« 2017年6月 | トップページ | 2017年8月 »

2017年7月

復活ではなく進化

Xat1245669300

●ドン・ブライアント『ドント・ギブ・アップ・オン・ラブ』<ファットポッサム/ユニヴァーサル>(17)

http://diskunion.net/portal/ct/detail/XAT-1245669300

大丈夫かと心配するほどのシャウトぶり。熱の入り具合が半端ではない。若い頃の方が抑制が効いてたんじゃなかろうかと思える。そして、声の艶っぽさ。かつての名歌手は、さらに進化を遂げているのではなかろうか。動画を観ると、本人も楽しそう。

昔の知人で「レコードを買う基準はジャケ買い」という人がいたが、間違いなくこのアルバムも買っただろう。また、インナースリーブのドンを見ても、指先まで活力が漲っているようだ。写真を見ているだけでも、自信作である事が伝わる。

A Nickel & A Nail (live at Levitt Shell)

https://www.youtube.com/watch?v=I2bDUhkhZdg

Something About You

https://www.youtube.com/watch?v=UG02GjHqJJw

It Was Jealousy

https://www.youtube.com/watch?v=T_KAhZJhzDw

I Got To Know

https://www.youtube.com/watch?v=0rWeip8nJn0

Don't Give up on Love

https://www.youtube.com/watch?v=6L73zgdtrCc

にほんブログ村 音楽ブログ 好きな曲・好きなアルバムへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シセロ・ブレイク

54c041227001

●シセロ・ブレイク『ヒア・カムズ・ザ・ハートエイク』<グレイプヴァイン>(04)

http://diskunion.net/portal/ct/detail/54C041227001

62年~78年の録音と言えば、それはソウル・ミュージックの歴史そのもの。アーリー・ソウルからディープ・ソウルまで、曲の表情は変わっても、彼の歌唱の渋みや甘み、深みは一貫している。

Soul Of Pain 1964

https://www.youtube.com/watch?v=KVZF4AHA28Q

If I Had My Way 1966

https://www.youtube.com/watch?v=tH28zbLbFlI

A Woman Needs To Be Loved  1971

https://www.youtube.com/watch?v=2oNkHQnrv20

You Got Me Walking(composed by Eugene Record) 1971

https://www.youtube.com/watch?v=EZs0oyx5WM0

Your Love Is Like a Boomerang(composed by Sam Dees & Frederick Knight) 1975

https://www.youtube.com/watch?v=nn3nQ6vTxGk

How Can I Go On Without You(composed by Phillip Mitchell) 1975

https://www.youtube.com/watch?v=Q1uyJmgQ4So

don't wanna blow my chance 1993

https://www.youtube.com/watch?v=fqcWglh3ex8

にほんブログ村 音楽ブログ 好きな曲・好きなアルバムへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スピリット・オブ・メンフィス

59c110704002_2


●スピリット・オブ・メンフィス『ハッピー・イン・ザ・サーヴィス・オブ・ザ・ロード』<アクロバット/クリンク>(05)

http://diskunion.net/portal/ct/detail/59C110704002

時代によって変遷したようだが、ジャケット写真では7人体制。それだけでも厚みのあるハーモニーが想像できるが、さらに強烈なのは、3人のリードシンガーを擁する点だ。落雷のような豪放バリトン、サイラス・スティール、テナーだがバリトンとしても通用するジェスロ・ブレッドソー、そして、輝く声の持ち主、リトル・アックス・・・この人の低音も安定感があるので、3人のシンガーが無理なくリンクしており、どの人の後からどの人が入ってきてもスリリング極まりない。

本記事に貼り付ける曲を選ぼうとしても、次々と聴き入ってしまい、どうしようもない。2枚組のディスク1も全て検討せぬまま、お送りします。

Jesus Jesus

https://www.youtube.com/watch?v=T1nEBSWJm_o

Calvary (King 4392)

https://www.youtube.com/watch?v=4XbAO8LNl0I

Automobile To Glory

https://www.youtube.com/watch?v=HxEr9qhDPrM

Everyday And Every Hour

https://www.youtube.com/watch?v=ZtosasHPvws

Every Time I Feel The Spirit

https://www.youtube.com/watch?v=UI7t63pwbNM

にほんブログ村 音楽ブログ 好きな曲・好きなアルバムへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マイ・マン・イズ・ミュージック

53c110510001


●エタ・ジェイムス『フーズ・ブルー? レア・チェス・レコーディングス・フロム・ザ・60s&70s』<ケント・ソウル/クリンク>(11)

http://diskunion.net/portal/ct/detail/53C110510001

リリース当初は、未CD化曲多数という状況だったが、今は大方CDになっていると思う。もっとも、彼女の多彩な才能が一枚にパックされているという意味では、十分存在価値はある。

さらに印象に残ったのは、彼女のバイオグラフィーが丹念に紹介されている翻訳ライナーだ。今回は、こちらをかいつまんで紹介したい。

母親が14才で生んだエタ(本名ジェイムセッタ・ホーキンス)は、母親との繋がりはあったものの、親戚や里親のもとを転々とする。特に里親は、彼女に音楽に限らず色々な経験をさせた。中でも、シスター・ロゼッタ・サープも歌っていた教会に通ったのが、歌手を目指す大きなキッカケとなる。地元では、名前は売れるようになった。

サンフランシスコに住む母親の兄夫婦に預けられて環境が変わった。ギャング連中と付き合うようになり(シュガー・パイ・デサントもその中にいた)鑑別所送りも経験する事に・・・。しかし、歌う事は止めなかったので、ジョニー・オーティスや、恋人ハーヴェイ・フークア、レナード・チェスなどに才能を認められ、開花していった。反面、ドラッグ中毒になり、刑務所暮らしも経験する。付き合う男もDV野郎かジャンキーかという悲劇。それでも、例えば亡くなったレナード・チェスが、家の契約書をこっそり送っていたりと、援助の手を差し伸べる人も多かった。

ついに、更生施設で完全にドラッグと手を切る。音楽面でも幅が広くなり、グラミー賞は3度受賞。それ以前には、リズム&ブルース・ファウンデーションからパイオニア賞を受け、ロックの殿堂入りも果たす。94年の授賞式には、プレゼンターとして、恩人の一人ジョニー・オーティスに賞を手渡すという一幕もあった。

その後、ドラッグは止めても、健康問題は続いていた。肥満解消のため胃のバイパス手術を受けたり、鎮痛剤中毒や尿路感染症、院内感染による敗血症、アルツハイマー症と彼女の「ブルース」は止む事がなかった。それでも、歌い続け、決して過去の人にはならず、死を覚悟したような遺作まで、最後の最後まで歌い続けた偉大なるシンガーである。

I'm so glad

https://www.youtube.com/watch?v=3W67N1lFr7E

Seven Day Fool

https://www.youtube.com/watch?v=p8mXRpfnnBQ

You Can Count on Me

https://www.youtube.com/watch?v=GE7FqqDZGiU

Don't pick me for your fool

https://www.youtube.com/watch?v=f5tH1_AHzo4

My Man Is Together

https://www.youtube.com/watch?v=R6f-PxZf1f8

I'm Sorry For You (Live)

https://www.youtube.com/watch?v=GnXVOMGOWt8

Let Me Know

https://www.youtube.com/watch?v=B73g_8a7_9w

What Fools We Mortals Be(母親の作品)

https://www.youtube.com/watch?v=Bar93JTZgmQ

にほんブログ村 音楽ブログ 好きな曲・好きなアルバムへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アイク&ティナ「ファイブ・ロング・イヤーズ」

「ファイブ・ロング・イヤーズ」のカバー、色々探したけどこれが一番良かった。アイクのギター、ティナのヴォーカル、グイグイ来ます。これ以上やり過ぎてもいけないし、これに足りなくてもいけない。必要十分。

Ike & Tina Turner - Five long years
https://www.youtube.com/watch?v=OnxxUF9Mr0c

R698930614311180479435_jpeg

にほんブログ村 音楽ブログ 好きな曲・好きなアルバムへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クロスロード

我々、ブルースに魅せられた者たちにとって、ロバート・ジョンソンこそが、クロスロードで契約を交わした人物ではないか。

「お前、こっちの世界にくるか?」

彼は永遠の名声を得て、我々は人生の道連れを得た。

にほんブログ村 音楽ブログ 好きな曲・好きなアルバムへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ハウ・メニイ・ロング・イヤーズ

1006908945_2


<ベア・ファミリー>系の<モジョ>から発売されている、エディ・ボイドの編集盤(CD-R)。良曲揃いの中、代表曲「ファイブ・ロング・イヤーズ」は、2ヴァージョン収録されている。多数のカバーを生んだ名曲が、様相を変え愉しませてくれる。58年の<オリオール>盤と、60年の<エスクワイヤー>盤で、残念ながらYouTubeで探してみたが見つからず。その代わりと言っては何だが、カバーも含め色々とアップされており、合わせてご紹介します。

初録音は、52年<J.O.B.>。サックスのブロウが印象的な中、力感あるヴォーカルとピアノのタッチは、シカゴ・ブルース前夜のモダンさと泥臭さのミクスチャーを感じる。

Five Long Years. 1952

https://www.youtube.com/watch?v=TI_zGCHwfd8

それから、シックス・ロング・イヤーズ経った<オリオール>盤は、CD音質のクリアさもあってか、ヴォーカルの荒々しさにまず惹かれる。さらに、サックスの代わりにウィリー・コブスの乾いたハープが味を出し、テンポも速く、典型的シカゴ・ブルースだ。

トゥー・ロング・イヤーズ後の<エスクワイヤー>盤は、逆にレイドバックしている。テンポに合わせ縺れるようなヴォーカルを、ソツのないギターが装飾する。ギタリストはユージン・ピアソン・ジュニアだが、ロックウッドがbgで参加。これはベースという事になるのかな?この辺ちょっと判りません。

次はYouTubeから。ぴったしファイブ・ロング・イヤーズ後の65年、名演の多いアメリカン・フォーク・ブルース・フェスティバルのステージ。これはまた心躍る動画だ。メンフィス・スリムばりの張りのある歌声に、強烈なアタックのピアノ。私見では、このピアノプレイあってこその「ファイブ・ロング・イヤーズ」だと思う。今回、カバー・ヴァージョンをあれこれ聴いてみて、ブルース史の流れ的にも仕方のない事だろうが、ギター中心のものが多い。ただ、エディ・ボイド本人は、ピアノによるブルース表現を試み、成果を得ている。その事実は心得ておきたい。もちろん、本動画において、椅子に座り、リラックスした表情でフレーズを奏でるバディ・ガイのギターは重要なアイテムだ。ついでに、他のメンバーを紹介。突っ立って黙々とベースを弾くのは、ロンサム・ジミー・リー、そしてドラムは安定のフレッド・ビロウだ。

Eddie Boyd - Five Long Years 1965

https://www.youtube.com/watch?v=5aP3xSAdNc4

せっかくなので、また別の機会に各ミュージシャンのカバーを見てみましょう。

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 音楽ブログ 好きな曲・好きなアルバムへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

熊本城めぐりぐり

Kumamoto

お世話になっております『週刊ドリームライブラリ』さんの企画「日本お城めぐりぐり」で、熊本城について書かせて頂きました。写真やリンクの選択は、すべて丸投げで申し訳なかったですが、良かったら読んでみてください。

http://www.w-dreamlibrary.com/nippon_oshiro_meguriguri/pg974.html

にほんブログ村 ライフスタイルブログ こころの風景へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年6月 | トップページ | 2017年8月 »