年齢差
本の中で、睦田氏が現代の社会全体を考察した部分。大人が自分の考えで行動せず、誰かが鹿爪らしく述べた理屈を真似るだけで、大人としての自分らしさを見せず、とりあえず若者文化に迎合して、物分りのよい...大人を演じている為、子供・若者もバカにしている。文章どおりではないが、大体そういう事を書かれている。
今の世の中ジェネレーション・ギャップが無いのか有るのかよく解らない。ギャップが無いように大人たちは若さを強調しているが、実は違う意味のギャップが発生しているのじゃないだろうか?ジェネレーション・ギャップは自然に発生するはずなのに、歪んだギャップになっている。
本来、人間は年齢差を意識すべきじゃないかと思う。年寄りを敬えとかいう話ではない。これも正確には年寄りを敬えではなく「すべての人間を敬え」となるべき。うまく説明できないのだが、今の世の中、子供から大人まで年相応じゃない気がする。年配者が気持ちを若く保つのは良いのだが、年配者なりの落ち着きはあるべき。若者が気さくに年配者と話すのは良いが、失礼に思える言動はつつしむべき。もっとも若者同士でも、年配者同士でも同じだが・・・。やはり、子供は子供、若者は若者、中年は中年、年寄りは年寄り、各々「らしさ」がほしい。年上が偉い訳でも何でもない。ただ、年齢による「縦の関係」は一個の人間を考えた場合、とても大事だと思う。
少々、乱文になったので、また考えてみたい。
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