【追悼】オーティス・クレイ
あれは、何年前になるか。
黒人音楽にはまり始めた頃、熊本にオーティス・クレイが来るという事で勇んで観に行った。私は<ハイ>よりも<ワン・ダー・フル>作品を先に聴いていた。当時は、自分でセレクトしていくより日本盤を忠実に追いかけるような段階。ちょうどその頃リリースされていたので。味わいよりも乗りの良さに惹かれていたような気がする。
残念な事に、会場では、延々と2時間ぐらいEW&Fのビデオを繰り返し見せられる始末。やっと出てきたら45分ぐらいで引っ込む。てっきり、また出てくるかと思いきや、それでお終いだった。印象も何もあったものではない。
...そんな訳であまり良い思い出が無かったのだが、色々な作品を聴いていく内に素晴らしいシンガーである事は自明の理。いくら鈍感な私でも十分判った。力まずに力強い、ソウル・シンガーの鉄則を教えてくれた人でもある。
最後まで歌手道を全うしたオーティス・クレイ。また一人偉大な人物がいなくなりました・・・深く合掌。
Otis Clay- Precious Precious
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