ブラックミュージック10選・第7回
http://www.w-dreamlibrary.com/blackmusic/pg772.html
企画に関わらせて頂いた『週刊ドリームライブラリ』さんの「初心者でもわかるブラックミュージック10選」第7回です。今回はローランド・カークをメインに「何でもあり精神」を取り上げました。「エンターテインメント精神」と重なる部分があるかも知れません。
カークが複数のリード楽器を一度に咥えて演奏する理由が何かしらあるとしても、手法より生まれてくる音楽の良し悪しが重要だと思います。
他にも、ワンマンバンドのブルースマンや、ヒップホップDJのスクラッチプレイなど、ある意味革新性が高いのも黒人音楽の特長ではないかと思います。また、先達をリスペクトしながらも自分の音楽に自信満々なミュージシャンもよく見受けられます。ブルースマンが他人の曲をやっても「あれは俺の歌だ」と言ってしまうのも自信の表明ではないでしょうか。
ブルース、ジャズ、ロックンロール、ファンク、ラップ・・・音楽界の骨組みとも言える各ジャンルが全て黒人オンリーの功績とは言いませんが、中核にはブラックネスがあるのではと思います。しかしながら、これから先はどうなのでしょう。新しい革新の芽は生まれているのでしょうか?もしあるとしたら、人間業より音響技術的なものかも知れないなとも思います。しかししかし、何でもあり精神で想定外の事をやり続けてきたのが黒人音楽なので淡いながらも期待を寄せたいと思います。
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