« 陰翳礼讃 | トップページ | 2012年7月の読書メーター »

なりゆき

●娘の就活が敗戦続きだ。私もヨメさんも、気にする事はないと繰り返す。だが、本人は「自分に欠点がある」と思うらしく、落ち込みようが以前より酷い。もっとも、立ち直った後のテンションの高さも凄い。ウチの娘の性格か、最近の若者の特徴か不明だが、悲しい事、怒りを覚える事、楽しい事への反応が早く、度合いも大きいように思う。成り行きを見極める前に躁状態になっている感じ。若い内はある程度そういうものかも知れないが、喋るのが早口なのと一緒で、感情を表に出すのが早すぎる気がするのだ。

●男女の産み分けをする人が、相当数居るらしい。日本では出来ないので、タイへ渡る。実は、タイでも許可されていないのだが、請け負う医師が居るとの事だ。不妊症の人が体外受精等行うのは生命倫理に反しないが、親が、生まれてくる子供の性別を決める産み分けは、生命倫理に反するという意見が多い。難しい問題だ。生命倫理を主張するなら、体外受精も、自然な出産形態ではない。しかし、ここは「生命」に重きを置くより「倫理」の解釈を優先すべきなのだろう。

●各々の理由から考えてみる。切実に子供が欲しい。でも子供が作れない身体である事は検査でハッキリしている。これに対して、男ばかり続いたので次は女の子が欲しい。これも親にとっては切実な願いではあるだろう。しかし、「普遍的な切実さ」を感じない。子供が欲しい、男だろうが女だろうが構わない、やはりこちらの気持ちの方が切実だ。しかし、本人たちにとっては「切実さ」を比べられても納得いかないだろう。実際に産み分けが可能なのだし。まず医師側が倫理を定め守らなければならないのだ。

●さらに、費用の問題もある。一番辛いのは不妊症の治療をしたくても出来ない人たちだ。そういう人たちを考えると「子供は授かり物」という考えに徹するのが、結果的に「平等」なのかも知れない。しかし、近代科学がそれを許してくれない。「便利さはより多くの不便さを生む」と言ったのは誰だったか。成り行きに任せ自然に行動し、必要以上に求めないのが、一番気持ちが「納得」すると思うのだが、今の世の中、シンプルに徹する事はかなり難しい。

|

« 陰翳礼讃 | トップページ | 2012年7月の読書メーター »

Life is...」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1184591/46544002

この記事へのトラックバック一覧です: なりゆき:

« 陰翳礼讃 | トップページ | 2012年7月の読書メーター »