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梅雨空の収穫(1)

なかなか梅雨の湿気が抜け切れず、気持ちも重くなりがちです。中でもゲリラ豪雨等に遭われた方々は、日常生活も思うように行かず、大変な事と思います。雨は人の情緒を高めるという話もありますが、それも春雨程度のものでしょう。

まあしかし、なんだかんだと言いながら、好きな音楽が聴けるのは結構な事です。先日何枚か買いましたのでボチボチとご紹介します。

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●リーラ・ジェイムス『マイ・ソウル』・・・新譜が出れば、内容をよく検討しなくても買うアーティストの一人です。基盤がブルースなのが気に入っている所。しかも出て来る音楽はブルース一辺倒ではないのが素晴らしい。レディシの近作に似た逞しくキレの良いビートも感じますが、リーラの場合レディシとは違い、ブルースの根っ子が常に見えているのがブルース好きには堪らない魅力です。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/3746433

♪"Tell Me You Love Me"
http://www.youtube.com/watch?v=mnYZDapj1tQ

879
●ジョージ・ジャクソン『イン・メンフィス1972-77』・・・昨年話題を呼んだリイシュー盤。暫くは残っているだろうと思い、手を出さなかったものです。<ケント・ソウル>の一連のメンフィス物は、曲がダブったりもしていますが、質が高いです。バーバラ&ザ・ブラウンズとかも買いたいですが、とりあえず見送り中。ジョージ・ジャクソンに話を戻すと、卓越した歌唱力とまではいきませんが、味わいで攻めるタイプ。ライターとしての実績も「ソウル心」の持ち主である事を証明するものです。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/3694879

♪"Aretha, Sing one for me"
http://www.youtube.com/watch?v=iSfIvf-s2aE

700
●イントゥルーダーズ『セイブ・ザ・チルドレン』・・・73年の<フィラデルフィア・インターナショナル>盤にボーナス・トラックを4曲追加。紙ジャケです。あまり派手さのないグループですが、ドゥーワップ~リズム&ブルースの基本的感覚が感じられる為、昔から人気の高いグループです。2曲目にサイモン&ガーファンクルの「母と子の絆」を取り上げていますが、そういえばリード・ヴォーカルの歌い口は、ポール・サイモンのように飄々としています。あまり声質が似ていると、カバー・ソングとしては面白味がないのですが、1曲目のギル=スコット・ヘロン作がややシリアス・モードな為、アルバム内のバランスとしては合っています。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2645700

♪"MOTHER AND CHILD REUNION"
http://www.youtube.com/watch?v=X8TKxY6AAGw

冒頭にゴチャゴチャ書いた割には、私のリスニング生活も以前に比べたら充実していないと思います。「充実」の基準をどこに置くかという問題もありますが・・・。個人の思いはどうあれ、音楽シーンは動いています。リイシュー物を追いかけるのが主になるとは思いますが、やっぱり黒い音楽に身を委ねるのが至上の喜びなのは、昔から変わっていません。出来る範囲で付き合っていく事でしょうね。

色んな意味で(つづく)

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コメント

レディシは最近作が評判が良かったので買って聴いてみたのですが、何がそんなに評判がいいのかピンと来なかったです。リーラ・ジェイムスはまだカートの中で届いてませんが、楽しみにしてます。

投稿: himehikage | 2010年7月19日 (月) 16時56分

ちょっとブルース度が強いかも知れませんが、レディシよりは統一感があるかもですね。

投稿: k.m.joe | 2010年7月19日 (月) 17時03分

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