アメイジング・アレサ
ソウルのアルバムと言えば、オーティス・レディングやアレサ・フランクリンしか持っていなかった頃。フィルモア・ウェストのライブに収録されている「明日に架ける橋」を聴いていて、ずいぶん崩して歌っているなぁと最初は思った。しかし何度も聴いていると、いやこの人は技巧的に崩しているのではなく、自然に歌っているのだと気付く。もちろん、曲のアレンジはあるだろうが、そういう技術的な云々を超えている。曲調や演奏がアレサの歌声の下に存在する。ソウルやブルースが音楽である前に感情の発露であるという事を思い知らされた。「感情をむき出しにする」と言えば、それこそオーティスのような歌い方を連想するが、アレサのように崇高なまでに美しい感情の剥きだし方もあるのだな。私は一挙に黒人音楽の最も大事な部分に触れた気がした。歌声一つでど素人にも感じさせる、女王という言葉では表しきれないアメイジングな存在だ。
Aretha Franklin - Bridge Over Troubled Water - 3/5/1971 - Fillmore West (Official)
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