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2010年5月

【追悼】ラッシャー木村・・・望まれて愛された人生

Kimura
プロレスラーは、アスリートである前にエンターテイナーである場合が多いと思います。試合というより興行といった方が似合います。60歳になっても、優れたエンターテイナーであればリングに上がれるのです。しかし、それも昭和の感覚で最近は違うのかも知れません。

先日亡くなったラッシャー木村も、紛れもなく昭和のレスラーです。時代的にも感覚的にも・・・。

彼自身は派手に目立つ事が嫌いな人らしく、黙々と試合(もしくは興行)をこなすタイプだったようです。国際プロレスという、有名団体から一歩下がった組織に所属していました。当初は二番手の位置に居たのですが、ある時からトップレスラーになります。それは彼の「目標」ではなく、成り行きに逆らえなかった結果のような気がします。

新日本プロレスというメジャー団体に乗り込んだ時、リング上で、スターレスラー猪木を前にして最初に言った言葉が「こんばんは」だったそうです。エンターテイナーにも成り切っていない発言ですが、逆にその言動が、注目されるキッカケになったようです。

ラッシャー木村と言えば「マイク・パフォーマンス」が有名です。試合終了後に相手に対して呼び掛けます。内容がレスリングとは関係ないものが多いのですが、興行の演し物としては成功しました。

木村選手としては、恐らく彼が思い描いていたレスラー像とはかけ離れていたかも知れません。しかし、希望はしていなくても、ファンが喜んでいるという事実は、彼に充実感をもたらしたと思います。周囲に造られた感のある「エンターテインメント・レスラー」、ラッシャー木村ですが、彼は敢えてその役割を期待通りに全うしたと思います。

自分の望みを叶えていく人生も意義が有りますが、他人の期待に応える人生も素晴らしいと思います。彼はマイク・パフォーマンスで名言を吐いたのではなく、彼の(そして同僚レスラー達の)人間性を曝け出したのだと思います。だからこそ、笑って終わりではなく、ファンの心に残る事が出来ているのだと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=rgL5fU1Zr_4

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【創作】PEACE(4)

♪前回まで

http://hajibura-se.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-2c64-1.html

ローラは、いつも見せるはにかんだ微笑みをピースに投げ掛け、指定席へ落ち着いた。右の端、ピースの反対側だ。薄茶色の壁に、チョコレート色の横顔と、盛り上げた髪の黒が、絵画的コントラストを成していた。

ローラは、性格に似合わず派手な原色の服を着る事が多い。口数が少なく、他人が話し掛けても微笑みと共に最小限の言葉で返すことが殆ど。自分から話し掛けるということもあまり無い。眠そうな眼差しで、静かに存在している彼女が、もし地味な洋服を着ていたら、それこそ絵画や彫刻になってしまう。派手な洋服のおかげで、ローラと気付くようなものだ。

ジョーとローラは昔からの知り合いで、メンフィスで音楽の仕事を一緒にしていたらしい。ピースの素性と一緒で、誰もそれを堀り下げて聞こうとはしない。陰で噂をする者も居なかった。

厨房から出て来たジョーが、ローラの流儀で軽く挨拶する。特別に注文しない限りは、彼女はジャック・ダニエルズのオンザロックだ。ジョーは、後ろの酒棚から酒瓶を出し、ものの数秒も経たない内に作り上げ、彼女の前に置いた。氷が小さな音を立て、安らぎの一杯は彼女の口に含まれ、喉越しの音さえ立てなかった。酒の呑み方も大人しい。彼女の呑む量は日によって違うが、ペースは狂わず、表情も物言いも余り変わらない。帰る時も、入って来た時と同じ調子だ。

ジョーは、自分用の肉をひと切れ、別の皿に移し、切り分けた後、ローラに振る舞った。更に足元の冷蔵庫から既に盛られている野菜サラダを取り出し、自家製ドレッシングをサッと掛け、付け足した。

ローラの顔が明るく綻んだ。「私、今日誕生日だったかしら?」「はは。来月だろ?最近ママの看病で疲れてるみたいだから力付けろよ」ローラはここの所、メンフィスに住む母親を度々訪ねていた。ジョーも母親の事を知っているらしいのは、以前の話の流れで判っていた。しかし、二人が夫婦だったり恋人だったりした事はないようだ。雰囲気が違う。ジョーは或る日ポツリと「同志」という言葉を使った事がある。二人連れで苦労したのは間違いないらしい。

「そっちの働き者は何か呑むか?」問われたピースは「俺も一杯貰おうかな」とバーボンを指差した。ジョーは片方の眉を上げ、軽口を叩く。「おやおや、暫く見ない間に大人になったな」ローラも笑った。

「止してくれよ」ピースも大きな口をいっぱいに広げニヤついたが、事実彼は、ビールの日が多かった。

バーボンのグラスがピースの目の前に置かれると間もなく、座っていたカップルが次の目的地へ向かう為店を去った。

ジョーが、カーティス・メイフィールドのCDをデッキに吸い込ませる。心躍るカッティングを繰り返す、ギター音の波間に浮かぶような、カーティスの、優しく芯の有る声が店内に拡がり始めた。

それは予感の儀式だった。「シルキー・ソウル」の常連の一人、そして最も金を落としてくれるダンバー医師が、扉を開けて入って来そうな時掛かるのだ。カーティスによく似た顔立ちなので、ジョーが始めた儀式だ。もっとも周囲の者は希望の儀式と呼んでいる。

どうも今夜は予感は外れそうだ。腕を奮いたい店主と、働き者の青年と、疲れている女が店の時間を止めていた。しかし、それは心地好い、至福と呼んでも良い時の流れを持つ、空間だった。

(つづく)

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受難よさらば

5月25日(火)晴れ。風強い。黄砂の可能性。

●車の受難が続く。ヨメさんが縁石に乗り上げタイヤがパンク。どうも我が家は全員雑なところがあっていけません。これで終わりにしたい。

●土曜日に買った台湾バナナにシュガースポットがビッシリと。美味しい食べ物はさまざまな空白を満たす。

●仕事で水俣方面へ。天気の良い日は遠方に限る。青い空に緑が映える。海に近い公園では、バラ園が開園中。周囲を囲む生け垣はピンク一色。中には赤、白、黄色、オレンジ等咲き誇っていた。

http://www.moyairose.com/home/

●本日の読書・・・福澤諭吉著、佐藤きむ訳、坂井達朗解説『学問のすすめ』。当時は民間の企業でも、政府の顔色を窺っているようなところがあったらしい。「親方日の丸」の変化形か?もっと自立すべきと説く。「学問」を修めた者は役人に成りたがり、一般企業を興隆させようという意識は薄かったらしい。しかし、何となく現代の官僚天国にも繋がる気がする。福澤諭吉が事業仕分けを目にしたら、どう思ったろうか・・・。

♪Johnny Ace "Anymore"
http://www.youtube.com/watch?v=JSe9jdnqvi8

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食の恵み

5月24日(月)曇り少し雨後に少し晴れ。

●土曜日。松橋にある「道の駅うき」へ。熊本以外の方の為に漢字で書いておくと「宇城」。実は交通事故を起こした5日に行く予定だった。リベンジとなる。「道の駅」は土地土地の物産品が新鮮な状態で手に入るのが魅力。この辺りは塩トマトが有名だが高糖度トマトというのを買ってみる。名前に偽りなし。最近は、貰い物も含め連続トマト攻撃だ。

http://www.city.uki.kumamoto.jp/q/aview/182/2322.html

●デコポンや不知火を始めとする柑橘類も色々有った。晩柑、パール柑、ジューシーフルーツetc...そんなに沢山作らなきゃイカンのか?とも思うが、作る側に立つと面白そうな気もする。柑橘類は旬を過ぎてるから、とヨメさんが言うのを聞いた後で試食すると、どうも今一つな感じ。

●道の駅で買った米粉を使い、ロールケーキに挑戦。私は撹拌担当。ヨメさんがパン教室で得た情報によると、撹拌は通常のケーキに比べ緩い速度でやるらしい。出来上がると、粒々の食感が珍しい。一日置いてもあまり変わらなかった。不味くはないのだが、ヨメさんは納得が行かなかった様子。

●道の駅の帰りに、細工町の果物屋さんで台湾バナナをゲット。まだ青い感じだがそれでもコクのある甘味は感じ取れる。一日一本食べよ。

●本日の読書・・・福澤諭吉著、佐藤きむ訳、坂井達朗解説『学問のすすめ』。ここでいう「学問」は「実学」である。社会で生かされるべき学問。幕府の強権が発揮された江戸時代から、諸外国と渡り合わなければ国の崩壊(最悪植民地化)をも招きかねない明治時代に移り、国民一人一人が実学を身に付け自立しなければ国も自立出来ない、と警鐘を鳴らす書。

♪Peter Green & Fleetwood Mac "Black Magic Woman"
http://www.youtube.com/watch?v=v0uS0IhXYLA

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パワースポット

娘が○○神社はパワースポットだと言う。元々そういう神聖な場所は全てパワースポットじゃないかとも思う・・・。

子供の頃、実家の近くの神社は遊び場だった。本殿の正面左右には天狗と河童の大きなお面が掛けられ、子供の目には大きな存在感を放っていた。本殿の奥はどんな様子だったか記憶にないが、間違ってもそこに上がり込むヤツは居ない。子供ながらに“重要な場所”である事が判っていたのだと思う。

本殿に上がる手前には、三角ベースは十分にやれる広さの敷地が有った。ここには紙芝居も来たし、夏は、夜市や映画上映も成されていた。町内のコミュニケーションスペースでも有ったのだろう。

成人してからこの神社を訪れた時、敷地の部分は神社訪問者の駐車場&月極駐車場になっていた。キャッチボールが何とか出来るぐらい。無理してやるような雰囲気でもない。天狗と河童を含めた本殿の様子は昔ながらだったが、隣接した社殿では、グッズ感覚のお守りが売られたりしていた。

思い出にすがりつく積りはないが、なるほどこの様相だと、神社がパワースポットで有る事を改めて言う必要があるのかも知れない。ここに通ったとしても、私らがガキの頃に感じた神聖なるものへの(無)意識とは違う感覚を受けるのではないだろうか・・・。

ところで、パワースポットという言葉の正確な定義は知らないが、個人的解釈ではパワーを貰う場所ではなく、自分が本来持っているパワーを高める場所ではないかと思う。同じ様で微妙に違う。後者の方が能動的だ。「家内安全」や「学業成就」を達成するのはやはり本人なのだ。

姿勢が能動的だと人生のサイクルは好回転する。人によっては心が折れそうな事でも乗り越える回転力が得られる。日常的にパワーを生産出来れば良いが、人間はそこまで逞しくない。自分の人生を能動的にする手段の一つが祈りかも知れない。そして祈りは自然な思いから成された方がピュアで力強いと思う。取って付けたような祈りは空疎な儀式的行為である。

神様の存在を信じる信じないは又別の話で、敬うべき(とされている)場所を敬う気持ちが有れば十分なのだと思う。天(そして他の全てのもの)に唾するような行為をやっていては所詮人間的には高まらないのだ。

絶対的存在に対する異常な崇拝も、又気持ちが悪い。人間、動物、自然、その他の存在(或いは非存在)に対して、同じように接するのが私的には納得出来る姿勢だ。パワーの源は、感情の豊かさと純粋な眼差しだと思うから。

♪Zhané "Sending My Love"
http://www.youtube.com/watch?v=VM4kEtvfcPw

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【創作】PEACE(3)

♪前回まで
http://hajibura-se.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-81...

ピースがカウンターの左端に座ると、クアーズのドラフトビールとリブ肉が3切れ、目の前に置かれた。

「俺の分だ。やるよ」ピースは、ジョーの言葉が終わらぬ内にビールを呷り、満面の笑みを返した。彼の笑顔の効果は大きい。細面の顔の中で、目尻の皺と軟らかい動きを見せる唇は彼のチャームポイントだ。もっとも、セクシーというより癒し効果の方だろう。

切り刻んだリブ肉を咀嚼し始めると、唇は草食動物のようにノンビリと動き、「うまそうに喰いやがる」という称賛ともからかいとも取れるジョーの言葉を引き出した。

ピースの愛すべき点は、見た目だけではない。度を越した他人の悪口は言わないし、自信家でもない。ソコソコ気が回るし、笑いを誘う失敗もたまにする。ユーモアを好むが、軽い人間ではない。とても付き合いやすい男なのだ。ただ一つ他人を閉口させる部分があるとしたら、好きな音楽の話題になると、喋りが止まらなくなる時ぐらいだ。

実はピースは流れ者だ。メンフィス近郊のこの街、エンジェル・シティーに来たのは半年ほど前。街外れにある、イタリア系のオヤジが経営する自動車工場「アルズ・ガレージ」に顔を見せたのが最初だ。例の笑顔で、仕事をくれと頼んで来た。他人を簡単には信用しないアルだったが、どういう風の吹き回しか彼を仮雇いにした。ピースは、自動車整備の仕事は出来ないのだが、従業員の補助や片付け、アルの使いなど明るく積極的に動いた。アルはすっかり彼が気に入り、過去の事を詮索するでもなく、正式に雇った。そして、街中の人間がアルと同じ気持ちを抱くのに、長い時間は掛からなかった。

厨房で、自分が食べる肉を焼いているジョーが出て来るタイミングを待ち、ピースは、チビチビとビールを傾けていた。

リトル・ジョニーテイラーが歌い終わったと同時に、入り口のドアが開き、鮮やかな青いワンピースを着た中年の黒人女性が入って来た。常連のローラだ。

(つづく)

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ちいさいお姉ちゃん

5月14日(金)晴れ。

●免許証の減点は4点。事故の日から一年間無事故無違反だったら元に戻る。ますます気を付けて運転しよう。昨日も右折時に譲ってもらったが、思わずドキッとした。良い意味でこの気持ちを忘れないように・・・。

●ヨメさんのお姉さんの所の孫ちゃん(女の子)は3歳。先日弟が生まれた。大人しくはしているが、環境の変化に戸惑い気味の部分はあるらしい。我が家では複数の子供を育てていないので解らないが、いきなり「お姉ちゃん」になるのも結構なショックではないだろうか?事前に言われていても、目の前に現れないとその気にはならないだろうし。母親が新しい赤ちゃんの世話をしているのを見たりすると、複雑だろう。今まで以上のスキンシップが必要になってくるのかも。

●『レコード・コレクターズ』6月号の特集は、①『メインストリートのならず者』②<ゴールドワックス>。面白そうだ。

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♪The Rolling Stones "Rocks Off"
http://www.youtube.com/watch?v=Sqk1kdjk5o0

●頻繁には利用してないが、Facebookというサイトにも居る。先日ミッティー・コリアのページが有るのを知り、メッセージを送ったら、ありがたい事に返信を頂いた。インターネットの嬉しいところ。彼女の<チェス>盤を、朝な夕なに聴いていた頃からは信じられない。

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♪Mitty Collier "Do It With Confidence"
http://www.youtube.com/watch?v=tzQCxA8YaAI

●本日の読書・・・清沢洌著『暗黒日記1942‐1945』。

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塞翁が馬

5月12日(水)晴れ。

●事故の処分についてはまだ決定していない。それでも、コトが先に進み、段々見えてくるものも増えてきた。月曜に人身事故扱いが決まり、昨日は事情聴取の為警察署へ。最終的な結果がどうあれ、受け入れる心構えは出来た。

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●蔦屋書店三年坂店の専門書コーナーには、点々と椅子が置いてある。書棚に寄り掛かり本が読める。昨日時間が空いたので、池田晶子さんの『人生のほんとう』に目を通す。生きる事や死ぬ事に関する考察は、とても私の脳細胞では哲学的整理は出来ない。しかし、池田さんの言では、知識の修得より考える姿勢が重要。ボンヤリ&ベタながらも「人間万事塞翁が馬」という諺を思い出す。平たくいえば「世の中何が起こるか分からない」。だからこそ考える姿勢が必要なのだろう。他人から貰った結論よりも、自分で結論を考える行為。

http://book.akahoshitakuya.com/b/4901510401

●実は、塞翁に成ったような気がする件がもう一つ。仕事のシステムが一部変わるのだ。状況次第では職種変更や転勤にもなり兼ねない。これも又、考えるべき時が来たら考えよう。

●モニカの新作を試聴。人気プロデューサーが脇を固めているので音はよく創られているが、彼女の魅力が発輝されているかというと難しい。ソツなくこなしているが、物足りなさも付きまとう。私が勝手にハードルを上げている感もあり。他のR&Bシンガーだったら、これだけ曲に絡めば申し分なし。それにしても、抑制が効きながらも力感(爽快感)に溢れた歌唱は、もう望めないのか?

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♪Monica "One In a Lifetime"
http://www.youtube.com/watch?v=ctCcVH2krDo

●本日の読書・・・清沢洌著『暗黒日記1942‐1945』。清沢さんは終戦を待たずして急逝されている。彼が生きていたら、戦後の混乱期をどう捉えたか興味の有るところ。日記の中では、終戦後に暴動が起きるのを心配されている。一方で、日本が天皇の国である部分に期待を持たれている。実際に、天皇陛下の存在は戦後処理時にも大きかったと思う。勿論、戦時中は「神の国」故、精神論に終始したという悲劇的事実もある。

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ビギナー

5月8日(土)晴れ。

※事故に関しては多くの方から励ましのお言葉ありがとうございました。

●事故の話。一瞬の油断で大変な事態となった事は深く反省している。反省というか後悔の気持ちが強い。気分の立て直しは中々できない。あの事故の後、車を動かすのが正直怖い。初心者に近いような運転になっている。しかし、気持ちは初心者で良いのかも知れない。最終的な結果はまだだが、人身事故として処理される公算が高い。これまでゴールド免許だったので一発で免停とかにはならないはず。まあしかし、相手の方が大変な事にならなかったのは不幸中の幸いだった。ヨメさんは何事も良い方向に考えようと言ってくれるが、今の時点ではそれが正論だと思う。

●事故の相手方にお見舞い代わりの品を買いに好く。ついでに蔦屋書店で格安CD2枚購入。TQ『セカンド・タイム・カミング』とミリー・ジャクソン『ヤング・マン、オールダー・ウーマン』。TQだけ聴いたがかなりのラップ寄り。歌が上手いのとシンコペーションが私好みなので、最新作ほどではないかも知れないが聴くに値する。
You
http://www.thugpoetry.com/tq/tsc.html

♪TQ "Hard Life"
http://www.youtube.com/watch?v=m86M-BILxnM

●観たいなあと思うテレビ番組がどんどん無くなっている。私ら夫婦は時々NHK教育テレビを観ている。中でも、たった5分間だけど妙にクセになるのが『きょうの料理ビギナーズ』。内容もシッカリしているが漫画のキャラクターが面白い。高木ハツ江さんなるおばあちゃんが初心者向けに料理のコツを伝授するのだが、喋り方に特長があり和む。さらに、グータラな娘、料理のライバル小田さん、孫たちが脇を固める。しかも、ハツ江さん以外は言葉を発しないのが妙に笑える。よく出来ていると思う。人を愉しませるセンスのある人が創っている。お定まりの司会者、お定まりのタレントを使い、だらだら2時間、3時間やるよりよっぽど気が利いている。

Kyo

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ゴールデンじゃなくなる

事故を起こしてしまいました。

ガソリンスタンドに右折で入ろうと待っていたら、対向車が譲ってくれました。何気なく曲がったらバイクが直進してきて追突です。ある程度の距離が有ったので、ぶつかる前に転倒され、バイクだけが当たって来た感じです。とにかく相手の方のケガが心配で、病院で検査して頂いた結果、腕と足の打撲だったそうです。頭とかは打たれてないとの事でした。先方も謝ってこられ恐縮でした。

警察の話では「人身事故」扱いか「物損事故」扱いかは双方の話し合いで決めなさいとの事です。私はゴールド免許なので点数を引かれても即免停にはならないようです。この先どうなるかは何ともいえない所です。自損だったら金を失うだけですが、相手がいるとさすがにショックです。一日でも早くケガが治られるのを祈るばかりです。

サンキュー事故といわれる、このパターン。多く発生しているのは知っていましたが、「まさか自分が」と思う気持ちが心の底にあったんでしょうね。悔しい限りです。事故は一瞬です。譲ってくれたから早く曲がらなければという気持ちは不要ですね。安全確認に必要な時間はやはり必要な時間なんです。安全運転に徹する難しさを痛感しました。

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ゴールデンちょぼ

5月4日(何曜日だ?火)晴れ。夏が来たように暑い。

●昨日は仕事。車で移動中、対向車線側が混んでいることが多く、見当を付けた時間より早く終わる。しかし、GW前後も含め忙しいのは確か。気合を入れていきまっしょい。

●今日はヨメ実家でチョボ焼きパーティー。最近食べ過ぎなので気を付けたい所だが、ついつい食べてしまう。お腹ポッコリ。日差しが強く、元気良く遊ぶチビちゃん達も、顔は火照って汗だらだら。洗車をしたが水を掛けてもすぐに車体が熱くなる。バケツの水もすぐに温む。

♪Ian Dury And The Block Heads "Hit Me With Your Rhythm Stick"
http://www.youtube.com/watch?v=l7lOmcy20WQ
Hana

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ゴールデンラークス

5月2日(日)晴れ少し曇り。

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●熊本の社会人野球チーム「ゴールデンラークス」出身のロッテ・香月投手が初勝利。かなりの苦労人らしい。ラークスの母体は「鮮ど市場」というスーパーで、チームの選手も店舗で普通に働いているのが面白い。スーパー自体も、市場から調達した食材しか置かないので、市場が休みの日曜日は店舗も休みという常識外れなお店。しかし人気はある。どの世界でもポリシーを貫き通すのは難しいが、信じて前に進めば正道となる。

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http://www.daily.co.jp/baseball/2010/04/30/0002929499.shtml

http://news.fresheye.com/clip/6017023/

●上海万博が話題を呼んでいる中、NHKで大阪万博の模様を特集していた。改めて歴史的イヴェントだったと思う。観客の中年以上の女性は着物姿の人が多く、男性もスーツ姿の人が多い。田舎訛りが横行し、顔つきも今の日本人と違ってゴツゴツしている。現代社会との隔たりを感じるが、携帯電話の原点が有ったり、人間を丸ごと洗う洗濯機のポリシーが、現在は要介護の高齢者用の浴槽として生かされていたり、展示品レベルでも現代にリンクしているものがある。そして何より日本人に勢いを付けたのが最大の成果だったろう。

http://www.youtube.com/watch?v=P_sGVS_3QFU

♪Bob Dylan "Subterranean Homesick Blues"
http://www.youtube.com/watch?v=kLePij0Uszw

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ゴールデン胃袋

5月1日(土)晴れ。

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●ヨメさんのお姉さんの孫娘ちゃんが、近々お誕生日という事で、ウチの娘が持っていたシルバニア・ファミリーの「○○の家」シリーズをいくつかお下がりに。ところが人形は別の所に上げてたので、それを買いにトイザラスへ。種類色々。こういうのでも陳列品を眺めていると、妙にコレクター気質の血が騒ぐ。

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●娘はめでたく連休期間はバイトで埋まる。昼過ぎの集合なのでお昼をリンガーハットで。今、長崎ちゃんぽんに限り麺を増量しても価格が同じ。小市民根性で私は2倍、ヨメさん1.5倍。ヨメさん食べ切れずに私がリリーフ。さすがにお腹も増量。ヨメさんは晩飯の牛丼(手製)も少しくれたので、今日はよく食べた一日となる。

Mitt
●昨日『ブルース&ソウル・レコーズ』誌を立ち読み。好きなシンガーのミッティー・コリアのインタビューを。リズム&ブルースからゴスペルに変わり、両方の世界の興味深い話。相変わらず教会と世俗音楽界の深い溝。教会内の人種差別。<チェス>に朝方突然録音に呼び出され、帰りのタクシー内のラジオでその曲が流れていたという凄まじいエピソードも。苦しかった話も包み隠さず出て、彼女の現在の人生の充実度を知る。娘さんt(エリーシャ・ハリス)もゴスペルの世界で歌っており、本日の日記はその歌声を貼り付けておく。

♪Ricky Dillard & New G "Without God"
http://www.youtube.com/watch?v=9p9Ipb_H3Zs

●本日の読書・・・吉村昭著『下弦の月』。

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2010年4月の読書メーター

http://book.akahoshitakuya.com/u/2741

読んだ本の数:1冊
読んだページ数:317ページ
読んでた本の数:2冊
積読本の数:6冊
読みたい本の数:3冊

▼読んだ本
■方法序説・情念論 (中公文庫)
デカルトの哲学史上の位置など判らないが別にそういうのには拘らないで良いと思う。極めて多彩で自分の道筋を持っており、人間好きな人物なのは私でも読めた。
読了日:04月12日 著者:デカルト
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5745026

▼読んでた本
An
■暗黒日記―1942‐1945 (岩波文庫)
著者:清沢 洌
http://book.akahoshitakuya.com/b/4003317815

■ソロモンの歌 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
著者:トニ・モリスン,金田 真澄,Toni Morrison
http://book.akahoshitakuya.com/b/4152074140

▼積読本
■魂がふるえるとき―心に残る物語 日本文学秀作選 (文春文庫)
著者:
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167348179

■半島 (文春文庫)
著者:松浦 寿輝
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167703025

■ノモンハンの夏 (文春文庫)
著者:半藤 一利
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167483106

Min
■民族の世界地図 (文春新書)
著者:
http://book.akahoshitakuya.com/b/4166601024

■多生の縁―玄侑宗久対談集 (文春文庫)
著者:玄侑 宗久
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167692031

■子どもは判ってくれない (文春文庫)
著者:内田 樹
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167679914

▼読みたい本
■読書術 (岩波現代文庫)
著者:加藤 周一
http://book.akahoshitakuya.com/b/400603024X

Oo
■大人の見識 (新潮新書)
著者:阿川 弘之
http://book.akahoshitakuya.com/b/4106102374

■ビラヴド (集英社文庫)
著者:トニ・モリスン,吉田 廸子,Toni Morrison
http://book.akahoshitakuya.com/b/4087603490


▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

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