イッツ・オンリー・リスナー
買いましたです。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-04-4910077840569
シングル盤のレーベルを眺めるだけで楽しいもの。マニア、コレクターと呼ばれる方々はシングル盤集めに走ると聞くが、私は全然そちらに向かってない。もっとも、ヒットシングルだとマニア垂涎というわけではないだろう。アルバム中心に聴いてきた私のような者が却って馴染むかも。その分、ビギナー向けでもあるだろう。
時間軸(年代)に沿って紹介するのも理解しやすい手法だ。話は変わるが、リスナー&レコ堀り愛好者としては、レコード店の棚を時代順にしたら良いんじゃないかと考えた事もある。しかし、店側は大変だし、ミュージシャンでひとまとめにした方がやっぱり探しやすいか。編集盤は困るしね。
もう完全に雑誌の話題から外れるが、コレクター気質の人は収集した盤を整理する気質も持つはず。私は整理下手なので、自分の中にコレクター気質がないのも当たり前。この人を買えば次はこの人のこの辺りを買えば見えてくるものがある、というのは知識から推せるが、知識を広める為にCDを買うという発想に従いたくない。色々目移りするのを楽しんでいる。一方で、自分の感覚と違うだけにこういう整理された音楽本を読むのも好きである。つまり、せっかく知識を得ているのに、購入の仕方はちゃらんぽらんという実に非効率な仕方かも知れない。
アナログレコード時代は、カラーボックスに収納していて、一つのブロック内を自分なりに分けていた。編集盤、戦前ブルース、ゴスペル、戦後ブルース、ジャンプ/R&B、ファンク、ジャズ等、とか言う感じ。これだと聴いた盤を元に戻さなくても、手近なブロックの該当部分に収めておけば良い。大した枚数でもないので聴きたいのがあったら、数か所探せば事足りる。私らしい整理の仕方ではある。ところがCDになるといい加減至極な状態で、最近買ったものが手近にある程度のもの。聴きたいのを探すのは殆ど不可能だ。もはや諦めている。捨てる気質あれば拾う気質あり。最近、個人的企画で棚の中を順番に聴いていくシリーズを始めたおかけで、懐かしくも思わぬ出会いにほくそ笑んでいる。イッツ・オンリー・リスナーで良いのだ。
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