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ブルース経済学

One


♪FENTON ROBINSON "somebody loan me a dime"

https://www.youtube.com/watch?v=BO5pcmHepEQ

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●フェントン・ロビンソン不朽の名作。邦題は「10セントを俺に」。そうかそうか。1ダイムは日本人になじみがないから「1ダイム=10セント」と訳者の方が両替してくれたのか。でも、硬貨10枚をジャラジャラと渡すより、絵的には一枚の硬貨を掌にポトンと落とした方がブルースじゃないかと思いきや、そもそも1ダイムを10セントという呼び方をするのが一般的とか。なるほど、納得しました。

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●フェントンの魅力は、ヴォーカルにもギターにも“自然な泣き”が含まれている部分かと。皆さん、ウソ泣きに騙されてはいけません。10セントを10万ドルと勘違いする事にもなりかねません。

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♪憂歌団 "10$の恋"

https://www.youtube.com/watch?v=6oRfzY1VIp0

●最近のレートだと、10ドルではおネエさん達の職業は成り立ちません。もっとも、昔のレートでもしんどい。それだけに、苦渋の恋に苦しむ男側のブルースと、10ドル単位で稼がなければならない女性側のブルースまで感じます。

●憂歌団が本物のブルースマン集団である事の証左は、日本的なブルース情感を表現できているからだろう。四畳半フォークとも違う。黒人のブルースに親しんだが故の結果だ。音楽はスタイルから入るのではなく、スタイルを創るのだ・・・誰か有名なミュージシャンの言葉だった気もするが、その解答は出なくても良い。その分憂歌団聴きましょう。

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