2014年私が出会った音楽ベストテン
※2014年にリリースされた作品に限りません。私が購入・レンタルした作品からのセレクトです。「新鮮な刺激を与えてくれた作品」を優先しますので、好きなミュージシャンやいわゆる名盤より自分の気持ちが優先されます。一般的な評価とは全く無関係です。
①ポール・ゲイトン『チェス・キング・オブ・ニュー・オーリンズ』
人は自分の生まれた頃の音楽を好むという話を聞いた事がある。確かに1957年生まれの私は40年代中盤~50年代の音は無条件に好きだ。明るい躍動感の裏の強靭なテクニックも堪能のポイント。
"Driving Home"
https://www.youtube.com/watch?v=XMaSOWcrUfo
②マジック・サム『ライブ・アット・ジ・アヴァンギャルド』
ブルースはつくづく音楽というより感情の迸りである。心の叫び、抉るギター、壮絶で人間味に溢れるライブである。
"San-Ho-Zay"
https://www.youtube.com/watch?v=vw0fuxvz-_Y
③ボビー・チャールズ『ボビー・チャールズ』
これぞ新鮮な刺激をくれたアルバム。自然体の力強さ・・・肩肘張らずに生きようよ。
"Small Town Talk"
https://www.youtube.com/watch?v=5gjyOdeidTc
④チャック・ベリー『ブルース』
これもある意味刺激的な作品。ブルースとロックンロールのリンクを知りたければ、ぜひこのアルバムを。ディープかつ痛快だ。
"Confessin' The Blues"
https://www.youtube.com/watch?v=p3qVbQNRjJU
⑤ローランド・カーク『ブラックナス』
今年聞いたジャズ関係は、アート・ブレイキー、キャノンボール・アダレイ、ルー・ドナルドソン辺りか。どれも素晴らしかった。カークを選んだのは、ジャズ空間を若干ハミ出しているところかな。しかし、決して異端ではない。黒人音楽のエッセンス溢れる傑作だ。
"What's Goin' On/Mercy Mercy Me (The Ecology)"
https://www.youtube.com/watch?v=xwqOY8iDNVQ
⑥リトル・ウォルター『ヘイト・トゥ・シー・ユー・ゴー』
リトル・ウォルター自身は自分の卓越した才能に気が付いていたのだろうか。バンドメンバーにギャラを渡さないなど傍若無人な振る舞いが伝えられる。しかし、ハープの音色は勢いを持ちながらも抑制が効いている。とても性格破綻者には思えない。まったく、ブルースマンて奴は!
"Blue Midnight"
https://www.youtube.com/watch?v=vT0Ku-gzHS8
⑦ハウリン・ウルフ『ライブ・アンド・クッキン』
結局これも外せないよなぁということに・・・。飛んだり跳ねたりのパフォーマンスが出来なくった時期のライブだが、却って「ブルース演奏」をジックリ聴かせる結果となっている。ブルースファンなら落涙ものだ。
" I Had A Dream"
https://www.youtube.com/watch?v=Z-WMVWn3Gt4
⑧ニーナ・シモン『シングス・ザ・ブルース』
8位というのは選んでおいて不本意な部分も。堂々たるブルース・ウーマンぶりは感激したが、私がストレートなブルースに心奪われた分、全体像が掴み辛かったのかな。素晴らしいアルバムなのは間違いなし。
"Do I Move You"
https://www.youtube.com/watch?v=RjG5cwOPALI
⑨ココモ・アーノルド『オールド・オリジナル・ココモ・ブルース』
破天荒でも成り立つのが音楽。
"Big Leg Mama (John Russel Blues)"
https://www.youtube.com/watch?v=SXQvxTxuwFE
⑩ザ・スタイリスティクス『スタイリスティックス登場!』
やっとソウルが出てきたかと思ったら定番すぎる一枚。ラティモアやバーバラ・メイソンあたりと悩んだが、この美しさには一歩引く。ちょっとブルースを選びすぎたが、自分の気持ちに忠実ともいえる。
"Stop, Look, Listen (To Your Heart ) "
https://www.youtube.com/watch?v=ixidAT5yklk
※10曲しか選べないのは実に大変。だが、それだけに自分の嗜好のベースが自分で確認できる感じだ。2015年、去年以上に悩んでみたい。
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