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2017年6月

スーパー・テイラーズ

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リトル・ジョニー・テイラーとテッド・テイラー、独特なハイトーン唱法のふたりが、天にも昇るような心地にさせてくれる相乗効果を発揮している一枚。昔、よく聴いたものだ。

http://www.allmusic.com/album/the-super-taylors-mw0000174739

先日購入した、テッド・テイラーの<ケント・ソウル>2011年発の編集盤にも4曲取り上げられ、懐かしい思いに浸った。YouTubeで2曲しか拾えなかったのが残念!

Walking the floor

https://www.youtube.com/watch?v=hRAtEg41AFc

cry it out baby

https://www.youtube.com/watch?v=Re2SFvDM59g

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.43

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[52枚目]●ダーティ・ダズン・ブラスバンド『ホワッツ・ゴーイン・オン』<シャウト/ジェネオン>(06)

http://diskunion.net/portal/ct/detail/XAT-1245302911

マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイン・オン』を、曲順もそのままにカバーした作品。マーヴィンへのオマージュというより、元盤が持つメッセージ性の高さを憑依させたかのようだ。本盤の主題は、ハリケーン・カトリーナ。未曾有の大災害に対して、政府は早い段階で補助を打ち切った。黒人低所得者層の住民が多い地区だったからか、対応は遅々として進まず。やむなく商店に駆け込む住民を「暴動」の一言でマスコミは片付けた。

①「ホワッツ・ゴーイン・オン」では、低音の響きが、根の深い怒りを思わせ、身が引き締まる。歌の代わりにラップが入り、ストイックなラッパー、チャックDが務める。自らの政治生命の終わりを覚悟したというニューオーリンズ市長の政府非難とも取れるインタビューのサンプリングで始まる。ところで、この市長、後に収賄で捕まっており、何やら釈然としない部分もある。

②「ホワッツ・ハプニング・ブラザー?」は、ベティ・ラヴェットの訥々としたしゃがれ声が、主婦目線の訴求力を生んでいる。

他に、このアルバムのゲスト・シンガーは、アイヴァン・ネヴィルとG・ラブだが、いずれも淡々とした歌い口で、アルバム全体が「冷静な表現」に満ちている。ブラス・サウンドならではの温かみも功を奏している。また、「メッセージ性」を強調すると、堅苦しい印象を与えるが、③「フライン・ハイ」⑦「ライト・オン」などは、ファンキーなタッチが心を躍らせる。

日本盤には、カトリーナに関する詳細な状況も交えたライナーもあり、音と合わせて非常に有意義な一枚ではある。しかしながら、今回カトリーナに関して自分なりに検索しても、2015年の記事までしか見当たらず、過去の出来事として葬られてはいないか心配な部分もある。

アルバムとしての完成度も高い一枚。未曾有の大災害を再度想起する契機にもなる。

What's Going On by the Dirty Dozen Brass Band featuring Chuck D

https://www.youtube.com/watch?v=FxwUz_Qw-gM

What's Happening Brother Lyrics

https://www.youtube.com/watch?v=MiIBnQ9dBrs

Flyin' High (In The Friendly Sky)

https://www.youtube.com/watch?v=jjdS6Y-vvhM

Inner City Blues (feat. Guru)

https://www.youtube.com/watch?v=uobGgxy0fq4

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違和感をほどく旅

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●昨日は、休暇明けの出勤。準備万端にして出発!エンチャントメントを聴きながら、快走していたが、IDカードや、入退館用のセキュリティ・カードを忘れた事に気が付いた。早い段階でまだ良かったが、困ったもんだ。

Enchantment~I Can't Forget You

https://www.youtube.com/watch?v=rFwhumKj39c

●自分の鈍感さは日頃から痛感している。最近、若い頃に何となく違和感を感じていた物事や、人物に対して、この歳になってその理由がおぼろげながら判り出した。早い話が、私の立ち位置が、あやふやだったのだろう。つい、よく分からない事を放っておいたり、どんな人間にもある程度追従し、趣味とする音楽への意見も中途半端だった。当時の自分と同い年で、自立している友人知人を、感心の眼差しで見ていたものだ。

●もしかして、60歳代と言うのは、自分の人生を総括する時期なのだろうか。さすがに、私のような者でも知恵が付き、違和感を解消する年代なのだろうか。定年を迎えて「区切り」が付いたのもこんな事を考え出した一因だろう。経験は蓄積され、知恵(知性?)は生み出される。若い自分自身に教えて上げたいが、あいつは違和感しか感じないだろう。

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父の日あれこれ

●昨日今日と、何件かファニチャー・センター巡りをして、今日の店でダイニング・リビングセットを予約した。ヨメさんが、以前から膝に負担がかかるので椅子の暮らしをしたいと申し出ており、本格的に探してみた結果、最後になって、ある程度理想的なテーブルとソファーが見つかった。テーブルが真四角なので、どの一辺に座っても広さが確保できるのが決め手となった。但し、人気商品らしく家に届くのは一か月後となる。

●本日で、9日間の休みも終わり、父の日でもあったので、お初の焼き肉店で食べ放題ランチ。価格が3段階の真ん中を選択。超満腹となる。肉の質も良かった。帰りがけ、レジにて「父の日ですから」と、角ハイボールを2缶貰う。サービスの宜しい事である。

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●お腹満腹、財布空腹で帰宅したら、娘が「父の日ですから」とマスターズ・ドリームを差し出す。おぉ、かたじけない。ありがたく頂戴。ビールは別腹でござる。

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Sam Salter - On My Heart

https://www.youtube.com/watch?v=g4F2Go-u-Bk

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好きな食べ物

●土日が東京、月曜がライブと、遊び疲れが溜まり気味のところ、水木金とウォーキングをやり、少々元気は取り戻した。運動は大事だ。日曜の夜と一昨日の昼はバイキングを食し、日々間食も考えなしに摂って、太り気味なのも反省至極。

●昨日は藤崎宮に還暦のお祓いに行った。大きな神社なのでさすがに神妙な雰囲気が漂う。こういう時だけの神頼みというのも何だが、自分が少しでも神聖な気持ちになれば良いんじゃないかと勝手な解釈。

http://fujisakigu.or.jp/

●何年か前、小学生の好きな食べ物の第一位が、寿司だと聞いてちょっとビックリした。もちろん、回転寿司だとは思うが、いかにも現代的と言えば現代的かと面白がる気持ちが強かった。それから、結構この話話題のネタにしていたが、ふと最近気が付いた。寿司が一位では、将来思い出す「母の味」が、今の子供に存在するのかどうか・・・。

EDDIE BOYD & GROUP- SAVE HER DOCTOR

https://www.youtube.com/watch?v=nuRa7UnM-3g

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東京の話

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●10日・11日は、東京へ行って来た。妻と娘はまず原宿で、私はその先の新宿でスタート。ネット友達の方から親切に教えて頂いた、ディスクユニオン新宿中古センターへ。意外?と、ゴスペルが揃っている印象を持った。で、スピリット・オブ・メンフィスの2枚組<アクロバット>盤を購入。他には、J・ブラックフット『ルーム・サーヴィス』や、エタ・ジェイムスの、ジャケットがキュートな<エイス>盤など。

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●しかし、何と言っても好みにドンピシャリなのは、新宿ソウル/ブルース館だ。悩みに悩み、選び抜く。<ソウルスケイプ>盤を2枚。エディ・ボイドのシングル集CD-R。カール・マーシャルなど。

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●新宿を離れ渋谷へ。今度は、ディスクユニオン渋谷の中古センターから。年代別に整理されたロックが中心で、ブラック関連は少なかった。しかし、後で聞いた話では、下のフロアに揃っていたという事で、これは残念だった。続いて、タワーレコード渋谷店へ。復活のベテラン、ウィリアム・ベルとドン・ブライアント盤、キャロル・フラン&クラレンス・ハラマンなど。

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●渋谷を離れ、ディスクユニオンお茶の水店へ。去年吉祥寺店に行った時も感じだが、ソウル/ブルース館に限らず、各店舗のラインナップも充実している。まずは、アンソニー・ヘイルバット編集のマヘリア・ジャクソン<シャナキー>盤を確認、一も二もなく買う。他は、エンチャントメントの『エンチャンメンティッド・レディー』など。

●後、神保町店へ行くも、ちょっと疲れてきたこともあり、特に見つける事が出来なかった。ローランド・カーク特集号の『ジャズ批評』があったが、馴染みのメディアでないのでパス。古本街も流す程度で、ホテルへと戻る。

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●11日は、娘が池袋に行きたいと事で、そう言えばディスクユニオン池袋店もあったなと思い家族揃って移動。しかし、着いたのが早すぎた。ここはまた次回にでも。娘と別れ、夫婦揃って銀座へ。昨年来た時は、雨降りで外に出られなかった。今回は堪能・・・というか結局ウロウロしただけ。まだ、飛行機の時間には間があったので、築地に行く事にした。場外市場に向かう道すがら、築地本願寺があまりにも立派だったので、お参りする事に。ちょうど、結婚式の最中だったが、「なかなか見る機会がないでしょうからどうぞ」とお寺の方が仰るので、遠慮なく拝見。何とも荘厳な雰囲気の中、花嫁と花婿は、3、4人座れるほどに空いた間隔で神妙に座していた。とにかく広いので、これは参列者も含め、さぞかし落ち着かなかったのでは・・・。熊本地震の募金箱もあったので浄財を。築地場外市場で海鮮丼を食べ、後は空港に向かった。お土産選びは悩むところ。搭乗口付近の土産売り場で皇居外苑のどら焼きを発見。いかにも美味しそうだったのでドラヤキストの私は即飛びついた。

●いずれにしても、充実した休日だった。購入CDについては追い追いとレビューしていきます。

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ブルーズ・ザ・ブッチャー・ライブ

ブルースが好きでつくづく良かったと思う。

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http://diskunion.net/portal/ct/detail/XAT-1245669288

https://www.facebook.com/ONE-DROP-Dining-Studio-142103859225766/?fref=ts

昨夜、熊本のONE DROP DININGで、ブルーズ・ザ・ブッチャーのライブを体験できた。

我々の年代のブルース・ファンにとって、永井"ホトケ"隆さんと言えば、伝説的なブルースマンである。ご本人の演奏を目の当たりにするというだけで、緊張した。1曲目はアルバム・タイトルでもある、リル・サン・ジャクソン「ロッキン&ローリン」。テキサス・ブルースの系譜や曲の内容解説の時点で、既に惹きこまれるものはあったが、演奏が始まると音世界にはまっていった。優しい爪弾き方なのだが、「必要な音が全て出ている」感じ。ブルース好きには堪えられない展開だ。テキサスの日中の暑熱が残る夕方、天井でゆったり回る扇風機の下、噎せるような男女の熱気と動物的なうめき、快楽と引き換えに訪れる虚しさ・・・などなど下手な妄想をしてしまうほどの、立ち上がりの演奏だった。さらに、テキサスと言えばアグレッシブ・ギター。一音一音に躍動感があるフレイジングに思わず聴く者も力が入る。レジェンドなんて言い方は却って失礼だ。リアルで真摯なブルースマンの姿を見た。

ハープのkotezさんも、一級のブルースマンだ。激しい動きでブロウしても音がぶれたりしない。プロなら当たり前だよという意見もあるだろうが、それを何気なくこなしている所に感嘆する。バンドのムードメイカーで、ライブ会場のムードメイカーでもある存在で周囲を盛り上げながらの演奏だ。ブルースハープの魅力である、憂いを含んだ乾いた音や激しいアタック、強烈なブルーム調など、本物の演奏を堪能できた。

現代に甦ったビッグ・ママ・ソーントン(ソーントンではなくソォオントゥンと発音を正されてた)として話題のうつみようこさんの迫力は評判通り。不必要にがならない、力みのない力強さは正にブルースシンガー。スピーカーの近くに居たせいか、高音でシャウトされると、声が渦を巻いて鼓膜にぶつかってくるような不思議な感覚があった。声量十分のまま、長々とシャウトされたというのもあるだろう。

バンド全体としては、ブルースの醍醐味でもある、各楽器の絡みが抜群である。kotezさんが切り込むタイミングなど絶妙で、思わず力が入る。沼澤さん中條さんのリズム隊も、一体になって、何と言えばいいのだろう、ギターのリフのようにズン、ズン、と重量感溢れる繰り返しは身体に直接訴えかけて隙のない乗りを生み出している。ホトケさんのギターの間やうつみさんのコーラスのタイミングなども合わさり、「イン・ザ・ベイスメント」や「ウォーキン・ザ・ドッグ」といった乗り重視の曲で特に、絶頂に達する。

あぁ、本当にブルースが好きで良かった。

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キングに外れなし!

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【日本語字幕】キング牧師 -「私には夢がある」

https://www.youtube.com/watch?v=HqgrHRrssP0

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earl king - lonely nights

https://www.youtube.com/watch?v=p4xPLCgE53o

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Riverside Blues -- King Oliver

https://www.youtube.com/watch?v=j_WbQYdQty0

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King Solomon Hill (Blind Lemon's Buddy) Down On My Bended Knee

https://www.youtube.com/watch?v=lV_1TWCyH78

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Ben E King - Young Boy Blues

https://www.youtube.com/watch?v=_TRwZAviLWw

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Albert King I'll Play The Blues For You Japan Blues Carnival 89

https://www.youtube.com/watch?v=sMmF3nR4mtw

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B.B. King and Gladys Knight - The Thrill Is Gone (Midnight Special - Oct 1973)

https://www.youtube.com/watch?v=9DYHm1a9RNg

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Carole King - Will You Still Love Me Tomorrow

https://www.youtube.com/watch?v=KLLYOLKvU9U

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大学時代の酒

●本日の昼食は、本格焼き肉店。開店を待つ列に並んでいると、前に居るのが大学生達だった。40年近く昔と比べても仕方のない事だが、私らの大学時代は、焼き肉を食べたという記憶がない。焼き肉店自体も少なかった。せいぜいクラブの先輩にたかってホルモンと二級酒(二級酒って何?と言われそうだが)の世界だ。それでも、たぶん満足感としては、本格焼き肉店のランチと変わりなかったと思う。高級なものは美味しいが、だからと言って高級じゃないものが不味い訳ではない。

●大学時代の思い出には、「角打ち」もある。酒屋さんで一杯ひっかける事だが、我が大学の所在地でもある北九州が発祥らしい。飲み屋だったら、店の雰囲気も酒の進み具合に影響がありそうだが、酒屋だと純粋に酒に向き合うしかない。音楽で言えば、レコードじゃなくライブ。あの雰囲気は、いまだに懐かしい。因みに角打ちの「角」は、升酒の角から(塩を乗っけてね)飲むからだそう。でも、当時、主にコップで飲んでたので正確には「縁打ち」ってなるのかな?

●<ソニー>の<ギター・レジェンド>シリーズ。情報を得た時点では、さほど興味が無かったのだが、店に並んでいるのを見ると、やはり興味が湧いてきた。持っていないものから、ターゲットになりそうなのは、ジョニー・ウィンター仕事のマディ・ライブ、タジ・マハールのファーストか『ジャイアント・ステップス』、以前から興味のあるジェシ・エド・デイヴィスやデレク・トラックス盤あたりかな。あぁ、それにしても悩みの種をまた一つ拾ってしまった。

https://www.sonymusicshop.jp/m/sear/groupLis.php?site=S&ima=0002&cd=M002046

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MUDDY WATERS - Mannish Boy (w Johnny Winter) 

https://www.youtube.com/watch?v=DHhC8b5JRoA

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頑固反対

●民間調査機関の、車両運転に関するアンケート調査結果が、過日の読売新聞に掲載されていた。「あなたは運転に自信がありますか?」という問いかけに「自信がある」と答えた人の割合。60~64歳が38%、65~69歳が51.3%、70~74歳が60.7%、75~79歳が67.3%と、高年齢ほど自信を持っているという結果が出ている。「傲り」と言ったらキツくなるが、車両運転の場合「自分は大丈夫」という意識が一番危険だと思う。運転経験の豊富さは関係ない。自分はまだ未熟と思う方が良いと思う。歳を取ると頑固になるのかな。どうも、自分も怒りっぽくなっている感じがする。現実社会に、謙虚に冷静に対応しよう。

http://www.msadri.jp/research/201703/post-5.html

●今月は、10日~18日まで休暇を貰う。10、11日は東京、12日はブルーズ・ザ・ブッチャーのライブ。そして、17日土曜は30年ぶりの知人と杯を交わす予定。結局、ストレスを緩和してくれるのは、音楽と酒、そして人の情か。

Bells Of Joy "Anyway You Bless Me Lord" (1961)

https://www.youtube.com/watch?v=MOpBiUIUx-M

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