングを、卓越した歌唱力とルックスで歌った彼は、スターダムへと上り詰めた。しかし、あからさまな人種差別が横行している時代、反対運動も盛んで、黒人と白人の間にはピリピリした空気が流れていた。ある時サムはボブ・ディランの「風に吹かれて」を聴く。虐げられ続ける者の悲哀の中で熟成される抵抗の意思。心有る白人からのメッセージに触発されたサムは、「風に吹かれて」をレパートリーにすると共に「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」を書く。
http://www.youtube.com/watch?v=uoa_fdE7Llk
●「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」 を聴いたボビー・ウーマックは不気味さを感じる。やがて撃ち殺されるサムの運命を見たのか?曲の中でサムは白人をブラザーと呼ぶ。だが“ブラザー”は彼の為に何もせずソッポを向く。人々の気持ちを浮き浮きさせるラブソングを歌っていた彼が、歌声を悲痛な訴えに変えていた。その、静かだが命懸けの迫力が、死の予感に繋がったのだろうか?
http://www.youtube.com/watch?v=JkWZjTPlQhc
●オバマ大統領のせいではないが「チェンジ」という言葉が安っぽく聞こえるようになってきた。鳩山首相が使うと最初は政権交代の「チェンジ」としてリキもこもっていた感じだったが、最近は発言がコロコロ変わる「チェンジ」のような気がしてならない。
●本日の読書・・・藤原てい著『流れる星は生きている』。
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コメント
今年もよろしくお願いします。
素晴らしい祝福がありますように!
昨晩、夫と、サム・クックの話をしたばかりでした。私もぜひ見てみたいです。
投稿: johnson | 2010年1月 7日 (木) 15時43分
こちらこそ宜しくお願いします。サムも当初はゴスペル界から白い目で見られるような部分もあったようですが、今となっては全ジャンル、全人種にわたってメモリアルな人ですね。
投稿: k.m.joe | 2010年1月 7日 (木) 19時10分