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2015年1月

以下の妄想の中で、あなたが実現して欲しいと思うのはどれですか?

①エレキ・ギターを弾くロバート・ジョンソン
②デイヴィッド・ラフィンのマラコ録音
③ブライアン・ジョーンズが生きていて、いまだにストーンズのメンバー...
④ブライアン・ジョーンズがビートルズに入って、リンゴの代わりにドラムを叩く
⑤ジミ・ヘンドリックスがレッド・ツェッペリン入り
⑥サム・クックがモータウンを買収
⑦ビッグ・メイベル、エタ・ジェイムス、ルース・ブラウンが新生キャンディーズを結成
⑧ボビー・ブランドがイソジンのCMに出演
⑨マーヴィン・ゲイとR・ケリーの共同作品
⑩ジェイムス・ブラウン対マイルス・デイビスの大統領選
⑪チャーリー・パーカー、同時複数管吹奏で新境地開拓
⑫チャーリー・パーカー、ルイ・ジョーダンに弟子入りし、新境地開拓
⑬ハウリン・ウルフの浪曲師デビューを、ヒューバート・サムリンが三味線で支える

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久留米の収穫

※初見参の、タワー・レコード久留米店での買い物記録です。

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●キム・トリヴァー『カム・アンド・ゲット・ミー、アイム・レディ』<チェス>(73)

冒頭からスロー曲が並ぶ。スケールの大きい曲が彼女の歌唱を生かすのは確か。しかし、パティ・ラベルのような迫力押しではなくジワジワと攻めてくる。暖房器具で暖まるのではなく、運動の効果で暖まる感じか。1曲だけあるブルースは、リトル・ビーヴァーのギターが超個性的。

Kim Tolliver - I'm Losing The Feeling (Come And Get Me I'm Ready 1973)

https://www.youtube.com/watch?v=BDDKcWCvOeQ

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●C・L・ブラスト『アイ・ウォナ・ゲット・ダウン』<コティリオン>(80)

ソウルらしいソウル。ミディアム~アップの素直な高揚感、スローを支えるゴスペル感覚。華麗でもなく泥臭くもないが、エンドレスに感動が続く。音創りはフレデリック・ナイト。演奏はマラコ勢。ナイトとサム・ディーズも参加。70年代ソウルがブラコンへと変わるギリギリの所か。土俵で言えば徳俵だ。

C L Blast - Love Dont Feel Like Love

https://www.youtube.com/watch?v=ggelQKw8v2A

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●V.A.『サン・ブルーズ』<サン>(14)

笑っちゃうほど衝撃的!象徴はメンフィス・アグレッシヴ・ギターだ。その極北はパット・ヘアかと。リトル・ミルトンやルーファス・トーマスといった後のビッグネームも、激しさが先に立つ。孤高のギタリスト、アール・フッカーでさえメンフィス色に染まっている。ワンマン・バンドやジャンプ系も充実。 突っ込み所満載だ。

James Cotton Cotton Crop Blues SUN 206

https://www.youtube.com/watch?v=YAqTrbuxCRI

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『ブルース&ソウル・レコーズ』誌2月号

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※『ブルース&ソウル・レコーズ』誌最新号のコラム内容に触れている部分が多々ありますので、読むのを楽しみにされている方はスルーして下さい。

●レッド・ベリーは、昔からあまり聴いた事がない。纏めて耳にするのは、今回の付録CDが初めてと言っていいぐらいだ。真っ直ぐでハードな声やギター・プレイの安定感は流石である。歌詞の聞き取りは出来ないが、いかにもメッセージ性が強そうな、静かな怒りを感じる局面もある。ソングスターとして、黒い伝統を継承した意味合いからも、ブルース史上の重要人物である事は間違いない。

LeadBelly - Midnight Special

https://www.youtube.com/watch?v=cu7gafphe9M

●いつもながら連載物も面白い。中の一つ、『リヴィング・ブルース』誌ジム・オニール氏の寄稿。オニールは<ルースター>レーベルを共同で立ち上げていた。趣旨は、若手の発掘。故に、アルバート・キングから録音の申し出があった時も断ったそう。確かに、私も、マジック・スリムやラリー・デイヴィス等の“新勢力”はこのレーベルに教えてもらった。<アリゲーター>や<デルマーク>に比べたら、規模は小さいかも知れないが、良心的という意味では肩を並べる。

「Magic Slim」Early every morning

https://www.youtube.com/watch?v=Ht4CbFRQZA4

●原田和典さんのジャズ関係のコラム。「ジャズ・レコード第1号」について。世間一般的には、オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドという白人5人組が最初とされている。しかし、1916年の黒人クラリネット奏者、ウィルバー・スウェットマンがそれより早いと。恐らく、レイス・レコードの為、無視されているのではという話だ。この人、ローランド・カークばりに、クラリネット3本同時吹奏とかもこなしていたとか。オリジナルは蝋管だが、CD復刻は成されている。それでも認められないのはオリジナルの存在が確定出来ないからだろうか?それとも・・・。

Wilbur Sweatman Down Home Rag

https://www.youtube.com/watch?v=yEPL4WCzm-o

●ところで、スウェットマンの1年前に別のコルネット奏者にも声が掛かっていた。彼はレコードの存在を知らず、自分の技術が盗まれるのを怖れ、断ったと言う。後に吹き込むのだが、全盛期は過ぎていたという。こちらの話も切ない。黒人音楽家につきまとう闇の一面だと言える。

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マイアミとジャングル

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●凄いぞ、ジャングル・ビート!人間が、胎児というか細胞のレベルにまで還ったとして、その威力・魅力は伝わるのではないか。加えてエンタテイナー能力の高さで愉しさ倍増である。

Bo Diddley - Pretty Girl

https://www.youtube.com/watch?v=yTxpI9JS_8I

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●5曲目まではひたすら惹きつけられる。ただ、ライナーによれば6曲目からのクラレンス・リード作品こそ「マイアミ・ソウル」らしいそう。あぁ、なるほどそれも解る。グウェンは、結局サザンだろうがモダンだろうが、マイアミだろうがディスコだろうが完璧に歌い上げる。無駄な力みなし。

Gwen McCrae - Let's Straighten It Out

https://www.youtube.com/watch?v=Nsh3t5X0VU8

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嬉しい収穫

●ヨメさんが退院後初の検診へ。手術で取り除いた組織の分析の結果、想定していた状態ほど悪くはなかったとの事。食べ物も、ある程度自由に摂って良いそうだ。次に病院に行くのは半年後となった。

●昨日は、アウトレット・モールへドライブかたがたショッピング。バーゲンセールだったので。スニーカーの、まあまあ気に入ったのがあったので、レジに持って行く途中で更に気になる一足。試してみると、履き心地が格段に違う。結局、そちらにしたら割引率が高くなく、諭吉超えとなる。帰りにゆめタウンの久留米店が大きいので行きたいと娘が要望。行くとタワーレコードがあった!さほど大型ではなかったが、1000円シリーズの初期の物などあったので購入。嬉しい収穫となった。

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.2

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●ボビー・ヴァレンティノ2005年作。ゼロ年代のR&Bらしくしっとりバラード系ばかり。歌はかなり上手い。黄金時代のソウルを歌わせたく思うのは、オールドファンの身勝手でしょうね。

Bobby Valentino - Gangsta Love

https://www.youtube.com/watch?v=iYhixjGyg20

【画像なし】

http://artist.cdjournal.com/d/-/1290110308

●シル・ジョンソン作品で著名な<トワイナイト>レーベルのコンピ。廃盤です。シカゴ・ソウル、ファンキー・ソウルとは何ぞやという問いへの明確な解答。ネット友達の方からコピーして頂きました。

Nate Evans - Pardon my innocent heart

https://www.youtube.com/watch?v=uIF9uycf4GQ

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●メイズの『シルキー・ソウル』。ピーター・バラカン氏曰く「メイズこそ米国黒人に好まれる音楽」。ひとえに、ソウル心を失わない演奏陣のテクニックに尽きると思う。フランキー・ビバリーの歌声も楽器の一つの様に演奏と一体化している。

Maze feat Frankie Beverley - Change our ways

https://www.youtube.com/watch?v=2D0HOwueYcw

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●デニス・ラサール『イッツ・ライイング・タイム・アゲイン』。

大姐御なら何を歌っても結果は残す。ただ、個人的にはブルース感覚が強くメリハリの効いたタイプの曲が好みだ(本盤ならタイトル曲とか)。「ラスト・ナイト・ワズ・ファースト・ナイト」の様なベッタリした曲も沁みる。トミー・テイト~ジョー・テックス「ホールド・オン」のような超有名曲もあり。 この手は淡々と歌い上げる。80年代サウンドも気にはならない乗りの良さ。

It's Lying Time Again by Denise LaSalle

https://www.youtube.com/watch?v=5kQw85Lz1xc

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人生の成功者

「人生の成功者」という概念が理解できない。「会社経営の成功者」に対して使うからか。人生を総括する事はそもそも出来ないはず。成功あり、失敗あり。失敗あっての成功あり。様々な苦難を乗り越えて生き抜く事を「人生の成功」と呼ぶならまだどうにか。それでも的確な言い回しと思えない。

RUN-DMC - Walk This Way

https://www.youtube.com/watch?v=4B_UYYPb-Gk

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【創作】スーパーフライ~羊はそれを我慢できない

※お世話になってます『週間ドリームライブラリ』さんの三題話に沿って創ったお話です。お題は①ひつじ②くも③流行語で、流行語はa ありのままで b いいじゃないの c だめよ〜だめだめの中から一つ選ぶというルールです。初笑いとなりますかどうか・・・。

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雲の上の、そのまた上の、神さまだけが住んでいる世界。2014年も終わろうとする時、恒例の「干支引き継ぎ式」の準備が着々と進んでいた。

「おお、なかなか良い羊じゃ。いいじゃないの」目を細めているのは、引き継ぎ式総合管理担当の神さまだった。隣りで緊張しながらも嬉しそうなのは、下界から羊を連れてきた神さまだ。この行事は、神さま経験満一年を迎えた新米の神さまが、ゆく年くる年の動物を集めてくる事から始まる。

「ところで馬はまだか?」
「はい、もう下界に下りてだいぶ経ちますね。ちょっと見てきます」
「頼む。あいつは気が弱いところがあるからなぁ」

先輩神さまが、馬を探しに行った新米神さまを探しに行く事に。神さま探知センサーがあるから大丈夫。とある牧場ですぐに見つかった。

「おい、どうした?」
「あ、先輩。困ってるんです。ここにいる、引退した競争馬を連れて帰ろうとしてるんですが、私を神さまだと信じてくれないんです」

すると、一頭の馬が、うさん臭そうな顔つきで近づいてきた。「おやおや、仲間を呼んだのか?」
「おい、どうやったらついて来るんだ?」
「アンタたちが信頼できると思えたらな。俺も天下のスーパーフライだ。GⅠレース無敗の勇者!種馬になっても良い仕事してるぜ!ヒヒ~ン!」
「エッ?名前何だって?」
「スーパーフライさ!」
「スーパードライ?」
「ビールかよ!」
「スーパーのフライ?」
「見切り品は安いのかよ!ヒヒヒ~ン!面白えヤツだ、気に入った。行ってやろうじゃねえか!」

呆気にとられている新米神さまの耳元に、先輩神さまがそっと囁いた。「こういう屈折したタイプは、無理に説得しようとせず、自然な流れでありのままに会話すれば良いんだよ」

無事、神さまの世界に着いた一行。既に宴の準備が進められている中、スーパーフライは、先客の羊がいる控室に案内された。
「やぁ、俺はスーパーフライだ。アンタの名前は?」
「ジャッキー・ブラウン」
「えらくご立派な名前だな。ところで、ジャッキー、食事の用意がされてるみたいだけど、まさか俺たち、馬刺しとジンギスカンにされるんじゃないだろうな?」
「まさか、そんな、人間みたいな事するわけないじゃない!もし、毎年やってるんだったら、辰から巳の時はどうするのよ」
「あ、確かに食えねえな。子と申もキツイ」

スーパーフライの心配は杞憂に終わった。単なる宴であり、彼らもその恩恵を十分に味わった。しかし、困った事に、すっかり満腹になった為、スーパーフライの種馬気質がよみがえってきた。可愛いお尻を振りながら前を歩くジャッキー・ブラウンに、そそくさと近寄っていった。

「よぉ、ジャッキー。これも何かの縁だ。二人きりでゆっくりしないか?」
「ダメよ!ダメダメ!」
「まぁそう言わずに、ここちょっと寒くないか?暖まろうぜ」

次の瞬間、ジャッキーは後ろ足で立ち上がって素早く振り返り、どこから出したのか、ピストルをスーパーフライに向けた。

「少しも寒くないわ」カチャリ。

一瞬で事情を察知したスーパーフライの逃げ足は、生涯最高のスピードだった。

<この小説はフィクションであり、登場人物、馬、羊、団体名等は全て架空のものです>

(おわり)

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.1

CD棚を順番に聴いていく計画。今週はトニ・トニ・トニの3作目(この次の方が好きだな)→ハロルド・メルヴィン&ブルー・ノーツのテディさよならアルバム(鈴木啓志さんのライナー良かった)→ファンテイジアの2作目と進みました。

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※93年の3作目。後の作品ほどオールド・ソウル寄りではない。良質なヒップホップ系R&B。表現されるダンス・ビートは新旧共通のものなので、オールド・ファンも身体が動く。やや実験的な曲もあり、終盤は美麗バラードで締める。多彩である。いや、ここは多才と言うべきか。

Tony Toni Tone - Lay Your Head On My Pillow

https://www.youtube.com/watch?v=qf3o6EW8P0g

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※テディペン在籍最後の一枚。ブルー・ノーツ時代より、ソロの方が俄然好き。でもよく聴いてみると歌い口に大きな変化があるわけではない。居場所の問題か。ブルー・ノーツはあくまでスタンダードなソウル・グループだ。テディのソロに比べて地味に思えるのだ。しかし、聴き返す内に味が出てくる。

Harold Melvin & The Blue Notes - Don't Leave Me This Way

https://www.youtube.com/watch?v=O2WKoN8K6nI

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※大評判のデビュー盤よりヒップホップ感を強調しているらしい。パワフルだが声自体はキュートだ。ハスキーなのでセクシーさも。クリセット・ミッシェルに似てるかな。ただ、クリセットとの大きな違いは個性が感じにくい。トレンドに呑み込まれている。バラードの歌の上手さだけが残る。

Fantasia -Bump What Your Friends Say

https://www.youtube.com/watch?v=UTfbX63eu58

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ピースとハイライト

●今年のお節は特に美味しかった。ここ数年は、義兄の関係で同じタイプの出来合いの物を食べているが、例年以上に箸が進んだ。ヨメさんの入院で、インスタント食品や外食の毎日だったので、出来合いとは言え、バラエティーに富んだ食べ物があるのが嬉しかったんだろう。

●2日は初詣に。私もヨメさんも形式には拘らないので、「正月だから初詣」という発想はない。だが、さすがに今年は行ってみようという気に。「家内安全」の大きなお守りも購入した・・・「購入」という言葉はお守りの場合適切な表現ではないようだが。それはともかく、特に大きな喜ばしい事がなくても、なにげない平穏な日々がすごせればと思う。

●サザン・オールスターズが紅白で披露した「ピースとハイライト」。プロテスト・ソング的取り上げ方を一部でされていたようだ。歌詞は実に優しい。例えば忌野清志郎のような痛烈さはない。しかし、どちらもメッセージ性はある。でも、それ以前に曲の味わいが先行する。ポイントはそこなのだ。音楽ファンなら言わずもがなだが、「プロテスト」の部分より「ソング」が際立って当然だ。平和を声高く叫ぶのも意義はあるが、まずは日常の生活の中で、自然と平和を愛する気持ちを持つことだ。音楽はそのヒントにもなる。

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2014年私が出会った音楽ベストテン

※2014年にリリースされた作品に限りません。私が購入・レンタルした作品からのセレクトです。「新鮮な刺激を与えてくれた作品」を優先しますので、好きなミュージシャンやいわゆる名盤より自分の気持ちが優先されます。一般的な評価とは全く無関係です。

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①ポール・ゲイトン『チェス・キング・オブ・ニュー・オーリンズ』

人は自分の生まれた頃の音楽を好むという話を聞いた事がある。確かに1957年生まれの私は40年代中盤~50年代の音は無条件に好きだ。明るい躍動感の裏の強靭なテクニックも堪能のポイント。

"Driving Home"

https://www.youtube.com/watch?v=XMaSOWcrUfo

 

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②マジック・サム『ライブ・アット・ジ・アヴァンギャルド』

ブルースはつくづく音楽というより感情の迸りである。心の叫び、抉るギター、壮絶で人間味に溢れるライブである。

"San-Ho-Zay"

https://www.youtube.com/watch?v=vw0fuxvz-_Y

 

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③ボビー・チャールズ『ボビー・チャールズ』

これぞ新鮮な刺激をくれたアルバム。自然体の力強さ・・・肩肘張らずに生きようよ。

"Small Town Talk"

https://www.youtube.com/watch?v=5gjyOdeidTc

 

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④チャック・ベリー『ブルース』

これもある意味刺激的な作品。ブルースとロックンロールのリンクを知りたければ、ぜひこのアルバムを。ディープかつ痛快だ。

"Confessin' The Blues"

https://www.youtube.com/watch?v=p3qVbQNRjJU

 

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⑤ローランド・カーク『ブラックナス』

今年聞いたジャズ関係は、アート・ブレイキー、キャノンボール・アダレイ、ルー・ドナルドソン辺りか。どれも素晴らしかった。カークを選んだのは、ジャズ空間を若干ハミ出しているところかな。しかし、決して異端ではない。黒人音楽のエッセンス溢れる傑作だ。

"What's Goin' On/Mercy Mercy Me (The Ecology)"

https://www.youtube.com/watch?v=xwqOY8iDNVQ

 

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⑥リトル・ウォルター『ヘイト・トゥ・シー・ユー・ゴー』

リトル・ウォルター自身は自分の卓越した才能に気が付いていたのだろうか。バンドメンバーにギャラを渡さないなど傍若無人な振る舞いが伝えられる。しかし、ハープの音色は勢いを持ちながらも抑制が効いている。とても性格破綻者には思えない。まったく、ブルースマンて奴は!

"Blue Midnight"

https://www.youtube.com/watch?v=vT0Ku-gzHS8

 

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⑦ハウリン・ウルフ『ライブ・アンド・クッキン』

結局これも外せないよなぁということに・・・。飛んだり跳ねたりのパフォーマンスが出来なくった時期のライブだが、却って「ブルース演奏」をジックリ聴かせる結果となっている。ブルースファンなら落涙ものだ。

" I Had A Dream"

https://www.youtube.com/watch?v=Z-WMVWn3Gt4

 

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⑧ニーナ・シモン『シングス・ザ・ブルース』

8位というのは選んでおいて不本意な部分も。堂々たるブルース・ウーマンぶりは感激したが、私がストレートなブルースに心奪われた分、全体像が掴み辛かったのかな。素晴らしいアルバムなのは間違いなし。

"Do I Move You"

https://www.youtube.com/watch?v=RjG5cwOPALI

 

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⑨ココモ・アーノルド『オールド・オリジナル・ココモ・ブルース』

破天荒でも成り立つのが音楽。

"Big Leg Mama (John Russel Blues)"

https://www.youtube.com/watch?v=SXQvxTxuwFE

 

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⑩ザ・スタイリスティクス『スタイリスティックス登場!』

やっとソウルが出てきたかと思ったら定番すぎる一枚。ラティモアやバーバラ・メイソンあたりと悩んだが、この美しさには一歩引く。ちょっとブルースを選びすぎたが、自分の気持ちに忠実ともいえる。

"Stop, Look, Listen (To Your Heart ) "

https://www.youtube.com/watch?v=ixidAT5yklk

※10曲しか選べないのは実に大変。だが、それだけに自分の嗜好のベースが自分で確認できる感じだ。2015年、去年以上に悩んでみたい。

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新年明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします!

我が家の2015年は、ヨメさんの退院で始まりました。

縁起の良いスタートかも知れません。

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2014年12月の音楽メーター

12月の音楽メーター
聴いた音楽の枚数:4枚
聴いた時間:80分

Bobby ValentinoBobby Valentino
2005年作。ゼロ年代のR&Bらしくしっとりバラード系ばかり。歌はかなり上手い。黄金時代のソウルを歌わせたく思うのは、オールドファンの身勝手でしょうね。
聴いた日:12月27日 アーティスト:Bobby Valentino
トゥゲザートゥゲザー
2014.11.7 蔦屋書店三年坂店にて購入。
グウェンのソロを試聴してからこちらを試聴したら、相手に寄り添う感じが良かった。と思ったが、聴き込んでみると結構ハードに展開している。グウェン→ジョージへの何気ない変換もめくるめく。夫婦破綻状態でのアルバムだそう。わかるようなわからないような・・・。
聴いた日:12月10日 アーティスト:グウェン・マックレー&ジョージ・マックレー
ボビー・チャールズボビー・チャールズ
2014.11.7 蔦屋書店三年坂店にて購入。
社会問題への皮肉、穏やかな人生観、人間味ある官能、全てが同じトーンで歌われる。
聴いた日:12月09日 アーティスト:ボビー・チャールズ
Nina Simone Sings the Blues (Exp)Nina Simone Sings the Blues (Exp)
今まで、私の好きな音楽と微妙な距離感があり、それが刺激的だった彼女。今回は真っ向ブルースもありこちらに近寄ってきてくれた感。いずれにしても相変わらず凄い。魂のこもった音楽。尚かつユーモア・センスも兼ね備えている。
聴いた日:12月02日 アーティスト:Nina Simone

わたしの音楽メーター
音楽メーター

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