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2011年3月

本日を持ちまして・・・

3月27日(日)晴れ。外は暖かい。

●いよいよ長期の休暇は終わり。遠方に出たのは松橋と旭志ぐらいだったが、毎日どこかに出かけた。外食回数も普段より多かった。PCも十分出来た。ひさしぶりのお店で飲めたし、刺激的なライブも堪能できた。身体の疲れもとれたし肩凝りも楽になった。まずは充実した休暇だったと思う。明日からまた馬車馬になりましょう・・・。

●福島原発での放水作業に携わった、レスキュー隊のリーダーの娘さんがグラビアアイドルだったという話。彼女がブログで「父を誇りに思う」と書いた事に対して「売名行為」の声もあったらしい。どう考えてもこれは彼女の素直な気持ちだろう。そうでなくても、売れないタレントが名前を売ろうと努力するのは自然な事だ。問題にすべきは競争心だけが先に立つ、バカみたいな「売名行為」だろう。ビジネスでもそうだ。会社を安定させる為に利益は上げなければならない。問題はそのやり方が正当かどうかだ。うわべだけで物事を判断する、今の世の中で最も唾棄すべき考え方の一つだと思う。

♪Jimmy Ruffin "What Becomes Of The Broken Hearted"
http://www.youtube.com/watch?v=2vf3ZE7CLg0

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ライブらしいライブ

昨日、琵琶演奏のライブを聴く。「古来の薩摩琵琶」と「鶴田流の薩摩琵琶」の2種類。古来薩摩は後藤幸浩さん、鶴田流は水島結子さんが演奏者。古来薩摩は自然に音を鳴らしても音がベンディングされてる感じで、説明されてた通りシタールの音に近い。このナチュラル・ベンディングの心地好さは、音譜の枠を超えるので、ブルースファン等は受け入れやすい音だ。

後藤さんが主導権を握っていたからかも知れないが、水島さんの鶴田流は、三味線に近い感覚で食い込んでくる。水島さんの声・語りも含め、小気味よい演奏だ。若い女性ならではのタイトさが真っ正直に出てる感じ。逆に、もし、水島さんが古来薩摩を弾かれたら蓮っ葉な色気みたいなのが出るんじゃないかと勝手に妄想。

後藤さんの「語り」の力強さに、薩摩琵琶の「あはれ」な音が重なり、さらに水島さんの締まった音色が絡むと、音楽・芸能が感情表現だと言う事がヒシヒシと伝わる。哀しみ・怒り・恨み・可笑し味といった感情が混ざり合って伝わってくる。この辺りもブルースや他の民族音楽と共通する感覚かなと思う。ブルースは録音された時点でブルースで無くなっているという人もいた。ブルースは人前で歌い、演奏されるのが真の姿という考え。ライブ性の高さの由縁だ。琵琶演奏・琵琶語りも、ライブこそ相応しい形なのかも知れない。

今回は、後半にもうひとつ楽器が加わった。アボリジニの楽器でディジリー。ユーカリの木が原材だ。棒高飛びが出来そうに長いホルン状のもの。音によって長さは違うそうだが、今回のは最も長い形。重低音を醸し出す。これを呼吸だけで演奏する。吹きようによってはヒューマン・ビートボックスのように聴こえる時もある。循環的に吹かれると、スペイシーな感覚さえ覚える。科学的な宇宙と、一人の人間の内的宇宙の繋がりにまで妄想が及ぶ。プリミティブな楽器ならではの素晴らしい部分だと思う。人間の呼吸が宇宙にまで至るのだ。

日本の楽器、オーストラリアの楽器という区別は全くナンセンス。演奏者3人の感情を交感するのに国籍は無関係。ディジリーの参加で琵琶演奏は激しさを増す部分もあるが、「もののあはれ」感覚は消されない。それぞれの魅力が存分に表現され、他の楽器や語りと混じり合う事で、新しい音空間が現れる。

ライブの素晴らしさは色々あるが、観客と同時進行である事と、音響の拡がり方とその受け止め方かと思う。CDはこちらの主観で聴いてしまう事が多いが、ライブは演者と観客が息を合わせるような部分もある。その点でも、今回のライブは素晴らしかった。

http://www.tanibito.com/goto.htm

http://www.biwa-mizushimayuiko.com/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%B5%E7%90%B6

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B8%...

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熊本城へ

3月24日(木)晴れ。少し寒い。

●今日は熊本城へ。本丸御殿にまだ行ってなかったし、新しくできた城彩苑も見たかったので・・・。だいぶ歩きやすくなった感じ。桜の開花が今一つなのは残念。天守閣に上る途中に「一口城主」の方の名札が掛けてあるけど相当な数。娘はロンブーの淳の名前を探そうと展示品そっちのけ。何気なく見てたら、福田沙紀と石塚英男の名前は見つけた。城彩苑では福田農場のショップでジャムやマーマレードを購入。香梅の茶屋で一服。

http://www.manyou-kumamoto.jp/castle/

●お城を出たら熊本駅の新幹線口へ。ショップ街をウロウロしただけ。立体駐車場があるけど、市街地方面から来るとその手前に別のコインパーキングあり。ここの案内が出てれば勝手が良いのになと思う。まだまだ駅周辺は工事中の箇所が多く雑然とした印象。

●明日はヨメさんの検診に付いて行く。エコーを撮るらしい。最近は元気になったので大丈夫とは思うが・・・。なんだかんだと言いながら、入院していた時以外は付き添ってないので、これが最初みたいなもの。順当に行けば、明日以降は検診の間隔がだいぶ空いてくる予定。どうなりますか・・・。

♪Barbara Mason "Yes I'm Ready"
http://www.youtube.com/watch?v=2JGPcOkebXc

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変わりゆく変わらぬ店

3月23日(水)晴れ。

●今日は、また別の、とれたて卵の店へ。レストランにてヨメさんはオムライス、私は親子丼。卵のトロトロ具合いも良かったが、鶏肉の食感が硬過ぎず軟過ぎず、美味だった。

●昨日は、ひさしぶりのお店で痛飲。店自体は新しく変わっているものの、何となく昔の雰囲気のままジョッキを重ねる。やはり、時間というのは、自分自身の思いの時間軸で進むものだ。数十年前が、ついこの間の事のように思える。男には隠れ家が必要だ、と誰かが言ったような気がするが、納得できた夜だった。因みにライブが今度の土曜日に開催されるので、また行く予定。せっかくですからライブの告知を・・・。

http://www.tanibito.com/goto02-11.htm

http://www.youtube.com/watch?v=fZXYHnJN9qY

♪Patti LaBelle "Love, Need and Want You"

http://www.youtube.com/watch?v=NZ_oKq8jwu4

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それなりに満喫中

3月22日(火)曇り。

●昨日は、ディスカウントストアーから道の駅、ファミレス行って、新鮮卵が売り物のお店経由して、大型ショッピングセンターへ。目立った買い物は、黄身が2個入りの卵ばかり集めたものとか、ヨメさんのお姉さんの孫ちゃんへの誕生日プレゼントとして、子供用の台所セット。玩具ではなく本当に切れる包丁等・・・ちなみに父親は料理人。今日は母の見舞いの後、デパートへ行き、私は家族と離れ、レコード店巡り。現在ネットカフェ。この後呑みに行く予定。結構忙しく連休してます。

●買ったCD。タワーでファクツ・オブ・ライフの2枚組。エル・デバージの新作。半額コーナーからアル・グリーン『アイム・スティル・イン・ラブ・ウィズ・ユー』。
841
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1407751

蔦屋書店で、エリック・ベネイの新作とパティ・ラベルの『アイム・イン・ラブ・アゲイン』。
887_2
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3804143

熊本の場合、タワーは、ますますニュー・リリース中心の品揃えになっており、蔦屋が微妙にそれに遅れているので、買い逃しとかが買えたりする。しかし最近は正直な所、アマゾンでの購入が主になりつつある。

●石原都知事が、福島原発で給水活動に従事した、ハイパー・レスキュー隊の報告を受けて言葉に詰まっていた。何かと失言の多い人だが、それだけ感情の起伏が激しいんだろう。まさかアレが近いからとは思いたくない。

●熊本でも昨夜震度3の地震。結構揺れた感じがしたが、まだまだあんなもんじゃなかったんだなあと考えると、神妙な気分になる。協力といっても、買い物した時お釣りを募金箱に入れるぐらいの事しかしていないけど、いくら自分が遊んでいても、同じ空の下で苦しい思いをしている人が多数いる事だけは頭から離れない。

♪Facts Of Life "Caught In The Act (Of Getting It On)"

http://www.youtube.com/watch?v=TbbaD0EWhNc

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クール

3月13日(日)曇りのち雨。

●実は昨日から、9日間の休暇に突入している。まあしかし、やる事と言っても①ヨメさんの検診に付いて行く。②ひさしぶりの知り合いの店に呑みに行く。③CDと本を整理してブックオフに売りに行く・・・ぐらいしか決めておらず、後はいつも行かない所に買い物行ったりする予定ぐらいで、ゆっくり骨休みの算段。果たしてどうなりますか・・・?

●東日本大地震の避難所で、若者たちが自主的によく働いているという話を聞いた。現代の若者特有の屈託のなさが良い方向に働いている気がする。ふと「クール」という言葉が思いつく。日本のアニメ文化やオタク文化は「クール・ジャパン」みたいな呼び方で海外に好評らしい。我々の世代だと「クール」という英語は「冷たい」という意味にとられがちだけど、最近は「冷静」とか「カッコイイ」という意味がピッタリくるらしい。娘が高校の時、オーストラリアからホームステイに来たお嬢さんと話しているのを聞いていたら、テレビに映るアイドルを示して娘が「He is so cool」と言っていた。ウチのアホ娘でも使うぐらいだから、若い世代の感覚としては普通なんだろうな。

●「クール」な対応、今回の大災害でも必要だ。政治家やマスコミ、電力会社トップ、避難所に居られる方、安全な場所に居る者、全ての人間がカッコイイ必要はないが冷静さを失ってはならない。混乱の中、スピーディーに必要な処置を取るというのはかなり難しい。バタバタするのは仕方のない事だが、クールな精神を忘れないようにしたい。また、よく事情も解らず批判するのもクールじゃない。批判するぐらいなら的確なアドバイス。なかなか難しいけどね。

♪The Natural Four "How Have You Been"
http://www.youtube.com/watch?v=mSRlGM_uHe4

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人知を超えたもの

3月13日(日)晴れ。

●まさか、原発の建屋が吹き飛ばされるような光景を観るとは思わなかった。理由は科学的に説明できるんだろうけど、やはり放心してしまう。所詮人間は自然の猛威の前に無力なのか・・・悲劇は姿を変えながら人間を苦しめ続けるものかも知れない。ただ、悲劇と闘い続けている人もいる。人間の逞しさを感じるのも確か。自然は人知を超えているかも知れないが、その自然が巻き起こす悲劇を乗り超える「人知」が存在するのも私は信じる。人間は現実の世界に生きながら、非現実的悲劇を体験する。そこからまた新たな現実に踏み出すしかない。

●ブックオフにてバイザー・スミスのCDと、本を2冊購入。
Ba

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地震

3月12日(土)晴れ。

●日常がどこかに飛んで行ってしまったような大地震。一日でも早く、被災者の皆さんが平穏な日々を取り戻せる様に祈るのみだ。しかし、いまだに予断を許さない状態ではある。一瞬先に何が起きるのか分からないのは大変な恐怖だ。遠く離れた場所だから・・・というような思いはとても抱けない。

●本来なら今日は九州新幹線の全面開業で、熊本も各地でイベントが開催されたはずだが自粛状態。ちょうど買い物に出たついでに熊本駅周辺に車を走らせたが、工事中の箇所も多数あり、人はたくさん居たような気もするが、やはり静かな印象だった。

●谷沢永一さんが亡くなられた。ちょうど数日前に、著書の『人間通』を読み始めたところ。95年のベストセラー。最初の方しか読んでないが、人間には嫉妬心はつきもの、と通常の人生訓関連の書籍なら否定するような事を「認めなさい」と言われたような心持ち。最も愚かな人間は、自分の愚かさに気付かないヤツ。一般的に欠点視されている感情を否定せずに、前へ進むというのは私も大いに同感だ。

http://book.akahoshitakuya.com/b/4106004895

♪Dinah Washington "What a Difference a Day Made"
http://www.youtube.com/watch?v=bVyyyGxWYD8

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雨だったが気持ち晴れ

3月6日(日)雨。

●ちょっと離れたショッピングセンターに行った後、近くの玩具卸店へ。娘がジグソーパズルを注文していて、届いているかどうか確認に。連絡は来る段取りだったが近くまで来たので。子供連れで賑わう店内だったが、店員さんの対応、店員同士の連携が素晴らしい。「まだ来てませんね」という話だったが、別の人が「来ましたよ」とバタバタやって2階から降りて来た。ちょうど荷物が届いた所だった。パネルを自分たちで選んできたら「これはサイズ違います」と店員さん。降りて来た店員さんが「私持ってきます」と素早く2階へ。これだけ親身になってくれると、たとえミスが有ったとしても誠意は伝わるだろうなあ。教育されているというか、店全体がそういう雰囲気なんだろう。

●ロアッソ熊本が開幕戦勝利。新加入の選手が得点を決めるなど、毎年強くなっていく印象だ。私は熱心なファンではないが、やはり地元のチームが強いと嬉しい。今シーズンは果たしてどうなるだろうか?

♪Brook Benton "Rainy Night In Georgia (live 1982)"
http://www.youtube.com/watch?v=Qr5djzzeA3M

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セルフ・コントロール

3月5日(土)晴れ。まだ寒い。

●「オードリーのピンクのヤツ、名前何だった?」とヨメさん。私は私で、十六茶のCMの女の子の名前が思い出せない・・・中年過ぎると会話が自然とクイズになったりする。

●熊本で起きた幼児殺人事件。現場は我が家の生活圏だし、容疑者は娘と同じ大学の同学年、とあまりに身近な戦慄。色々思う所もあるが、親御さんの気持ちを考えると沈黙してしまう。悪いのは犯人。親や社会体制等ではない。世の中結局は本人次第なのだ。犯罪的嗜好が有ったのかも知れないが、通常はそういう気持ちは自分で処理しなければならない。責任は誰にも押し付ける事はできない。人間らしく生きるには、自分の醜さや馬鹿さ加減に気付き、沸き起こる激情をコントロール出来なければならない。自分の始末は自分で付ける。自分の教育を自分で行う面も必要だと思う。

●独身時代によく飲みに行ってた酒場が転居していて、数年ぶりに連絡が取れた。電話の向こうのマスターは昔と変わらなかった。今月末に休みが取れているので顔を見せようと思う。時間の流れに昔も今もない。

♪Al Green "YOU KNOW AND I KNOW"
http://www.youtube.com/watch?v=LFNeBZ52yPM

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2011年2月の読書メーター

読んだ本の数:1冊
読んだページ数:402ページ
読んでた本の数:1冊
積読本の数:3冊
読みたい本の数:2冊

●既に3月。図書カードも手に入ったので、本日2冊購入。小林秀雄著『人生について』<中公文庫>。池田晶子さんと並び、ブレインストーミングさせてくれる巨匠。しかし入り口は両者とも人懐っこい。そこが好きなんだろうと思う。トニ・モリソン著『ビラヴド』<ハヤカワepi文庫>。ハマリそうな作家。小説というより物語。かといって現実性に欠ける訳ではない。その他、<平凡社ライブラリー>からリロイ・ジョーンズの『ブルース・ピープル』が発刊。一度読んだような気がするがよく憶えていない。いずれ買うかも。


▼マイページ
http://book.akahoshitakuya.com/u/2741


▼読んだ本
Boku
■僕の見た「大日本帝国」
迫真のルポルタージュというより等身大のルポルタージュ。著者の考えを知る本というより一緒に考える本だ。我々は余りにも知らなさ過ぎる。
読了日:02月06日 著者:西牟田 靖
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9679339

▼読んでた本
■14歳からの哲学 考えるための教科書
著者:池田 晶子
http://book.akahoshitakuya.com/b/4901510142

▼積読本
Mei
■明治快女伝―わたしはわたしよ (文春文庫)
著者:森 まゆみ
http://book.akahoshitakuya.com/b/416742102X

■ブッダの教えがよくわかる―幸せに生きる仏の知慧 (日文新書)
著者:ひろ さちや
http://book.akahoshitakuya.com/b/4537257911

Syu
■集中講義 これが哲学!---いまを生き抜く思考のレッスン (河出文庫)
著者:西 研
http://book.akahoshitakuya.com/b/4309410480

▼読みたい本
■空の論理「中観」―仏教の思想〈3〉 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
著者:梶山 雄一,上山 春平
http://book.akahoshitakuya.com/b/404198503X

■仏教とキリスト教―どう違うか50のQ&A (新潮選書)
著者:ひろ さちや
http://book.akahoshitakuya.com/b/4106003147


▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

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