昭和の日
●午前中ヨメさんと娘が美容院に居る間、ツタヤとブックオフ。先日図書カードが送ってきた事だし、4冊購入。
●個人的には「昭和の日」という呼び名が好きではない。自分が生きてきた時代が過去の物にされたような気がするのだ。私が結婚したのは平成元年。人生に大きな変化が訪れた時に時代も変わったともいえる。次の年には子供が生まれるし、転勤もしたし、LPからCDへの(個人的)移行期でも有った。仕事上でも、親族上も、趣味の範囲でも付き合う人物が微妙に変わっていった。考えてみれば「平成」と「昭和」でガラッと変わったのだが、やはり「昭和」は色濃く自分に残っていると思う。当たり前といえば当たり前だが、時間は続いてるので独身時代のチャランポランの日々も私の人生なのだ。こういうのは改めて言わなくても、個人のレベルだと容易く感じ取れると思う。問題は社会全体の捉え方だ。「昭和」で時代を切ってしまい、現在の動きとリンクさせないと間違った理解や底の浅い判断をしかねない。普天間問題を考える時、日米安保まで考える必要があるのと一緒だ。日米安保を考えるなら軍事政権を考えたりしなければならないだろう。よく言われる事だが、日本の歴史教育には「昭和史」や「戦争史」が欠けている。戦国時代や幕末も現代と繋がる部分はあるだろうが、やはり日本の未来を考える時、昭和や戦争は欠かせないと思う。そういう意味では「昭和の日」という呼び名も意味がありそうだが、そこまで考察された結果ではないはず。単なるノスタルジーのような気がする。
♪Duke Ellington "Black and Tan Fantasie"
http://www.youtube.com/watch?v=z2AaLd_vETQ
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