« 2016年5月 | トップページ | 2016年7月 »

2016年6月

ブラックミュージック10選・第7回

http://www.w-dreamlibrary.com/blackmusic/pg772.html

企画に関わらせて頂いた『週刊ドリームライブラリ』さんの「初心者でもわかるブラックミュージック10選」第7回です。今回はローランド・カークをメインに「何でもあり精神」を取り上げました。「エンターテインメント精神」と重なる部分があるかも知れません。

カークが複数のリード楽器を一度に咥えて演奏する理由が何かしらあるとしても、手法より生まれてくる音楽の良し悪しが重要だと思います。

他にも、ワンマンバンドのブルースマンや、ヒップホップDJのスクラッチプレイなど、ある意味革新性が高いのも黒人音楽の特長ではないかと思います。また、先達をリスペクトしながらも自分の音楽に自信満々なミュージシャンもよく見受けられます。ブルースマンが他人の曲をやっても「あれは俺の歌だ」と言ってしまうのも自信の表明ではないでしょうか。

ブルース、ジャズ、ロックンロール、ファンク、ラップ・・・音楽界の骨組みとも言える各ジャンルが全て黒人オンリーの功績とは言いませんが、中核にはブラックネスがあるのではと思います。しかしながら、これから先はどうなのでしょう。新しい革新の芽は生まれているのでしょうか?もしあるとしたら、人間業より音響技術的なものかも知れないなとも思います。しかししかし、何でもあり精神で想定外の事をやり続けてきたのが黒人音楽なので淡いながらも期待を寄せたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ブラックミュージック10選・第6回

http://www.w-dreamlibrary.com/blackmusic/pg770.html

企画をお手伝いしました『週刊ドリームライブラリ』の「ブラックミュージック10選」第6回で、やっとブルースの登場です。自分が好きな事もあり、ブルースはどこかで登場させたいと思うものの、ブルースの特色から何を抽出すれば良いか暫し考えました。

まず、一般的に「ブルース」は歌謡曲のブルースの影響で「悲しい歌」と捉えられているでしょう。黒人音楽におけるブルースは、言うまでもないですが、怒りもあるし、楽しく躍動する部分もある。しかもそれらの喜怒哀楽がミックスして提示される場合もある。複雑な感情を露出してみせる音楽だと思います。そこに人間らしさを感じるのが魅力だという部分が通じるかどうかですね。

ブルースに限らず黒人音楽で使われる音を濁らせたり、歪ませたりする手法が感情表現の一端であるという所も伝えたい部分です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ポール・バタフィールド・ブルース・バンド

R16171091232415575_jpeg

http://diskunion.net/portal/ct/detail/XAT-1245292188

このバンドがブルースを基盤にしながら、さまざまな音楽形態を辿っていたとは知らなかった。シカゴの黒人街サウスサイドのクラブで評判を呼んだのがスタート。シカゴ・ブルース・スタイルをパワー・アップしたサウンドは、正にブルース・ロックの真髄だ。スタジオ録音だがライブ盤を聴いている、いやライブを観ているような一回きりの刹那感を感じる。ゆっくり味わう暇をもらえぬ勢いだ。

  サイケデリック・サウンドの申し子的存在の時代もあった。「演奏しまくる」姿勢の延長とも思える。インド音楽の構造を取り入れ、メンバー各自が自由な感覚で演奏する様はジャズ的でもある。スリリングでダイナミックだ。

面白いというか感心したのは、デイヴィッド・サンボーンを含むブラス隊を取り入れた時期だ。力強さに余裕が加わり、音の表情が豊かになった。スワンプ・ロックみたいなのもある。ポールの歌声もドスの効いた感じから表現力を増した。エルビン・ビショップのギターにも渋みを感じる。また、ベースが饒舌なので底辺にグルーヴが滞留し、サックスソロも引き立つ。

単なるルーツ志向に終わらず、色々な試みをする事で結果的にルーツの魅力を強調したバンドだったのだ。それを思うと、早逝が一層悔やまれる。

SHAKE YOUR MONEY-MAKER

https://www.youtube.com/watch?v=j1L2vJ0U4Bc

Work Song

https://www.youtube.com/watch?v=xO2JAA47Mgk

WALKING BY MYSELF

https://www.youtube.com/watch?v=BX0RJ9UEEdY

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ブラックミュージック10選・第5回

http://www.w-dreamlibrary.com/blackmusic/pg769.html

企画をお手伝いした『週刊ドリームライブラリ』の「ブラックミュージック10選」も半分の第5回となりました。この辺りで新しい音楽の事も書こうかと、現代R&Bを考えてみました。とはいえ、ヒップホップ系は弱いし、ネオソウルとか持ち出しても通じにくいだろうし、自分自身もよく解ってない部分があります。

そこで白羽の矢を立てたのはニュージャックスウィングでした。もちろんNJS自体が既に過去の遺産ではあります。ただ、ビート感の面白さは伝わるだろうし、アーロン・ホールの歌唱も素晴らしいし、ここをブラックミュージックの導入口にできるのではと思った次第です。

また、NJSを軸に「ダンスビートの系譜」を語るのも面白かったかも知れません。スペース的にもきついものがあるし、私も今ひとつ書けそうにないので、ここはブラックミュージックとダンスビートの関係性やNJSの革新性を少しでも感じてもらえればという思いにとどめました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

琵琶デュオ・アゲイン

琵琶デュオさん達のライブを観たのは5年ぶりだ。5年間の違いは私なりに感じたのだが、考える内にそれは私の視点が変わった事もあるのかなと思えた。以前は琵琶の音色の玄妙さが耳から離れず、思いのスタート地点がそこだった。今回は両者の手の動きが見える席だったこともあり、撥の動きの激しさがまず印象に残った。ギターのストロークとは違う打楽器的な使い方なのかなと素人目には映ったし、さらに弦を擦ったりベンドさせたり(たぶん厳密に言うとそんな簡単な奏法ではないんだろうけど)といった細かいテクニックがプラスされた事による音の広がりが感じ取れた。しかも二人でやられるとアンサンブルとか優しい言葉は不似合で、格闘に近い迫力を感じた。しかも、語りや唄の部分に入ると、潮が引くような場面転換を見せ強弱の差が妙味だった。

ゴスペル、ジャズ、歌謡曲の要素を取り入れたと書くのは簡単だし、実際に組み込んでいかれたんだろうが、曲になったものを聴くと組み込んだのではなく、滲み出てきたというのが正解に思えるほど何の違和感もない。言葉の使い方がおかしいかも知れないがこれも「変わりゆく変わらぬもの...」ではないだろうか。

長篇の「雨夜の皇子」は二人の琵琶弾きの交流の場面で、これは琵琶デュオ誕生の起源の話のようにも思えた。意識されておられたんでしょうか。この作品もさまざまな要素が違和感なく並存している。

琵琶デュオさん達との再会に5年の間があったのも、運命というと大げさだが感じ取り方の微妙な違いを意識できる期間だったのかも知れない。最近気になっていた「土着」というキーワードも今回のライブでヒントを得た。さて、今度はいつお会いできるだろうか。いずれにしても、この次も新鮮な驚きが得られるだろうという確信がある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.34

R614677414122467879257_jpeg

[42枚目]●メンフィス・ミニー『アイ・エイント・ノー・バッド・ギャル』<ポートレイト/CBS>(88)

http://www.allmusic.com/album/i-aint-no-bad-gal-mw0000651933

 

メンフィス・ミニーを最初に聴いたのは、何かのコンピレーション盤だったと思う。「ミー・アンド・マイ・チョーファー・ブルース」だ。まったりしたテンポに憶えやすいリフレインで、即、気に入ってしまった。

女性で、ギター・プレイとコクのあるヴォーカルの双方を備えたブルース・ミュージシャンを私は知らない。女だてらというより、女性らしいクラシック・ブルースの艶っぽさと、ダンディーと呼びたくなる小粋なギター捌きが共存する稀有で重要な存在だ。もちろん、相棒のリトル・サン・ジョーの功績も大きい(収録曲も全て彼の作品)。41年の<オーケー>録音集。編者はジャズ方面で有名なボブ・シール。ライナーはピート・ウェルディング。

①から安定した声と軽快なギターですんなり彼女の世界に入る。

②リトル・サン・ジョーとのギターのコンビネーションも聴きどころ。彼のソロでは気勢(奇声)も上げる。

③メインのフレーズに続くギターのオブリガードが味わい。間奏での低音弦もキマってる。

④スロー・テンポの一曲。

⑤高音弦の味が良く出ている。

⑥でもギター快調である。フゥーフゥーの声が本人も気持ち良さそう。

⑦のヴォーカルとかクラシック・ブルース風だ。

⑧力感があって色気もある。ギター・ソロも良い。

⑨絡み合うギターでスタート。

⑩も艶っぽい。ギター・ソロ中の掛け声がオツである。

⑪ビッグ・ビル・ブルーンジーの「イン・ジ・イブニング」に想を得たらしい曲。

⑫ゆったりしたヴォーカルにタイム感抜群のギターが絡む。

名前に「メンフィス」と冠し、実際彼女が活動したのはメンフィスだが、生まれはルイジアナ州の小さな街。そこから少しの間ミシシッピ州にも。更にクラークスデイルを始め南部の田舎で音楽活動をしていたようだ。何しろ英文ライナーなので正確な説明ではないが・・・南部→メンフィス→シカゴという歩みは確かだろう。ブルースのフィーリング豊かな街々で、彼女は多くのものを吸収し、ブルース・ミュージシャンとしての存在感を確立していったのだろう。

②Can't Afford to Lose My Man

https://www.youtube.com/watch?v=fWoOTxICp9Q

③Me And My Chauffeur Blues

https://www.youtube.com/watch?v=KiRoNuw5x4M

⑥Looking The World Over

https://www.youtube.com/watch?v=0pdos0oW5QY

⑪I'm Not A Bad Girl

https://www.youtube.com/watch?v=YIlCyFiq4_U

| | コメント (0) | トラックバック (0)

バーバラ・ジョージ

Odr6043

http://merurido.jp/item.php?ky=ODR6043

※本文を書くにあたり、文屋章さんのライナーをかなり参考にしています。

バーバラ・ジョージの音楽人生は、偶然に翻弄されたのか、あるいは必然的な結果だったのか。

  彼女が、ヒット曲「アイ・ノウ」を録音した<AFO>は、サックス・プレイヤーでプロデュース業もこなしていたハロルド・バティステ・ジュニアが設立したニュー・オーリンズのレーベルだ。当時<リック/ロン><ミニット>レーベルはあったが白人資本だった。<AFO>が彼の地での初の黒人資本レーベルとなった。

  既にヒットを飛ばしていたジェシー・ヒルは<AFO>入りしたかったが、契約の関係で駄目。代わりにスカウト業を受け持ち、連れてきたのがバーバラ・ジョージだった。

  <AFO>の演奏布陣は、ニュー・オーリンズR&Bサウンドの殿堂とも言えるコジモ・スタジオのミュージシャンで、ハロルドとは旧知の仲の連中だ。本盤の充実ぶりの半分以上は彼らの功績ではないかと思う。バーバラにとっては幸運なスタートだった。

パンチのある歌声の合間にふと見せる未成熟な少女の薫りがバーバラの魅力だし、中々のセールス・ポイントだ。リズミカルで明るく、時に哀愁を感じるニュー・オーリンズ・サウンド仕様の声とも言える。

  最大の悲劇は、彼女自身に自分の魅力が判っていなかった事だろう。<AFO>の配給を担当していた<スー>に引き抜かれてしまい、ニューヨーク録音に挑むが、結局ものにならなかった。本盤のボーナス・トラックに収録されているが、悪くはないけど、繰り返して聴きたくなるほどではない。

  人を顔で判断してはいけないが、いかにも純朴そうな顔立ちの彼女だ。「アイ・ノウ」のヒットを残しはしたが、悲しい末路である。もし、ヒット曲を持っていなくても、<AFO>で良質な録音を続けていれば、精神的に充実した音楽人生を送れたと思うが、どうだろうか。

それこそ「アイ・ドント・ノウ」である。

I Know (You Don't Love Me No More)

https://www.youtube.com/watch?v=66AbuZjikkg

YOU TALK ABOUT LOVE

https://www.youtube.com/watch?v=zOMijiPZqG0

Send for Me If You Need Some Lovin'

https://www.youtube.com/watch?v=YL6qzKrK400

| | コメント (0) | トラックバック (0)

人間らしい人間同士の関わりの物語

51kixk2ln3l

●高瀬正仁著『とぼとぼ亭日記抄』<萬書房>(16)

小説だが、著者の“思い出”が下敷きとなっている。大学生時代の著者は極端な人嫌いで、友達もいなかった。個性的な、屋台のラーメン店店主・村澤との出会いが、彼の毎日を充実したものに変えた。

  鮮明な記憶を元に綴られる日々は、読む者を温かく包み込む。しかし、単なる人情話に終始しない。著者の仕送りを当てにして、借金を返さないといった、非常識な人物像も浮かんでくる。

  著者はそれでも店主に惹かれ続けている。とんだお人好しではあるのだが、「惚れた弱み」みたいな感覚なのだろうか。村澤の、非常識を常識として貫き通す破天荒な部分に強がりや照れも感じている。また、非常識は非日常にも繋がり、目立たず生きてきた著者にとっては世界が広がり、それも堪らぬ魅力だったのだろうか。

だが、村澤の悪行三昧がエスカレートし、結婚生活の危機を迎える。村澤の為にもなり、彼のせいで悲しい思いをしている人の為にもなりたいと奮闘する著者は、人間的に成長していく。互いの立場から頼られる存在となる。

  終始飾り気のない文章もこの辺りから佳境に入り、飾り気のない分抑制が効き、文字を追う速度も速くなる。終盤は、福岡の大学院に進む事で、手紙と電話のやり取りが主となり、読者としては、相手の様子が判りにくくなる分、展開が謎に包まれた感じもあり面白い。

  思い出語りと微かな光明でラストを迎えるが、結局は人情話・・・人間らしい人間同士の関わりの物語である事に気付く。人生、それに尽きる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ブラックミュージック10選・第4回

http://www.w-dreamlibrary.com/blackmusic/pg768.html

『週刊ドリームライブラリ』さんの「ブラックミュージック10選」第4回は「コール&レスポンス」をキーワードにあげました。

ゴスペルの説教師と会衆、ライブ会場での演者と聴衆、バンド内でのインプロヴィゼーション、歌手とバンドの一体化、戦前ブルースマンの歌とギターのコラボ等々考えましたが、ジェイムス・ブラウンとボビー・バードの掛け合いをメインに持ってきました。「セックス・マシーン」は余りにも有名なので最初は避けようと思ったのですが、編集長さんが若きJBのイタリアのライブ映像を提示されました。これは一般的に抱かれているJB像とは違うなと思い、これにしました。後年の余裕綽々のJBとはひと味違う若さで押しまくる帝王の勇姿です。

「コール&レスポンス」の紹介で、黒人音楽におけるリズムというかテンポの解釈がいかに重要かというのが音を通して感じ取って頂ければ本望です。難しい音楽理論の前に、楽しく熱くなれる音楽である事・・・これ、イイネ!と感じてほしいのです。そして、例えば戦前ブルースとかは内省的に捉えられがちなんですが、レスポンスを求めている、或いは内蔵されているという部分に気づいていただければより嬉しいです。「コール&レスポンス」でテンポが生まれる、繋がりが生まれる、これも黒人音楽の重要な特長です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月の音楽メーター

5月の音楽メーター
聴いた音楽の枚数:11枚
聴いた時間:141分

Best of Gotham GospelBest of Gotham Gospel
ディキシー・ハミングバーズ、アンジェリック・シンガーズなど一流どころが聴かせる深みの極致。崇高とはこういうムードを言うんだなぁ。
聴いた日:05月18日 アーティスト:Best of Gotham Gospel
You Got My Mind Messed UpYou Got My Mind Messed Up
ボーナストラックを多数収録した珠玉の一枚。だが、最後まで聴いて一曲目に戻り続けて聴くと、一層感動が深まる。ボーナス部分が劣る訳ではないのだが、やはり本編の12曲は選び抜かれたのだなぁと実感した。安定感はスペンサー・ウィギンスに譲るがツボに嵌った時の恍惚感は得難いものがある。
聴いた日:05月17日 アーティスト:James Carr
マン・オン・ザ・インサイドマン・オン・ザ・インサイド
ノーザン・ソウルのお手本。熱すぎないシャウト、抜群のリズム感、エンドレスの快感がめくるめく!
聴いた日:05月16日 アーティスト:ジョニー・セイルズ
ルースター・ブルース+3ルースター・ブルース+3
ライトニン・ホプキンスとハウリン・ウルフの感覚が強い。ウルフがライトニン(ホプキンス)の曲を歌ってるようなものもある。しかし、本人らしさが無いわけではない。アップテンポの方がどちらかと言えばカッコイイ!
聴いた日:05月14日 アーティスト:ライトニン・スリム
シングスシングス
濁りのない声で開放的に歌い上げるゴスペル・ブルース。リトル・ジョニー・テイラーが好きな人は、間違いなく気に入る。これで全盛期じゃないとは!
聴いた日:05月12日 アーティスト:ロスコー・シェルトン
アイ・ノウアイ・ノウ
ちょっとギクシャクした感じに聴こえる若い歌声。リズム感とパンチ力(弾け具合)と演奏陣の練達さが魅力である。
聴いた日:05月11日 アーティスト:バーバラ・ジョージ
ウィッシュ・サムワン・ウッド・ケアウィッシュ・サムワン・ウッド・ケア
「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」の悲劇。ストーンズにカバーされた事でアーマの方がカバーと言われる始末。しかし、特にこの曲のテンションは高い。カバーしたくなる気持ちも解らないではない。他は一様に温かく包み込むような歌い口。ボーナス・トラックのアラン・トゥーサン絡みも抜群!
聴いた日:05月10日 アーティスト:アーマ・トーマス
スライド・ギター・スウィングスライド・ギター・スウィング
ハワイアン的スライド・ギターで有名だが、ホウカム調、ジャズ小唄調からヴィンテージな戦前ブルースまで多彩である。一枚は持っておきたい人。
聴いた日:05月10日 アーティスト:ケイシー・ビル・ウェルドン
ベスト・シングベスト・シング
良い曲が目白押しだ。軽すぎず重すぎず、それでいて印象に残る。レーベルやメンバーが変わっても良質な作品を出し続けた好グループだ。
聴いた日:05月06日 アーティスト:ザ・パースエイダーズ
バーニング~ライヴ・アット・フレディ・ジェッツ・パイド・ピアーL.A.バーニング~ライヴ・アット・フレディ・ジェッツ・パイド・ピアーL.A.
「アンド・アイ・ラブ・ヒム」はレノン=マッカートニーの秘められた部分をこじ開けるような静かなる迫力。黒人であること、女性であること、十代でスターダムに上ったことはエスターに深い苦悩を焼き付けた。彼女の凄いところはそれを歌唱に転化したこと。不屈の精神だ。
聴いた日:05月02日 アーティスト:エスター・フィリップス
ゼイ・コール・ミー・レイジーゼイ・コール・ミー・レイジー
「レイジー」って必ずしもゆるゆるオンリーではなく、締まった部分がなきゃダメなんだよね。
聴いた日:05月01日 アーティスト:レイジー・レスター

わたしの音楽メーター
音楽メーター

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ごまめの歯ぎしり

●6月の11日から2泊3日で東京へ行く。幸い11日12日の夜の予定は埋まった。後は、いかに効率良くレコード屋を回れるか、路線図を見ながら考えよう。最近、仕事でちょっと上手くいかなかった事もあり、気晴らしになるかとも思うが、どうだろうか。

●来年の4月になれば定年だ。私は中途採用で、就職活動を重ねて希望に燃えて入社した訳でもないので、自分の怠惰な部分が前に出てしまい、随分いろんな人に迷惑を掛けてきたと思う。出世願望など全然なく、目の前の仕事を片付ける日々に終始していた。要するに大した社員ではない。「仕事は人を成長させる」という考えもあるが、私はそうとも思わない。というか、それだけでは足りない。結構、大した社員じゃない方が視界が広かったりする。

Deborah Cox - Sentimental

https://www.youtube.com/watch?v=4c8FYP5kL74

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年5月 | トップページ | 2016年7月 »