久留米の収穫
※初見参の、タワー・レコード久留米店での買い物記録です。
●キム・トリヴァー『カム・アンド・ゲット・ミー、アイム・レディ』<チェス>(73)
冒頭からスロー曲が並ぶ。スケールの大きい曲が彼女の歌唱を生かすのは確か。しかし、パティ・ラベルのような迫力押しではなくジワジワと攻めてくる。暖房器具で暖まるのではなく、運動の効果で暖まる感じか。1曲だけあるブルースは、リトル・ビーヴァーのギターが超個性的。
Kim Tolliver - I'm Losing The Feeling (Come And Get Me I'm Ready 1973)
https://www.youtube.com/watch?v=BDDKcWCvOeQ
●C・L・ブラスト『アイ・ウォナ・ゲット・ダウン』<コティリオン>(80)
ソウルらしいソウル。ミディアム~アップの素直な高揚感、スローを支えるゴスペル感覚。華麗でもなく泥臭くもないが、エンドレスに感動が続く。音創りはフレデリック・ナイト。演奏はマラコ勢。ナイトとサム・ディーズも参加。70年代ソウルがブラコンへと変わるギリギリの所か。土俵で言えば徳俵だ。
C L Blast - Love Dont Feel Like Love
https://www.youtube.com/watch?v=ggelQKw8v2A
●V.A.『サン・ブルーズ』<サン>(14)
笑っちゃうほど衝撃的!象徴はメンフィス・アグレッシヴ・ギターだ。その極北はパット・ヘアかと。リトル・ミルトンやルーファス・トーマスといった後のビッグネームも、激しさが先に立つ。孤高のギタリスト、アール・フッカーでさえメンフィス色に染まっている。ワンマン・バンドやジャンプ系も充実。 突っ込み所満載だ。
James Cotton Cotton Crop Blues SUN 206
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