いまだ遠き80年代
『BSR』誌12月号。綴じ込み付録の80'sソウル特集も面白い。私の80年代は、過去の遺産を堀り起こすのに夢中だった。ニュージャック・スウィングの登場で、やっと自分の時間軸と時代の時間軸に接点が生まれた状況。
ジョニー・ギル、ミキ・ハワード、ジェイムス・イングラムらの本格派は後追いながら聴いてはいた。ザ・タイムもジャム&ルイスの関係で『パンデモニウム』は聴いたが、モーリス・デイは理解不足。ロジャー/ザップにしろ各アルバムの特徴を整理できていなかった。
「整理」と書いたものの元来整理が苦手で、今回も結局は上手く理解は出来ないだろうが、何とか頭に残して参考にしたい。
とは言うものの、冒頭の林剛さんと荘治虫さんの対談で、現代R&Bからの流れで説明されるとやはり身に入りにくい。特に「ブギー」が解らない。その基底となる80'sファンクやらエレクトロ・サウンドやらが解ってないからだろうか。いやいやいや、どうも、黒人音楽の全ての流れを知ろうとするのに無理がある気もする。まぁ、チョボチョボとでも80年代のつまみ食いも良いかな。そう思わせる熱のある特集だったのよ。
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