[50枚目]●ミリー・ジャクソン『アン・イミテイション・オブ・ラブ』<ジャイヴ>(86)
http://diskunion.net/portal/ct/detail/50CS130730002
私が苦手なタイプの、ドッタンバッタン・サウンドが主流の曲も多く、ミリー姐御が歌ってなければ聴かないだろう。あくまで、オールド・ソウルファン的見地から言うと、ミリーには他に傑作が多々あり、あえてこのアルバムを聴く必要はない。私が持っているのはオリジナル版だが、ボートラ入りの盤もあり。
④An Imitation of Love
https://www.youtube.com/watch?v=-tlwkYH9jzU
⑥It's A Thang
https://www.youtube.com/watch?v=wgvTEsE1UnA
⑦I Need To Be Myself
https://www.youtube.com/watch?v=BTp_YY2lqZE
[51枚目]ビル・コデイ『スニーキン・バック』<エコー>(95)
http://diskunion.net/portal/ct/detail/58C080616505
ハズレを引いた記憶がない<エコー>盤だが、本作も抜群の安定感だ。もちろん、ビル・コデイの実力も素晴らしい。
ビル・コデイは、1942年ミシシッピ州の生まれ。本名はWilliam Chew, Jr. アーカンソー州に移り住んだ後、教会経由のゴスペル・クワイヤ~カルテットに所属。さらに、10代の頃からサン・シールズバンドに加入。その後、シカゴ・ウィリーの名で文字通りシカゴで活躍する。
転機となったのは1969年。デニス・ラセールとビル・ジョーンズが持つ<クレイジョン>レコードでヒットを放つ。当時の3作目に当たる「ゲット・ユア・ライズ・ストレイト」(本盤で再演)は、<ファンタジー/ギャラクシー>にリースされ、その後<ギャラクシー>で活躍。さらに<エピック>と関わったが、何らかのトラブルが元で、歌手生活を断念することとなった。
本人は、復活したかった様子だが、思うように事が運ばずにいたところを再度救ったのがデニス・ラサールだった。1984年、デニスの声掛けで、ツアーのオープニング・アクトを務め、復活の兆しが芽生えた。
苦労を重ねた上での<エコー>デビュー。声が一段と伸びやかに聴こえるのは、レコード再デビューが出来た喜びの表れに思える。一曲目に「ゲット・ユア・ライズ・ストレイト」を歌い、デニスへの感謝の念も窺える。YouTubeには<クレイジョン>盤の方しか上がっておらず、聴き比べると、当時の荒々しさより抑制が聴いて、違う魅力を放っている。
他には、インディー・ソウル系の歌手には、必ずと言って良いほど感じるタイロン・デイヴィスの影が、彼にも強く投影している。キーによってはジョニー・テイラーを連想する曲もある。いずれにしても盤石の歌いっぷり。YouTubeであまり拾えないのが残念だった。
この後、<エコー>から99年と2003年にアルバム発表。また、06年には<クレイジョン>時代の録音集が<Pヴァイン>からリリースされている。だが、残念な事に2008年に逝去。波乱万丈の人生だったろうが、歌声は楽しさに溢れ、一音一音丁寧に歌い上げているのはお見事である。
③Maybe I'm In Love With You
https://www.youtube.com/watch?v=HdvWSefvaBw
⑥Her Love Is Good Enough To Put On Collard
https://www.youtube.com/watch?v=mf6Ml2jwLV0
⑩Moans Grunts & Groans
https://www.youtube.com/watch?v=_ZfPsWWjE3A
Get Your Lie Straight<Crajon>
https://www.youtube.com/watch?v=jCU417HJEOA
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