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ブラックミュージック10選・第9回

http://www.w-dreamlibrary.com/blackmusic/pg775.html

企画のお手伝いをした『週刊ドリームライブラリ』さんの「ブラックミュージック10選」第9回は「グルーヴ」を取り上げてみました。10回シリーズの中でもっとも難しかったのがこの回でした。

グルーヴという言葉、黒人音楽ファンなら感覚的には捉えていると思います。ただ、いざ説明しようとすると、特に黒人音楽を知らない人相手では難儀です。今回その説明を受ける側だった編集長さんも大変だったと思います。言葉の裏側に無数のクエスチョンマークが見える思いでした。

なぜマーヴィン・ゲイの「インナー・シティー・ブルース」を取り上げたかというと、私自身がこの曲で初めて「グルーヴ」の何たるかを感じたからです。それは、ソウル歌手マーヴィンをサウンド・クリエイターとして意識した瞬間でもあります。ステップの決まったダンスではなく自然と身体が揺れる感じ、その絶妙な感覚が伝わりました。

少しタイプが違うとは思いますが、フェラ・クティやボ・ディドリーが追求したグルーヴも取り上げてみました。シリーズを通してアフリカ音楽とロックンロールを紹介したかったという面もあります。

黒人音楽以外にもグルーヴは存在するかと思いますが、特に黒人音楽では骨格の一部を成すぐらいの重要な要素として存在していると思います。まだまだ不十分な理解度ですが、それだけに今後も考えていきたい大きなテーマではあります。

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