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命・知らず

●借りている駐車場から、歩いて角を一つ曲がる時。角のお宅の庭木が道路側に張り出して、端に寄って歩けない。無造作に車が曲がってきたら危ないので、いつもカーブミラーを注視している。何も来てないので曲がろうとしたら、男子高校生の自転車が猛スピードで駆け抜けて行ったーー。咄嗟に止まったので大事には至らず。もし、下でも見て歩いていたら・・・あるいは、狭い歩道なので、彼が反射的に車道に下りて車と接触したら・・・などなど考えると恐ろしい。果たして、彼はどこまで考えてくれただろうか?

●ショッピングセンターの駐車場。ママ友同士か、母子ワンペア計4人が車から下りてきた。ひとりのママがくわえていたタバコを、自分の子供が傍に居るのも構わず、投げ捨てた。マナーの悪さもさることながら、自分の子供に当たる可能性を考えないのだろうか。その前に子供と一緒の車内で喫煙するだけでも驚きだが・・・。

●子供を虐待する親は、精神的な問題もあるだろうが、子供を子供と思っていないのでは。子供が小さい内は「保護」が必要だが、子供と思ってないなら、保護する意識もない。保護の気持ちがないから、感情のままに泣いたりする子供に対して、自分も感情のままに暴力で黙らせようとする。ひとつ上の立場から対応出来ないのだ。

●親子関係は、人間が最初に経験する感情の交流の場だ。親からのスキンシップや正しい躾、親自身の行動が、やがて、子供が他人と交じわる際のバックボーンとなる。他人の感情を受け止め、自分の感情を出せるようになる。親子関係は、子供に「命」を吹き込み、人間として形成させるものではないだろうか。ノウハウを教えるのではなく、感情を芽生えさせる。もちろん、理想通りにはいかない。むしろ綻びがある方が人間らしいかも。子育てに苦労した方が、伝わる感情も豊富なものになりそうだ。

♪Dan Greer "Thanks to you"
http://www.youtube.com/watch?v=yRVvyrNbVMc

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