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2017年5月

ソウル・トレイン

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●熊本城の天守閣、最上階から解体が始まった。壁・柱と続き、6月中には全て解体の運び。そして、8月には新しい最上階の構築が始まるそうだ。

https://this.kiji.is/241360669012443143?c=92619697908483575

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●米原万理さんが、ディズニーランドを初体験した感想。アトラクションに共通しているのが、乗り物に乗るなどして、ランド側の仕掛けをただ受容するだけである。これがアメリカに代表される消費社会の縮図であると。エッセイが書かれたのは99年。我々は、少なくとも自分たちがレールに乗せられがちである事に気づいているだろうか。

●6月10日の東京行きまで、いつの間にか日が迫ってきた。頭の中でCD購入リストも固まり始め、気分も若干浮わついてきた。ここの所、精神的・体力的にも疲弊していたが、万全の態勢を目指す意欲は湧いてきた。

Ruby Wilson - Bluer Than Blue

https://www.youtube.com/watch?v=ml6gX1LoufE

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ウィリー・ディクソンのブルース

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『BSR』誌最新号のウィリー・ディクソン特集。妹尾みえさんの巻頭記事を読み、改めて彼の偉大さを知る。「人に歴史あり」とはよく聞くが、彼の歴史は、そのままブルースの歴史に投影されている。しかも、才能あるミュージシャンが、ブルースの重要曲・レーベルに深く関わった事で、都会に於けるブルース・シーンが確固たる存在となった・・・と書けば、順風満帆なイメージに捉えられるが、彼の「歴史」や「思い」を知るにつけ、苦悩や努力が読めてくる。

丸っこい体格に笑顔の写真がほとんどで、悠々たる人生を連想するのだが、14人兄弟の7番目に生まれ、母親が一人で育てる環境。幼い頃からゴミ拾いなどで生活を助ける。母親は読み書きができる敬虔なクリスチャンだった為、ウィリーも言葉の魅力は感じ取れたのだろう。刑務所入りも数回経験、獄死する者も眼前にする壮絶な経験もしている。もっともこれは彼特有の経験とは言えないだろうが・・・。彼が人生を投げなかったのは、持ち前の人懐っこさを忘れなかった事と、ブルースの奥深さに取り憑かれたが故だろう。

マディ・ウォーターズに出会った時、マディが悲しみの歌とされるブルースを活気あるものとして変革しているのに刺激を受け、「ストップ・タイム」の活用で迫力と渋みを打ち出し、男らしさ・逞しさといった部分を強調するなどして、ブルース進化の一端を担った。記事では、ウィリーのブルース観にも触れられている。彼はブルースをポジティブに捉えたが、ここでいう「ポジティブ」とは「良いことも悪いことも素直に伝えることが人生の励みになる」という事だ。苦楽双方飲み込んでこその人生だ。人の笑顔が輝いて見えるのは、苦難の皺が囲んでいるからではないだろうか。

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丼物のルーツ


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●ポイントカードが満杯になってから初めての床屋。めでたく無料だった。おまけに、ここは60歳以上になると平日が割引となる。私も該当者となった。申告すると、中央に「寿」スタンブが捺されたポイントカードをくれた。ちょっと複雑な心境だが、素直に喜びますか。

●30分ウォーキングのせいか、激務のせいか、体重が減ってきた。目標体重には2㎏ほど及ばないが、最高デブの時より(相当前だが)10㎏少ない。血圧も好調で、上が高くても130台、下は90いくかいかないくらい。ほぼ120-80に近づきつつある。次の診察では近所の病院への委託になるかも知れない。あくまで、運動と塩分控えめで下げるのが理想形とドクターも言うので、まずは30分ウォーキングを励行しよう。

●「丼物」って、どういうルーツを持つものなのか、調べてみた。まず、室町時代に「芳飯(ほうはん)」というのがあった。ウィキペディアから抜粋すると、「飯の上に野菜や魚を刻んで乗せ、その上から味噌汁を注いで食べたもの。または、具材をそれぞれの持ち味に合せた下味で煮て飯に乗せ、夏には冷した汁、冬には温めた汁をかけたとも、煮たり焼いたりした野菜や魚を飯に乗せて汁をかけたともいう。食べやすい上に見た目も綺麗なことから人気を博し、特に上流階級で流行した」んだそう。はじまりが上流階級と言うのも奇異に思えたが、庶民の食事はそもそも貧弱で「変わった食べ方」ができるレベルでもなかったのかな?

●今に残る丼物では江戸末期からの深川丼が旧いようだ。19世紀初めに鰻丼、その後天丼、明治初期に牛丼、その後親子丼、大正時代になってカツ丼が登場したそうだ。当然ながら肉料理関係(洋風のもの)が遅くなっている訳ですね。

●来週・再来週と忙しくなる。健康に気を付けて、食べ物の妄想でもしながら頑張ります。へへっ。

Digital Underground - Same Song (ft. 2Pac)

https://www.youtube.com/watch?v=3cyfV7mllWo

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GWのシッポ

●昨日は、娘が大阪に遊びに行くので空港まで送った。さすがに混雑していた。ひさしぶりの空港だったが、駐車場には「事前精査機」が出来(逆にその為に事後でもスムーズに出れた)、土産物のラインナップも変わっていた。

●空港の後は、夫婦して道の駅巡り。まずはコッコファームへ。朝取りタマゴやパンを買う。目玉焼きの無料試食を振る舞われた。列に並ぶ間、焼き手のオバチャンがクイズを出題。それによると、ここには8万5000羽の鶏がいて、一日に相当数(数字に弱いので忘れた)のタマゴが出荷されているとの事だ。夕飯はタマゴかけご飯。単純なのに至福の一品。

http://cocco-farm.co.jp/

●次に訪れたのは、七城メロンドーム。中では何も買わなかったが、外で商売している芋天屋さんが美味しそうだったのでフラフラと。1パック300円。いかつい風貌だが、物腰と口調が柔らかい大将が、大小合わせて5枚ほど入れてくれる。厚みがあって、塩味も効いており美味しかった。

http://www.melondome.co.jp/

●次は、山鹿市の「夢大地」。ここに寄るといつも買うのは、一口辛子レンコン。早い話がクズ物なんだろうが、これがツマミにちょうど良い。

http://www.yumedaitikan.jp/

●本日は、フードパル熊本にて、清香園さんの新茶まつり。普通のお茶袋に詰め放題(店側が入れる。溢れて当たり前状態)で1000円。ひとり5袋限定。凄い賑わいで並び始めてからゲットするまで一時間強。しかも、私の列の担当者は、入れるのが明らかに遅い。しかし、後でヨメさん達と比べたら、量が多かった。つまり、遅い分シッカリと入れていたという事だろう。結果的にお得だった。

http://kenahoma.ocnk.net/

Angie Stone - Wish I Didn't Miss You

https://www.youtube.com/watch?v=9PWz-NubVpM

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.42

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[50枚目]●ミリー・ジャクソン『アン・イミテイション・オブ・ラブ』<ジャイヴ>(86)

http://diskunion.net/portal/ct/detail/50CS130730002

私が苦手なタイプの、ドッタンバッタン・サウンドが主流の曲も多く、ミリー姐御が歌ってなければ聴かないだろう。あくまで、オールド・ソウルファン的見地から言うと、ミリーには他に傑作が多々あり、あえてこのアルバムを聴く必要はない。私が持っているのはオリジナル版だが、ボートラ入りの盤もあり。

④An Imitation of Love

https://www.youtube.com/watch?v=-tlwkYH9jzU

⑥It's A Thang

https://www.youtube.com/watch?v=wgvTEsE1UnA

⑦I Need To Be Myself

https://www.youtube.com/watch?v=BTp_YY2lqZE

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[51枚目]ビル・コデイ『スニーキン・バック』<エコー>(95)

http://diskunion.net/portal/ct/detail/58C080616505

ハズレを引いた記憶がない<エコー>盤だが、本作も抜群の安定感だ。もちろん、ビル・コデイの実力も素晴らしい。

ビル・コデイは、1942年ミシシッピ州の生まれ。本名はWilliam Chew, Jr. アーカンソー州に移り住んだ後、教会経由のゴスペル・クワイヤ~カルテットに所属。さらに、10代の頃からサン・シールズバンドに加入。その後、シカゴ・ウィリーの名で文字通りシカゴで活躍する。

転機となったのは1969年。デニス・ラセールとビル・ジョーンズが持つ<クレイジョン>レコードでヒットを放つ。当時の3作目に当たる「ゲット・ユア・ライズ・ストレイト」(本盤で再演)は、<ファンタジー/ギャラクシー>にリースされ、その後<ギャラクシー>で活躍。さらに<エピック>と関わったが、何らかのトラブルが元で、歌手生活を断念することとなった。

本人は、復活したかった様子だが、思うように事が運ばずにいたところを再度救ったのがデニス・ラサールだった。1984年、デニスの声掛けで、ツアーのオープニング・アクトを務め、復活の兆しが芽生えた。

苦労を重ねた上での<エコー>デビュー。声が一段と伸びやかに聴こえるのは、レコード再デビューが出来た喜びの表れに思える。一曲目に「ゲット・ユア・ライズ・ストレイト」を歌い、デニスへの感謝の念も窺える。YouTubeには<クレイジョン>盤の方しか上がっておらず、聴き比べると、当時の荒々しさより抑制が聴いて、違う魅力を放っている。

他には、インディー・ソウル系の歌手には、必ずと言って良いほど感じるタイロン・デイヴィスの影が、彼にも強く投影している。キーによってはジョニー・テイラーを連想する曲もある。いずれにしても盤石の歌いっぷり。YouTubeであまり拾えないのが残念だった。

この後、<エコー>から99年と2003年にアルバム発表。また、06年には<クレイジョン>時代の録音集が<Pヴァイン>からリリースされている。だが、残念な事に2008年に逝去。波乱万丈の人生だったろうが、歌声は楽しさに溢れ、一音一音丁寧に歌い上げているのはお見事である。

③Maybe I'm In Love With You

https://www.youtube.com/watch?v=HdvWSefvaBw

⑥Her Love Is Good Enough To Put On Collard

https://www.youtube.com/watch?v=mf6Ml2jwLV0

⑩Moans Grunts & Groans

https://www.youtube.com/watch?v=_ZfPsWWjE3A

Get Your Lie Straight<Crajon>

https://www.youtube.com/watch?v=jCU417HJEOA

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