ヘイ、ブラザー!ハイ、シスター!(1)
毎回、必ずどこかで途絶える私の企画だが、性懲りもなく思い付いたのでご披露。
ソウルシンガーには兄弟姉妹で活躍している人達が多いが、そこにスポットを当ててみた。今回は企画を思い付くキッカケになった、スペンサー・ウィギンス+パーシー・ウィギンス兄弟。兄スペンサーは42年生まれの73歳。弟パーシーは一歳下。スペンサーは60年代初め、メンフィスのクラブで歌っていたのを<ゴールドワックス>のクイントン・クランチにスカウトされたとの事。パーシーは13歳の時からスペンサーやマキシン(姉か妹。デビューはしてないのかな?)とゴスペル・グループで歌っており、66年に<RCA>からデビュー。通常の感覚でいうと<RCA>の方がメジャーだが、ソウル・ファンからすれば<ゴールドワックス>の方がエリート感あり。
この二人が近年、フェスティヴァルに出演した映像をまず。
Spencer and Percy Wiggins
https://www.youtube.com/watch?v=U6XonmpWNKM
パーシーの声がどうしても高いので、スペンサーに重量感を感じてしまう。高い声でディープに歌う人は、テッド・テイラーぐらいしか思いつかない。ただ、アップ曲に映えそうなので兄弟をアップ曲で比較してみた。
Percy Wiggins - It Didn't Take Much (For Me To Fall In Love)
https://www.youtube.com/watch?v=UEqaMXFlQqA
Spencer Wiggins - Lets Talk It Over
https://www.youtube.com/watch?v=GHKGXs5-ID4
う~ん、曲がパーシーの方が良いのでここはパーシーかな。では逆にディープ・バラードで勝負!
Percy Wiggins - Book Of Memories
https://www.youtube.com/watch?v=iNJjngxHB9g
Spencer Wiggins I'd Rather Go Blind
https://www.youtube.com/watch?v=zEWv8KtEczE
ソウル史に残る名曲と比較しては気の毒だが、やはり、スペンサーは神の領域である。他に類を見ないダイナミズム。何度聴いても目頭が熱くなる。パーシーはこういう感じで訥々と攻めるのが彼の味わいでしょうな。
パーシーは、最近ボー・キーズというグループと活動しているようで、その映像をどうぞ。ボー・キーズはオールド・ソウルに拘っているグループで、オーティス・クレイを迎えた曲もある様子。
The Bo-Keys feat Percy Wiggins-Catch This Teardrop-Live At Euclid Records
https://www.youtube.com/watch?v=Dj-ydrsp2og
グループの安定感の方が目立つ感じもするが・・・。実はボー・キーズ、スペンサー+パーシーを加えた曲がネット限定?で売られてた。曲が「ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」!何とかアマゾンでほんのちょっとだけ聴ける。その内YouTubeに上がる事を祈る。
http://www.amazon.co.jp/…/pro…/B00ELMGYVW/ref=dm_ws_sp_ps_dp
兄と弟といえば、デヴィッド・ラフィンとジミー・ラフィン、マーヴィン・ゲイとフランキー・ゲイ、マイケル・ジャクソンとジャーメイン・ジャクソン等々思い付くが、スペンサーとパーシーのウィギンス兄弟は、今もどこかで歌い続けているのがとても嬉しい。パチパチパチ。
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