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ある再会

●小学生の頃、材木置き場みたいな所で遊んでいた。そこに居ると時々変な臭いがしてきた。焦げ臭いのだが、単に焼け跡の焦げ臭さのようなものでもない。醤油が焦げ付いたのとも違う。もっとも、小学生では臭いの原因を判断する知識も興味もない。「臭いな」と思いつつも、積んである材木を上ったり下りたりするだけであった。あれから数十年後、仕事先を訪ねた時、付近にコーヒー豆の卸業者さんが在った。そこからあの焦げ臭い臭いがしていたのだ。いわゆる「焙煎臭」だったのだ(と思う)。50過ぎのオッチャンになるまで、コーヒーの焙煎の臭いを嗅いだ事がなかったのか不思議な感じもしたが、あれだけ強烈なものは中々ないだろうなと一人納得。いちどきに懐かしい気持ちになった。でも、遠い日の遊び場の近くにコーヒー関係の店が在ったのか疑問も残る。1kmぐらい先にUCCの工場があるけど、あれだけの臭いを外に漏らすとは考えにくい。まあ、謎の解明よりは思い出に浸る方が好い。

●池田晶子さんの『メタフィジカル・パンチ』に触発される。知る事より考える事の重要性は本書以外でも何度も強調されている所。知識の多さより思考の深さだ。人は他人の意見をそのまま自分の意見にしがちな部分がある。極論を受け入れる心理(あるいは騙される心理)もそんな所が基底にあるのかも。だが、他人の意見を深く考えて判断するというのはかなり難しい。どうすれば良いか?常に、何事に対しても考える事だと思う。考えよりも考え方を知れ、とも池田さん仰ってる。考える事は、実は難しくないと私は思う。というか難しく考えなければ良いのだ。キーワードは「納得」。

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