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2010年3月

美しさと儚さと虚しさと

3月29日(月)晴れ。朝晩冷える。

●桜が観頃。たくさん並んでいても、一本だけでも風情がある。短い期間しか咲かないのと、花びらの淡い色合い、はらはらと散っていくさまなど、思わず愛でたくなる要素になるのだろう。もし、桜がもっと派手な色をしていたら、人々の受ける感慨も随分違うものになると思う。映画『ラスト・サムライ』で、渡辺謙演じる“殿”が戦場で死にゆく時。トム・クルーズに介錯してもらい、今生最後の映像として桜の花びらが散るさまを目に焼きつけながら「パーフェクト」と呟き息絶える。近代化の波に打ち捨てられた武士の魂が桜の美しさと儚さにリンクした印象深いシーンだった。

●テレビ番組は、1時間物を2本作るより2時間物を1本作った方が“エコ”らしい。後、ロケを少なくし、大物ゲストを呼ばないのも節約になるらしい。時間を長くして面白ければ良いんだけど、中には薄っぺらだったり、繰り返しや真似で終始するものもある。私が中年なのも一因だろうし、不況の所為もあるだろう。しかし、視聴者より節約が先んじるのは哀しい。一方、テレビをハイビジョンで観るようになってから、一番落ち着くのは、音楽物を別にして、自然や街の風景だ。ヴィヴィッドな映像が映えるからか、結構この手の番組が特にBSで多い。完全地デジ化になったら、節約の対象にならないか心配ではある。いや逆に、もしかしたら未来社会では人間が考えたバラエティーやドラマより、風景をただ映すだけの番組が主流になったりして。昔はこんなに桜が咲いてたんだなあ・・・と疑似的自然に嘆息するのか。これもまた虚し過ぎる。

http://www.youtube.com/watch?v=KQj3hfwZqGw

●本日の読書・・・デカルト著『方法序説・情念論』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=9TyzAAwJnIw

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試食試食試食

3月28日(日)晴れ。

●昨日の話。珍しくアチコチへドライブ。まず阿蘇ファームランドへ。久しく行ってなかったのでだいぶ感じが変わっている。ここでの楽しみの一つはあれこれ試食する事だが、以前より少なくなった感じ。スパとか子供を遊ばせる場所とかが増えた様子。道の駅大津に寄った後昼食。続いて道の駅旭志へ。JA菊池が開発した「えこめ牛」の試食をやっていた。軟らかくそこそこ美味かった。もう一軒寄った後一度帰宅し街中へ。たぶん熊本城周辺は人と車が多いだろうと、若干スカシて行ったつもりが街中全体が多かった。ヨメさんが買い物の間古本屋をうろつく。収穫はなし。それでも休日らしい休日だった。

●本日の読書・・・吉村昭著『下弦の月』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=d9IrutZsa3s

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不幸はトゲ、幸福は水

3月25日(木)雨のち曇り少し晴れ。

●人間、辛い経験は深く心に刻み込まれる。一生引き摺る事もある。片や楽しい時間は短い。しかし実際には、幸せな時間の方が多く流れているはず。そう感じられないのが人間の業か?水の旨さは判りにくい。トゲの痛みは強烈だ。

●トゲの痛みが直接的でないものもある。昨夜、テレビ番組『世界仰天ニュース』を観ていたら、100㎏超の女性が40㎏とか50㎏とか痩せた話をしていた。看護研修で忙しくなったり、好きな人が出来たり、理由は色々だが、いずれも生活に充実感を得て肥り過ぎた自分に“気付いた”のだ。好きな食べ物を好きなだけ食べる事は、一見幸せな状態のようだが、実はトゲである。悪魔的トゲだ。彼女たちは、この厄介なトゲ抜きに成功したのだ。

●本日の読書・・・デカルト著『方法序説・情念論』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=BbgogmR5q7U

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再びの始まり

月23日(火)雨。

●10日間の休みが終わり仕事開始。ヨメさんも早起きはどうかなと言ってたが、以前と変わらず起き出した。少しずつ日常が戻ってくる。

●あちらこちらで花咲く桜を見かけた。天気が悪いのが残念。やはり青空の下堪能したい。

●熊本市は、本日付けをもって周辺2町との合併が成され人口が約73万人となる。九州3番目の政令指定都市となるのがほぼ確実となった。具体的にどんな変化が訪れるか現時点では判らないが、生活の充実を実感できるような新生熊本市になったら良いけど。

●本日の読書・・・デカルト著『方法序説・情念論』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=cAQSZhazYk8

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暖春の収穫

中古屋でCD2枚、本一冊買いました。

Davi
●デイヴィッド・シー『サーチン・フォー・ラブ』・・・95年<JVC>。定評ある“ソウル”シンガー。シャウト抜群、ファルセット抜群、タメ抜群。テディー・ペンダーグラスとマーヴィン・ゲイの両方の要素を持っています。それじゃ完璧か?う~ん、カバー3曲を本家と比べると謎が解けます。アル・グリーンの曲、ルーサー・イングラムの曲、マーヴィン・ゲイの曲。「ディスタント・ラヴァー」はよく出来ているが後の2曲がシックリ来ない。本家と比べると絶対的なものが見えてこない感じです。一つにはバックの演奏に問題があるのでは?・・・結局超絶ヴォーカルに身を委ね、メタリックなギターやストリングス、カチッとしすぎる女性コーラス等を気にしなければ素晴らしいアルバムです。

http://www3.airnet.ne.jp/junco/Ali-j/discography/review/x...

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●ジョージ・ベンソン『ホワイル・ザ・シティー・スリープス』・・・86年<ワーナー>。磐石のコンテンポラリー・サウンド。しかし「黒人の好きな黒人音楽」ってこんな感じではなかろうか?これからの季節気持ち好さそうよ。

http://www.vh1.com/artists/az/benson_george_1/1383/album....

※残念ながら両方とも当アルバムに関する動画なし。何をかいわんや?

Ddd
●林芙美子『放浪記』・・・三部作を全て収録した「新版」。<新潮文庫>。とにかく面白い、というのを聞いたから。105円だったし。

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0256.html

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退院決定

3月19日(金)晴れ。好日。

●今日は一人だったので中古屋めぐり。昼過ぎぐらいにヨメさんから電話。退院が明日になったとの事。勝負早いなあ、なにしろまだ注射をしてない段階。数値の目安となる血液検査をやった時点でOKとの判断だったんだろう。まあ取りあえず良かった。ヨメさんの病気については、多くの方に情報を含むコメントを頂きありがとうございました。「日記」という形で書いていって良かったと思っています。しかし、話によれば二ヶ月後ぐらいに強烈なダルさが誰にでも訪れるらしい。家族の協力が必要との事。肝に命ず。髪の毛もある程度抜けるらしい。女性の髪の毛は元に戻るが男性はそのままらしい。私が罹ってなくて良かった。とまあ、病気に関して冗談の一つも出てくる状況である。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=ecNnsTIBzWA

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早春の収穫

先日、蔦屋書店→タワーレコード→ブックオフと徘徊し色々買ってきました。まとめてご紹介。

蔦屋で中古CD3枚。叩き売り状態。ケースの状態は悪いが音には問題なし。

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●ミリー・ジャクソン『ア・モーメント・プレジャー』・・・オリジナルは79年<スプリング>。私が買ったのは90年に出た日本盤<センチュリー>。ミリーの場合は、年代を通して音楽のタイプは微妙に変えても歌い口(語り口含む)が変わらないので間違いないです。

http://www.amazon.co.uk/Moments-Pleasure-Millie-Jackson/d...

http://www.youtube.com/watch?v=anhst1ffVJs

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●ミキ・ハワード『ラブ・コンフェッションズ』・・・87年<アトランティック>。これも日本盤。ニック・マルティネリやジェラルド・リヴァートらがプロデュース。ジェラルドはデュエットも。リヴァートの87年は「カサノヴァ」の年なのでまだ安定期という状態ではないですね。ライナーノーツに複数プロデューサーに対して懸念する人もいる、という話が出てきているのが面白い(筆者五十嵐正さんはそうではないと述べられている)。今や複数プロデューサーは常識なので時代は変わるんだなあと思った次第。それはともかく、ミキは高音主体だがソウルフルな女性。本盤のサウンドは時代的にもコンテンポラリーな感触なのだが、彼女のヴォーカルを堪能できるので満足。ジェラルドの方が、まだ汁が滴るような感じではないです。サイドだから遠慮気味?ミキの最近のアルバムもオールドファンに高評価でした。それにしても本盤は昔から好盤として上げられているのですが、YouTubeだいぶ探したけど動画は有りませんでした。

http://www.vh1.com/artists/az/howard_miki/49040/album.jhtml

●アリーヤ『アリーヤ』・・・何だかんだ言いながら生前発表の3枚を揃えてしまった。最近記事にしたので気になる人はそちらを。

http://hajibura-se.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/aaliyah...

続いてタワーレコード。残念なのはソウルのコンピ盤のコーナーが狭まった事。トレンド中心になるのはメガストアの宿命か?「メガ」なら範囲が広いのがホントじゃないかと思うが、この不況の時代にレコード屋に向かって言う言葉ではないですね。ユーザー側で考えていく問題でしょう。今回はとうとうまともな値段の物はジャヒームしか買わなかった。これはもちろんお店の批判ではないです。タワーレコード熊本店は店員さんの感じが良く、とちった場合もフォローを呼ぶタイミングとかソツがなくて、レコード屋以外の店舗と比べても好感が持てます。安らげる空間です。

●ジャヒーム『アナザー・ラウンド』・・・まあ、あまり最近の物に購買意欲が湧かないのも確か。YouTubeで聴いたりするのは構わないけどアルバム一枚買って付き合おうという気になるアーティストがそんなにいないです。しぜんリイシュー盤とにらめっこするケースが多くなります。過去記事を貼り付けておきます。

http://hajibura-se.cocolog-nifty.com/blog/jaheim/index.html

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●V.A.『ラリー・バンクス・ソウル・ファミリー・アルバム』・・・コーナーの縮小の恩恵は半額ワゴンに反映してくるのかな?それならそれで嬉しいけれど。という訳で半額ワゴンコーナーから2枚。<ケント・ソウル>というだけで間違いないです。64~69年の音源。ラリーの(最初の)奥さんだったベッシー・バンクス「ゴー・ナウ」はムーディー・ブルースが取り上げた曲。ウィングスもライブでやってたと思います。この曲がムーディー・ブルースを浮上させ、ベッシーの息の根を止めたとかいう話は泣けます。他、ラリー・バンクス一族が色んな形で登場。二番目の奥さんも!

http://www.acerecords.co.uk/content.php?page_id=59&re...

http://www.youtube.com/watch?v=nFKXpxkFqRc

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●ルーサー・イングラムのベスト盤。最近では<ケント>仕事の<ココ>シングル集二段構えが有名ですが、これはアメリカのリイシュー・レーベル?<エアライン>編集。CDでは一枚も持ってなかったし安かったしね。

http://www.vh1.com/artists/az/ingram_luther/2275916/album...

ブックオフで偶々<モータウン>関連の二枚。

Miracles
●スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ『ジ・アルティメット・コレクション』・・・本家<モータウン>が色んなアーティストの物を出している“アルティメット”シリーズの一枚です。これは98年のリイシュー。

http://www.amazon.co.jp/Ultimate-Collection-SMOKEY-ROBINS...

http://www.youtube.com/watch?v=3M1TvaWkC0w

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●タミー・テレル『ジ・エッセンシャル・コレクション』・・・タミーのソロ作も割りと好きです。これもCDでは持ってないので。01年<スペクトラム>編集。

http://www.vh1.com/artists/az/terrell_tammi/674198/album....

http://www.youtube.com/watch?v=2X569CLBB04

あとは中古本を4冊です。

●W.E.B.デュボイス著『黒人のたましい』(岩波文庫)

http://book.akahoshitakuya.com/b/400323331X

Ka
●小林秀雄著『考えるヒント』(文春文庫)

http://book.akahoshitakuya.com/b/4167107120

●谷崎潤一郎著『陰翳礼讃』(中公文庫)

http://book.akahoshitakuya.com/b/4122024137

●高村薫著『黄金を抱いて翔べ』(新潮文庫)

http://book.akahoshitakuya.com/b/4101347115

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早まる可能性も

3月18日(木)曇り一時雨のち晴れ。少し寒かった。ストーブを空焚きさせた。

●イギリス12万円、韓国37万円、アメリカ44万円、そして日本が231万円・・・何かと思ったら葬式費用だそうで。島田裕己著『葬式は、要らない』の新聞広告より。

●娘は明日卒業式で部活の演奏やら諸々手伝いやら、夜は四年生と最後の飲み会という事で忙しい。遅くなりそうなので私が迎えに行く予定。間違って酒を飲まないようにせねば。昼間はアローン・アゲインだ。またぶらぶらしてみようかな。

●本日のヨメさん・・・医師の話では金曜のインターフェロン投与が終わったら退院を検討するとの事。具体的な日にちは言われなかったが副作用に問題なければ連休明けにも退院の可能性が現実味を帯びる。

●本日の読書・・・鷲田小彌太著『日本を創った思想家たち』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=VezAl8aSfqg

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【創作】PEACE(2)

♪前回分
http://hajibura-se.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-84c2.html


「シルキー・ソウル」のドアを開けると、正面にカウンター席が見える。テーブルの形状に沿って、木目が緩やかなカーブを描いている。入って来た人間からはSの字が逆転した形に見える。止まり木は8つ。

左手に目をやると、3、4人ずつ座れるテーブルとスツールが点々と置かれている。左奥の壁中央辺りに、ステージがしつらえてあるが小さい。せいぜいスリーピースバンドが乗っかるぐらいだ。それもアンプは下ろした方が良い。動きを取りたければドラムも下ろすべきだ。

ピースはこのステージに、酔っ払いが座り込んだり寝転んだりしているのを見た事はあるが、歌や演奏をしている輩にはお目にかかった事がない。最早ステージではなく、“段差”と呼んだ方が正解かも知れない。その分といっては何だが、店内は旧いソウルやブルースで満たされていた。

ピースが店に入って来た時、手前の椅子席に時々見かける黒人男女が座っているだけだった。彼はカウンター席の左端に座り、右手の小さな厨房を覗き込んだ。店主のジョーが、黒いTシャツ姿で香ばしい匂いを漂わせているバーベキュー・リブを皿に移していた。視線に気付くと、愛嬌の有る顔を綻ばせウィンクした。愛想は良いのだが、初対面の人物は彼を前にすると軽く引く。酔っ払い以外は勝負を挑まないような、風船のように大きくて筋肉だけで出来ているような体格。おまけにスキンヘッド。彼の手元では小さく見える皿を2枚片手に厨房から現れた。「持って行ってやるよ」というピースの申し出に、微笑みを返し「何にする?」と問い掛けた。

「リトル・ジョニー・テイラー」トミー・ヤングは既に歌い終えていたのだ。

ピースがテーブルに着く前に曲が掛かり始めた。特長的な鼻声には、空気を押し開くような力強さと、溜め息を誘う温もりが在った。

「誰?」女性が中途半端に手を上げて、問い掛ける。「ピース・ハートリーさ。宜しく」

女性は怪訝そうな顔をし、男性がわざとらしく腹を抱えて「ハハッ」と笑い声を放つ。「おいおい、アンタの名前じゃないよ」。ピースは、彼以上に元気よく笑う。「あ、ゴメンゴメン。リトル・ジョニー・テイラーさ」。

ピースは少々気取った足取りでカウンターに戻りつつ、まあ幸せそうなお二人の為に曲名は教えないでおこう、と心の中で呟いた。

(つづく)

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一時帰宅

3月17日(水)晴れ。

●石川遼選手の妹(13歳)もデビューだそうで。受け答えがこの子もシッカリしている。素人考えでは、ゴルフのようなスポーツは若さだけで押せるものではない気もするが、あの落ち着きようでは大丈夫なんだろうな。普通、若いのにやたら冷静だと生意気な印象も受けるが、それがこの兄妹にはない。真面目さが伝わるからだろう。すぐに力が付かなくても真剣に取り組めば吸収していくものだ。兄妹同時賞金王・女王も夢じゃない?

●ヨメさん、一時帰宅。やっぱり家だわと言いつつも洗濯・料理・アイロンかけとアレコレ動き回り、実家にも顔出し、入院中の暇つぶし用にパッチワーク等の材料を買い込み、日用品も買い込み、あまり家で休んだという感じではなかった。アッという間に病院に戻る時間が・・・イヤイヤながらも、頑張らなきゃねと自分自身言い聞かせながら帰って行った。周りの患者さんが原因不明だったり、いかにもキツそうにしてらっしゃるのを見てると、自分の症状が軽いというのは確信できるらしい。完治まではとにかく頑張ると再度決意。お世話になっている病院は肝臓病の権威だそうで、院長が結論を下した日にちには必ず退院できると、長期の患者さんも言ってるらしい。ヨメさんの場合は27日。それより早い可能性もあるが、ヨメさん的には27日と定めている。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=tAqe21ixWaQ

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買い物三昧

3月16日(火)晴れ。桜開花宣言。

●昼前からCD購入行脚。蔦屋書店で中古3枚。タワーレコードでジャヒームの新作と半額ワゴンから2枚。ブックオフで2枚と本を4冊。殆ど中古なので散財というほどでもない。来月の誕生日のプレゼント代わりに、ヨメさんが福沢諭吉を下ろして持って行けという事だったので、ありがたく指示に従ったもの。ひさしぶりに、さほど時間を気にせず自分の買い物が出来たが、一枚と少し録れた時点で車のHDDが満杯になったので、何か外さないといけなくなった。メンドい。ちょっと調子に乗りすぎたか?

●本日のヨメさん・・・今日は病院へは行かず。明日外出許可が出たので朝から迎えに行く。外泊というのはさすがに無理なようだが、ヨメさんにとっては先週水曜以来の我が家。中々寝付けないかもね。

●本日の読書・・・鷲田小彌太著『日本を創った思想家たち』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=m8Kb94vzKww

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【新・ブラック事典】Aaliyah

黒人音楽に関する人物や事柄について纏めるという作業を以前やっていたのですが中断していました。折角ですからボチボチと続けてみようかと思います。前はアイウエオ順で進めていましたが、気分一新してアルファベット順に変更しました。今まで取り上げている人物・事柄も再度書き直してみます(YouTubeがなかった頃ですから)。

今回はアリーヤ(Aaliyah)です。そもそも私は、ティンバランドとミッシー・エリオットが昔から苦手で、アリーヤに関しても二人の息が掛かっているというイメージが強かったので中々手を出しませんでした。まずR・ケリープロデュース作を買い、これはそこそこ気に入りました。続いて(といってもだいぶ過ぎてますが)今年に入って『ワン・イン・ア・ミリオン』を買ったのですが、実は途中で止めてます。つまりアリーヤに関しては殆ど何も知らないに等しいという事を先ずお断りしておきます。

先ずはウィキペディアに基づき経歴を。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%...

1979年1月16日ブルックリン生まれ。残念な事に2001年8月25日飛行機事故で早逝しています。女優業もこなしていました。「アリーヤ」とはスワヒリ語で「最高の存在」という意味・・・とウィキには書いてありますが他の資料ではアラビア語。私の記憶でもアラビア語ですが、明確には判りませんでした。因みにAaliyahは英語表記で、イスラム社会だとAlyaユダヤ人だとAliyahと表記するそうです。

http://www.encyclo.co.uk/define/Aaliyah

アフリカ系アメリカ人とアメリカインディアンの両親。5歳頃にデトロイトに移住。6歳で『アニー』の舞台に孤児役として立ち、ニューヨークを中心に9歳から芸能活動を始めています。11歳の頃はラスベガスでショーをこなす早熟のエンターテイナーでした。

音楽活動のスタートは94年。わずか15歳。グラディス・ナイトの元夫でありアリーヤの叔父でもあったバリー・ハンカーソンの紹介により、R・ケリーがプロデュースしたデビュー・アルバム『エイジ・エイント・ナッシング・バット・ア・ナンバー』がリリースされます。二人は公私ともに仲がよかったとされます。彼女は年齢詐称をしてR・ケリーと婚姻届を提出。後に発覚し、不受理となったという事も言われています。

http://hajibura-se.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-ec...

色々な事情が有ったのでしょう。彼女は96年のセカンド・アルバム『ワン・イン・ア・ミリオン』はティンバランドとチームを組みます。後に名声を馳せるティンバですが、この時はさほどでもなかったと思います。もちろんミッシー・エリオットの存在も欠かせません。

アリーヤは女優業も果たします。カンフー・ヒップホップ映画第一弾『ロミオ・マスト・ダイ』(00年公開)でジェット・リーと共演(01年第二弾『DENGEKI 電撃』、03年第三弾『ブラック・ダイヤモンド』)。同映画主題歌「Try Again」が大ヒット。同曲は01年のグラミー賞にノミネートされました。

余勢を駆って01年サード・アルバム『アリーヤ』が発表。映画『マトリックス・リローデッド』『マトリックス・レボリューションズ』の出演も決定したんですが、同年8月25日「Rock The Boat」のPV撮影を終え、バハマ北部にあるマーシュハーバー空港から搭乗したフロリダへ向かうセスナ402が離陸直後墜落、亡くなってしまいました。22歳の若さです。ニュースを聞いた時は私自身はそんなに馴染みが無かったですが、R&Bのトレンドを行く人という認識はありましたのでビックリしました。事故は機体の整備不良、積載オーバー、パイロットのコカインやアルコールの吸引が原因といわれています。映画として遺作となった『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の続編、映画『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』が02年公開されています。

●アルバム・データと各盤から一曲ずつお届けします。

868
『エイジ・エイント・ナッシン・バット・ア・ナンバー』
http://www.hmv.co.jp/product/detail/183868  

♪「アット・ユア・ベスト」
http://www.youtube.com/watch?v=liwn4QnVtkU  

One
『ワン・イン・ア・ミリオン』
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2617968  

♪「The One I Gave My Heart To」
http://www.youtube.com/watch?v=jnFKa8iuwHU

720
『アリーヤ』
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1963720  

♪「ロック・ザ・ボート」・・・事故直前の撮影ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=A5AAcgtMjUI

04年には未発表曲を集めた『I Care 4 You』がリリースされます。その中から先行シングルとして出され話題を呼んだ曲を。タイトルも悲しい。

♪「ミス・ユー」・・・ハイスクール時代の失恋を歌っているそうですが。
http://www.youtube.com/watch?v=HfVA_6WRGbc  

アルバムに関して書いておきますと、1st以外何度もリイシューされているようでジャケットが違います。一応画像に貼り付けているのがオリジナルとなります。リイシュー毎に内容が違いますしDVDと合体というのもあります。いかに惜しまれているかという証明でもあるんでしょうね。

これだけアリーヤを集中して聴いた事はありませんでした。アリーヤの作品にはティンバランドとミッシー・エリオットの存在は大きく、この二人にとってもアリーヤの作品は出世作だし、強く時代にコミットしているのは周知の通りです。今回取り上げた動画はバラード系が多く、必ずしもティンバ・サウンドとは言い難いですが、あくまで私というフィルターを通したアリーヤ像という事でご理解下さい。よく彼女は時代の寵児みたいな捉え方をされてますが、歌声にジックリ向き合っていると、彼女の大きさや可能性を感じました。高音の澄み具合と潤いは、中々のものだと思います。ここまで歌える人はそんなにいません。幅広いポップ系R&Bシンガーにもなれたんじゃないでしょうかね。今の時代にも合うシンガーだと思います。女優としてのアリーヤを知りませんが、おそらく演技面でも才能を発揮していたのではないでしょうか?今生きていたら31歳、ポップスやソウルにもベクトルが向いた実力派R&B歌手になっていたと思います。

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混乱と安定

3月14日(日)晴れ。一応ホワイトデイ。

●娘が外泊中なので、洗濯干しとか掃除までやる。仕事もそうだけど、家事はつくづく要領だと思う。どうしても、ついつい無駄な動きをしてしまう。確かに誰もいないと音楽を聴いたりパソコンが出来たりするけれど、何かやり忘れた事はないかという思いが頭の隅に残っている。そんな状況でヨメさんの実家方面から色々と差し入れ。ありがたい。しかし、一度に集中したのでどんな配分にするかで又々頭が混乱する。ご飯を炊いた後にちらし寿司貰ったりして・・・。

●本日のヨメさん・・・話相手になる人が結構増えたようで、居心地が好くなったと言っている。表情もだいぶ余裕が出てきた。今週には一時帰宅ぐらいは出来ると思う。医師の指示通りにしていれば確実に治るだろう。

●本日の読書・・・鷲田小彌太著『日本を創った思想家たち』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=YgfjLqhFuuU

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ローリング・ストーンズの黒人音楽カバー@YouTube(4)

今までは私の思いつきで曲を並べてきましたが、どうしても抜けそうなので今回見つけた『ローリング・ストーン』誌のサイトでまとめてあったディスコグラフィーに沿って今後進めて行きたいと思います。但し、これは米盤のみ取り上げているようなので注意してやっていきます。

http://www.rollingstone.com/artists/therollingstones/disc...

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イギリスでは『ザ・ローリング・ストーンズ』、アメリカでは『イングランズ・ニューエスト・ヒットメイカーズ』のタイトルで両方とも64年に発表したのが彼らの最初のアルバムです。因みに彼らのレコード(シングル)デビューは63年「カム・オン」ですが、どちらのアルバムにも入っていません。尚この曲は紹介済みです。ところで英盤と米盤は内容が違います。今回『ローリング・ストーン』誌を参考にしましたので、米盤の順番に沿って文章を書いた後、確かイギリスと内容が違ってたような・・・と調べ直して気がつきました。それで、英盤にしか入っていないボ・ディドリーの「モナ」とかはまた後日取り上げる事とします。それと、シングルオンリーの曲に気がつけばなるべく年代順に作っていくように心がけます。

さて、この1stアルバムを改めて見てみますと、英米両方とも12曲中オリジナルは3曲という少なさ。諸般の事情も有るかと思いますが、この事自体がストーンズらしさを表している気がします。クレジットが解らない時点で、私の頭の中で、どれがオリジナルだったか解らなかった瞬間がありました。「リトル・バイ・リトルって誰の曲だっけ?あ、こいつらのか」といった調子です。もちろんカバー中心のバンドとか次元の低い話ではないです。ブルースとロックンロールを“体現”している為、他人の曲も自分たちの曲も、曲自体の良さを生かしながらストーンズ・サウンドとして完成させているのだと思います。これはブルースマンが他人の曲でもよく「あれは俺の曲だ」というのに近い感じもします。ストーンズの場合サウンドに時代的変化を与えロックサウンドにしている部分が異なるとは思いますが。しかし、黒人物に片足突っ込んだロック・サウンドなので、オールドテイストで尚かつ新鮮なのです。正に「変わりゆく変わらぬもの」です。世界中にストーンズ系バンドというのはいますが、彼らにマネしたいという思いを抱かせるのは、ストーンズの音楽に対する想いの強さと、ロックンロールとブルースに対する「音楽見識」の深さだと思います。黒人音楽の遺産を示してくれた功績はもちろん大いに称えるべきところです。

http://en.wikipedia.org/wiki/The_Rolling_Stones_(album)

本日の一曲目は「ルート66」。ストーンズはチャック・ベリーのヴァージョンを参考にしていますが、本当のオリジナルはボビー・トゥループが1946年に作詞・作曲したポピュラー・ソングです。同年、ナット・キング・コール版、ビング・クロスビー&アンドリュー・シスターズ版でそれぞれヒットしました。

♪ストーンズ版。チャック・ベリーのサウンドから乗りの良さを抽出した感じですかね。

http://www.youtube.com/watch?v=kjEIWIsPN9k 

♪チャック・ベリー版(61年)。ジャズ風味が若干残ります。以前も書きましたが彼のジャズ感覚には見逃せないものがあります。興味のある方は映画『真夏の夜のジャズ』での彼の演奏を是非。ジャズフェスという場も有るでしょうが、彼のジャズ感覚に基づくグルーヴがよく解ります。61年といえばリズム&ブルースのシッポがまだ残っている頃だからでしょうか?いずれにしても彼の軽快さ・洒脱さはジャズ感覚の濃さに裏打ちされていると思います。

http://www.youtube.com/watch?v=tg2EbJy-9dc 

♪ナット・キング・コール版を聴くと、まったくジャズ小唄ですね。

http://www.youtube.com/watch?v=dCYApJtsyd0   

この曲に関してはストーンズがロックソングに押し上げた感もあります。

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続いてジミー・リードの「オネスト・アイ・ドゥー」。

♪ストーンズ版はギターとベースがよりクッキリしてるんで、オリジナルより締まった感じがします。しかし、チャーリーのドラムのノッタリ感はさすが。夏の暑さを感じます。このドラムの貢献度は高いですよ。もしチャーリーがニューオーリンズの音楽に関わってたら凄かったかもよ。ジョー・モデリステをもっと緩めた感じになってたりして。あと、ジミー・リードのハープの味はさすがに出せないですね。

http://www.youtube.com/watch?v=U-CwxpRi7zo

♪オリジナルは59年。前述のハープサウンドもそうですが、この気だるさに潜む哀しみ(ペーソス)は素晴らしいです。よくこの曲に手を出したなあと思います。歴史に残る名曲。好きこそものの・・・ですかね。

http://www.youtube.com/watch?v=iBluIjvjIhQ 

最後にチャック・ベリーの「キャロル」。

♪ストーンズ版。チャック・ベリーの曲を性急的に演奏する基本パターン。ロックの乗りの誕生。それにしてもミックにもこんな顔立ちの時代が有ったのね。

http://www.youtube.com/watch?v=PDUoOZwv5QU    

♪チャック・ベリー版ですが割とシャープな仕上がり。聴きなれた「キャロル」とちょっと違います。

http://www.youtube.com/watch?v=VdqL8nbNbKg  

♪あ、たぶんこっちですね。最初の録音だと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=S7GGjUX6xQU  

Hail
♪最後にオマケ。キースとチャック・ベリーの共演。というより競演。中々すんなり始まりませんが辛抱して下さい。気張る御大面白い。キースの曲の合わせ方もいかにもって感じ。

http://www.youtube.com/watch?v=PEA6gzAAPfc  

それではまたいずれ。

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アホ面ひとりきり

3月13日(土)雨のち曇り。

●連休初日は、娘がヨメさんの甥っ子夫婦の所に泊まりに行ったので、私は一人で飲んだくれている。YouTubeを次々と聴きまくり。何よりの気休め。そういえば、前にやってた『ソウル・ディープ』の観てない回が有ったのでこれから観よう。

●本日のヨメさん・・・昨日インターフェロン投与。大抵の人はインフルエンザに似た症状が出るそうだがヨメさんの場合微熱が出た程度。当面の気になる事は両隣の人のイビキとか言ってた。しかし、偶々二人とも退院されるという事で、安眠できるかな?火曜にならないと外出許可の診断が下されないと言ってた。

●本日の読書・・・鷲田小彌太著『日本を創った思想家たち』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=kSYYw69yx84

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明日から連休

3月12日(金)晴れ。寒さ和らぐ。桜の開花予想は16日。

●さすがに今朝は余裕が有った。ゴミ出しも忘れず。あれもこれもと思わずに淡々とこなせばよいのだろう・・・てな事を考えてたら制服忘れた(会社に予備が有るのでセーフだけど)。さて、明日から22日まで休み。色々忙しいだろうが、気持ちのゆとりが先ず大事。

●最近は民主党も自民党も党内のゴタゴタが目立つ。誰が主役なのかは忘れないでよ。対立や分裂が好結果に繋がる事を切に望む。

●本日のヨメさん・・・元気良かった。舌が滑らかだった。インターフェロン投与から3時間ぐらいで発熱する人もいるらしいが、私が見舞いに行った時3時間経過直前で何ともなかった。熱が出たらメールすると言ってたが、その前にナースコールしてよと言っといた。

●本日の読書・・・デカルト著『方法序説・情念論』。17世紀ヨーロッパとのギャップ。神様が当然の存在(複雑に説明されてはいるが)として出て来る。ロートルながら21世紀の日本人としては、ただでさえ頭が混乱しているのに、一層理解が難しくなる。自然科学も宗教をベースに展開されているようだ。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=v_iJN9hQizY

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想定内の右往左往

3月11日(木)晴れ。昨日に比べれば寒さはマシ。

●ヨメさん初日にして家に帰りたい、と。入院経験はお産の時だけなので雰囲気だけでも滅入るのだろう。部屋も一人当たりのスペースが狭い感じ。マイナスイメージばかり追っても仕方がないが・・・。本日は肝臓の組織を取り出す検査。処置は30分ぐらいで済むが5時間は安静に。明日がインターフェロン。それから半年間、毎週同じ曜日に注射を射つ事になる。長期に渡るがウィルス根絶へのスタートだ。注射後の経過が良ければ来週始めにも外出は可能だそう。

●今朝はいつもより一時間ぐらい早く起きる。元々アラームで起こされるタイプではないので予定の30分ぐらい前から目は覚めた。洗顔・歯磨き・ヒゲ剃りをしながら、朝食の焼きおにぎりをチン。お湯を多目に沸かして朝食用のお茶と仕事に持って行く水筒用のお茶と別々の物を入れる。洗濯機を廻す。新聞を取りに行く。シクラメンに水を遣る。エアコンが除湿になっていた。着替える。着ていたパジャマを洗い忘れた。エアコンの運転ランプが点滅し出した。収まるまで止められない。バタバタしているとお湯は吹きこぼれるし、おにぎりは冷えるし、シクラメンにどうやって水を遣るのか思い付かなかったり・・・やはりいつもと違う朝だと動作が混乱するばかりだ。来週休みで良かった。

●本日の読書・・・デカルト著『方法序説・情念論』。「我思う、ゆえに我あり」という有名な言葉は、デカルト哲学の階段の第一段だ。確実に存在すると、自らの体験や思想を通じ確定できるものだけを積み重ねていく、という哲学において「自分は実在するか?」という問いが発生した場合、もし存在していなければ問うことがそもそも出来ないからというのが証明になる・・・てな事が書いてあるようなのだが事はそう簡単ではない。取りあえず私が「確信」できたのはここまで・・・。推測はなるべく避ける。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=65EoK4OelZU

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入院・生活

3月10日(水)曇りのち晴れ。時々雪が舞う。風が冷たい。

●今日からヨメさん入院。治療開始は明日からなので暇を持て余している。肝臓は沈黙の臓器と聞いた事は有るが、ヨメさんほど自覚症状がなくても悪いのは悪いんだから考えてみたら恐ろしい。やはりある程度の年齢になると検診は必要だと思う。
●一方残された父娘の生活。ヨメさんは娘に家事のことをアレコレ伝授したようだが、ああ覚え切れないと娘も頭を抱えたらしい。食べる物は今の時代作らなくても何とかなるので心配していない。むしろヨメさんが色々調理して冷凍済みなので!それもキッチリ活用しないと塩梅悪いだろうなあとも思う。


●本日の読書・・・デカルト著『方法序説・情念論』。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=NPscMdeX4Uc

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考えるところから始まる

3月9日(火)雨のち曇り少し晴れ。やはり寒い。

●明日がヨメさんの入院日だが、天気予報ではかなり寒くなるとの事。平地でも雪とか、雷が鳴りそうとか芳しくない。あんまり荒れない事を祈るのみ。

●高速道路のトンネルの中で事故や故障が発生したら緊急放送が流れる。今日初めて聞いた。普通の放送に割り込んで入るのが凄い。色々考えるもんだ。

●タレントのスザンヌが、熊本県の“宣伝部長”として活躍している。最近PRソングを出しているが、これが中々面白い。パンチが有ってユーモラスで可愛らしい。熊本の特産物や名所がテンポ良く盛り込まれている。色々考えるもんだ。

http://www.youtube.com/watch?v=jpouk_G2RCY

●本日の読書・・・デカルト著『方法序説・情念論』。池田晶子さんの著作で学んだ事の一つ・・・哲学は知識を蓄積するだけでなく「自らの頭で考える」事が重要。正にデカルトはそれを“実践”している。数学の明証性を好む彼は、全ての学問の基本であるべき哲学が、絶対的な真理を生み出していないと言う。書物による知識だけで論ずるのではなく、自らの体験に裏打ちされていなければならない。彼は海外を広く旅し、さまざまな人種や階級と交わり考察した。「絶対に自信の有る事柄」を階段を一段ずつ上るように考察したそうだ。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=IkSdXgo5GQg

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ホット・カーペット

3月7日(日)曇り。

●またボチボチ寒くなるらしい。今年の冬はストーブ、コタツ、エアコンよりホット・カーペットを多く使用した。ゴロンと寝転び背中を暖める心地好さ。今日もびわ湖毎日マラソンをテレビで観ながら、知らず知らず寝てしまった。日曜にマラソンという取り合わせも好きだ。

●韓国ドラマを観ていると、一般家庭は一面木の床で余りカーペットを敷いてない。そこに、食事一式を載せて食卓ごと持ってきたりする。何かこの距離感というか目線の低さは好きだ。ピクニックで弁当を開く感じか?韓国はオンドル(床暖房)が発達してるので十分暖かいのだろう。唐辛子が主役だしね。

●ロアッソ熊本、後半のロスタイムで同点にした。スポーツはつくづく諦めない事だ。是非良い結果に繋がりますように・・・。

●本日の読書・・・吉村昭著『下弦の月』。

●本日の一曲・・・ドラマティックスのロン・バンクス急死。深く合掌。

http://www.youtube.com/watch?v=q2cGdlqGgYk

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2010年2月の読書メーター

読んだ本の数:1冊
読んだページ数:262ページ
読んでた本の数:2冊
積読本の数:2冊
読みたい本の数:2冊

▼読んだ本
■聖地へ (幻冬舎アウトロー文庫)
家田さんは恐い女のイメージが先行していて、メディアからバッシングを受ける事が多かった。実は少女時代からコミュニケーションが取れない女性だった。ライター業を始めても突っ張っている一面が有った。行(ぎょう)を通じ厳しい自然と向き合うことで本来持っていた人々への優しさを心に根付かせる事ができ、僧侶にまでなられた。本書の中では繰り返しの部分も多々見られるが、それがそのまま筆者の心が逞しく透明に成り代わっていく過程に読み取れる。人生とは、成長とは・・・永遠の問いの、シンプルだが奥深い答えに出会える。「聖地」は自然に
読了日:02月19日 著者:家田 荘子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5058003

▼読んでた本
Hem
■ヘミングウェイ短編集 (1) (新潮文庫)
著者:ヘミングウェイ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4102100016

■聖地へ (幻冬舎アウトロー文庫)
著者:家田 荘子
http://book.akahoshitakuya.com/b/4344414047

▼積読本
124401
■隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)
著者:梅原 猛
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101244014

■完本 紳士と淑女 1980‐2009 (文春新書)
著者:徳岡 孝夫
http://book.akahoshitakuya.com/b/4166607162

▼読みたい本
■一冊でわかる! 「仏教」って何? (講談社+α新書)
著者:三田 誠広
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062726300

Kata
■川端康成集 片腕―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)
著者:川端 康成
http://book.akahoshitakuya.com/b/4480422412


▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

▼マイページ
http://book.akahoshitakuya.com/u/2741

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いよいよ来週に

3月5日(金)晴れのち曇り。来週は寒が戻る予報。

●ヨメさんは、入院を来週に控え開き直り気味。入院に掛かる費用は確保しているが、それ以外では財布のヒモが緩みがちに。娘の部屋用の液晶テレビも、暫く買わない予定だったが、展示会に目玉品が有ったので購入。今までだったらパスしただろう。あと、退院したら贅沢ディナーを目論んでいる。一方節約も。不在時の食事に活用出来るものを調理して冷凍済み。入院に必要な身の回り品も買い揃え、準備完了だ。アレコレ気を遣い過ぎとも思うが、そうせざるを得ない心境なのだろう。

●本日の読書・・・『へミングウェイ短編集』。鱒釣りなどやった事がなく、闘牛など観た事がなくても、鱒釣りや闘牛の話にのめり込めるリアルさ。単に情景描写が細かいだけではない。心理状態(思い)とリンクしている故の奥深さ。又、まるで俳句のように、無駄を削ぎ落としつつ拡がりを感じるソリッドな文章。

●本日の一曲

http://www.youtube.com/watch?v=q5ZmtEbHD-g

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