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素直になれたなら

2月4日(木)晴れ。寒い。

●鼻炎気味で、寒くなると鼻の調子が悪く、クシャミが出たりする。飴を舐めると少し楽。来週は暖かくなるそうで、具合も良くなるのでは?

●拝啓相撲協会殿。これ以上笑わせないで下さい。だんだん悲しくなってきます。

●本日の読書・・・家田荘子著『聖地へ』。センセーショナルなテーマを取り上げ話題を呼んだ人だけに、僧侶になったと聞くと極端な転身かと思うが、家田さんの中では自然な流れのようだ。もちろん、毎日を淡々と過ごして僧侶になったという話ではなく、深く自分自身と向き合う過程がそこには有る。幼い頃から霊が視えていた家田さん。親しかった霊を受け止め過ぎて心身に不調を来たす。行(ぎょう)に勤しむのを契機に、得度し在家出家(僧侶ではない)となる。昔、吉原の遊廓街に有った池の跡地に、関東大震災で命を落とした遊女たちや無縁仏の人たちのため神社が建てられている。家田さんがそこに足を踏み込むと多くの霊が現れる。但し皆大人しく、我先にではなく成仏を願っている。家田さんは毎月お経を上げ清掃などをしている。次第に霊の姿はもちろん、周囲に住む人たちの態度まで変わって行き、家田さん自身も霊の力に癒されることになる。文章では「供養している」ではなく「供養させていただいている」と表現されている。亡くなった人は「仏様」だからかも知れないが、何事も「させていただく」と言うと気持ちから変わるような気がする。本書とは関係ないが乱暴な言葉には「させていただく」は絶対付かない。「怒らせていただく」とか・・・。こういうのを言霊というのではないだろうか?ヤクザ社会や性風俗の女性たちをルポする事で人間の弱さや、素直さ、孤独を掬い取り表に出した家田さん。そうする事で彼女自身の人生観を構築(あるいは確認)していったのかも知れない。簡単に言えば対象に素直に向き合うこと。この姿勢は家田さんのアイデンティティーだろう。「供養させていただく」姿勢まで繋がっている。家田荘子という人物の半生は一本筋が通っている、従って僧侶になる選択は決して意外なものではないという事が解った。いや、解らせていただいた。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=JKCsZc37esU

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