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ちいさな哲学者たち

フランスの映画『ちいさな哲学者たち』・・・テレビ番組での紹介を見たものです。

http://tetsugaku-movie.com/

ある幼稚園で、4歳~6歳の間「哲学」の授業を設けた。さまざまなテーマに沿って、子供たちが自力で哲学する事によって、どう成長したかを追ったドキュメンタリーらしい。

最初の内は、先生の質問に対して応えるというパターンだった。次第に、身近な例を上げて説明できるようになったり、自分達でテーマを出せるようになった。

議論が白熱して、暴力を奮ってしまう園児も出たが、暴力では何も解決しないという教訓も得る。

考える事の楽しさを知った子供達は、人間関係の確立や、物事の善悪について、「教わる」のではなく「気付く」のではないだろうか?

口の達者な子供は時々見かけるが、達者なだけに自分中心に世界を構築してしまいがちな気がする。口は達者でも考えは浅いのだ。もちろん、人生経験を通じて大事な事に気付いてはいくだろうが・・・。気付かないままの大人も結構いる。

教育問題を語れるほど私には知識がないが、充実した人生を送る為に必要な事は、なるべく小さい内に教えて上げた方が良いと思う。

いや正確にいうと、「考えさせる」必要があると思う。「これはこうなんだよ」という前に「これ、どう思う?」と問いかけるだけでも受け取る側の意識は変わる気がする。

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