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2017年10月

ギター・マスター!

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フレディ・キングも、ブルース・ギターにとって重要なのは何かというのを教えてくれてるね。滑らかに弾いているようで、微妙な音の間合いを生かしている。いくら聴いても飽きないね、このギター・マスター!

San-Ho-Zay (Live)

https://www.youtube.com/watch?v=WtpCAhbAJdc

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さようなら。ありがとう。これからもよろしく。

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Ain't That A Shame

https://www.youtube.com/watch?v=xbfMlk1PwGU

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.47

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[56枚目]●V.A.『ブルース・ジュビリー』<ヴォーグ>(87)

「ブルースの祝祭」と題された本CDは、ダイナ・ワシントン、ジミー・ウィザースプーン、ヘレン・ヒュームズ、ジョー・ターナーのライブ録音を集めたもの。4人が一堂に会したものではない。会場は同じでも、開催年や開催月が違っている。しかし、聴衆を大いに湧かせているところは共通している。聴衆側のレスポンスも鋭く、ライブ盤ならではの臨場感が愉しめる一枚だ。英文ライナーなので正確には読み取れないが、黒人のオーディエンスが多く、やりやすい環境だったようだ。

一番手は、ダイナ・ワシントン。L.A.のシュライン・オーディトリアム、50年7月のステージだ(当時26歳)。潤いに満ちた歌声は、ヴォリュームが上がっても当たりが柔らかく、艶っぽい。ダイナのクオリティーの高さがここでも味わえる。

収録曲は①「クール・カインド・パパ」②「イット・イズント・フェア」③「ベイビー、ゲット・ロスト」④「アイ・ウォナ・ビー・ラヴド」⑤「ファスト・ムーヴィン・ママ」。

これらをYouTubeで改めて聴くと、一様にゴージャスな雰囲気が先に立つ。それでも良いのだが、小じんまりとしたバンド編成の本ライブでは、ダイナの歌唱が全体を引っ張っていて彼女をとても身近に感じる。各曲歌い出しで強烈な歓声が上がり、曲の途中でもドッと沸き大いに盛り上がっている。⑤では自分の名前を歌詞に入れたりして、ダイナも気分上々だ。

It Isn't Fair

https://www.youtube.com/watch?v=HE8SIkw1RUA

I Wanna Be Loved

https://www.youtube.com/watch?v=VnOyyH0hzx0

Fast Movin' Mama

https://www.youtube.com/watch?v=OoY4WvMmZBg

ジミー・ウィザースプーンのステージも圧巻だ。会場はパサデナのシヴィック・オーディトリアム(49年)とL.A.とだけ記載された50年(当時27歳)のステージ。コクのある歌声は、発するだけでブルースの薫りが広がる。サックスを始め演奏陣も素晴らしい。曲目は⑥「エイント・ノーバディ・ビジネス」⑦「ノー・ローリン・ブルース」⑧「ビッグ・ファイン・ガール」⑨「フォーリング・バイ・ディグリーズ」⑩「ニュー・オーリンズ・ウーマン」⑪「アイ・ガッタ・ギャル」。⑨~⑪はCD化に際し加えられた曲である。

ジミー編も観客の乗りは凄く、バンドメンバーの合いの手なのか、客のそれなのかよくわからないものもあって面白い。ジミー・ラッシング→(本盤にも登場する)ジョー・ターナー→ジミー・ウィザースプーンというのは一つの系譜だが、例えばボビー・ブランドのような歌手に比べると、一般的ブルース・ファンには敬遠されがちだ。私はジャンプ・ブルースを聴いてきたからそうでもないのだが、彼らの朗々として、スイング感のある歌い口に含まれるブルース濃度は相当なものである。未体験の方には是非ともお勧めする。

Ain't Nobody's Business

https://www.youtube.com/watch?v=XyUaweAQ1hA

No Rollin' Blues

https://www.youtube.com/watch?v=SUfsuomKS8g

Big Fine Girl

https://www.youtube.com/watch?v=yRG2LTGYziU

New Orleans Woman

https://www.youtube.com/watch?v=g_v4PUswyzA

キュートな歌声が魅力的で、昔から好きだったヘレン・ヒュームズ。余裕のある歌い方が可愛らしさを増す人だが、ここではライブのせいもあってか、彼女にしては結構ガツガツと歌っている。ダイナ・ワシントンと同じ会場で、ダイナの一か月後50年8月のステージだ(当時37歳)。⑫「ミリオン・ダラー・シークレット」⑬「イー・ババ・リ・バ」⑭「アイム・ゴナ・レット・ヒム・ライド」⑮「イフ・アイ・クッド・ビー・ウィズ・ユー」⑭⑮がCD化時プラス曲。

Million Dollar Secret

https://www.youtube.com/watch?v=0aiMHwWmOHQ

I'm Gonna Let Him Ride

https://www.youtube.com/watch?v=iYDmF74ozHI

If I Could Be With You

https://www.youtube.com/watch?v=Y1bza7TauOw

ヘレンと同じく、前二人と比べると世代が上になるジョー・ターナー。「フリップ、フロップ・アンド・フライ」形式の曲が多いが、その都度新鮮な乗りが生まれているのはさすがである。特にラスト曲では「ハイヨー・シルバー!」のフレーズを、キャブ・キャロウェイ風に色んな歌い方で聴かせ、エンターテイナー振りを発揮している。シュライン・オーディトリアム55年のステージ(当時44歳)。⑯「フリップ、フロップ・アンド・フライ」⑰「3オクロック・イン・ザ・モーニング」⑱「アップ、アップ・アンド・アウェイ」⑲「ブルース」⑲はCD化時プラス曲。

Flip Flop & Fly

https://www.youtube.com/watch?v=aNpvOUmXglM

The Chicken And The Hawk (Up, Up And Away)

https://www.youtube.com/watch?v=8HenlUP32Ng

文中にも書いたが、ダイナ・ワシントンとジミー・ウィザースプーンに比べ、ヘレン・ヒュームズ、ジョー・ターナーはほぼ10歳年上である。新旧世代として並べるのもあまり意味がないかと思うが、やはり若干ダイナとジミーの方がより充実しているかなあと個人的には思う。とはいえ、4名とも高いエンターテインメント性を発揮した、好盤だと結論づけたい。中々手に入りにくいアルバムかも知れないが、興味を持たれたら、LPよりCDの方が良いかと思う。尚、貼り付けた動画と本盤の内容に開きがある事は、再度強調しておく。

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広辞苑はなぜ生まれたか ― 新村出の生きた軌跡

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http://sekaishisosha.jp/cgi-bin/search.cgi…

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Top 30 Southern Soul, Rhythm & Blues Albums

Biggrobbborn



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真冬の帰り道

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なんとなく思い出した一曲。ランチャーズ「真冬の帰り道」。加山雄三の曲は結構好きだよなと思っていたけど、作詞は水島哲、作曲は喜多嶋修でした。曲も良いけど歌詞も良いね。今の時代にはそぐわない?純情男子の恋愛模様だ。「プラタナス」とかも、なんか時代を感じる。

発表は67年。曲名から連想した、サイモン&ガーファンクルの「冬の散歩道」は66年、という事は・・・少しは影響があるんでしょうか。しかし、タイトル的には「真冬の帰り道」の方がロマンを感じる。

いや、待て。原題はどうなってると調べたら「A Hazy Shade of Winter」・・・「冬の陽炎」だそうだ。おぉ、なかなか。何でまた散歩したのか。

真冬の帰り道   ザ・ランチャーズ

https://www.youtube.com/watch?v=Mrnds4O-VT8

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『ブルース&ソウル・レコーズ』誌No.136

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チャック・ベリーとジェイムス・コットンの追悼をメインに。

付録CDは、YouTubeでも中々拾えないようなチャックの幅広いサウンドを取り上げている。

中河伸俊さんの連載拡大版は、彼の人生観を映し出した感もある「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」。いつも以上に曲に込められた作者の思いが伝わる。

アルバム・ガイドは専門誌らしく要領よくOK。

コットンの方は、来日時の高地明さんの思い出話が人柄も伝わってきた。大野木一彦さんとKOTEZさんの奏法解析も読むだけでも面白い。

スペンサー&パーシー・ウィギンス、ブルーズ・ザ・ブッチャーのインタビューも読み応え十分。

チャックの日本ライブから「勝手にライナーノーツ」、ワシントン・フィリップスの「ゴスペル・トレイン」などの連載物も好調。

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片隅04

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東京生まれで、戦後熊本に移住されたSF作家光波燿子さんの「黄金珊瑚」は絶品。

「人間家畜テーマ」というらしいが、じわじわと巨大化していく「結晶体」に人間たちが支配されていく。出会う人々をどこまで信用していいのか、自分自身は侵されていないのか。疑心暗鬼の世界が展開する。描きようによってはホラーなのだが、柔らかい文体で淡々と表現されているので読者自身が光波さんの世界に良い意味で自然とはまっていく。謎を含むラスト。

豆塚エリさん「ドールハウス」。自殺願望の強い主人公が死にきれず車いす生活となる。献身的な弟の介助で生活している。見ようによっては甘えのカタマリの主人公なのだが、彼女の目線で世間を見ていくと、特殊なようで腑に落ちる。

熊本にも面白い書店が増えつつある。その一つ、ポアンカレ書店の牛島漁さん「160人」。チャラそうな文章の流れにグッと締まる一文が組み込まれて、全体のリズムも含め読み甲斐あり。

高橋啓さん「ニコラ・ブーヴィエの詩」は、放浪の詩人、紀行作家ニコラの人物像への興味が尽きない。結局、詩人・作家というカテゴリーを超えた「放浪人」なのだろう。

絲山秋子さん「プログレ沼」は、マニアックな人種に共通の世界観が窺える。沼から抜け出せないのだはなく、抜け出さない。そこから世界を観察していく。と書くと大上段な感じだが、ペーソスと言えばいいのか極めて人間的な悲哀が描かれていると思う。もちろん哀しみに終始するのではなく、秘めて愉しむ心の充実感につながっている。舞台のバーも雰囲気良い。

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『メインストリートのならず者』デラックス・エディション

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※本文を書くに当たり、寺田正典さんのライナーを大いに参考にしています。

7年前にリリースされたストーンズの話題作ともなれば、語り尽くされてはいるだろうが、ボーナストラックから数曲ピックアップしてみたい。いずれも当時の録音に新たに手を加えたものらしく、その為全体的な統一感は出ている。

Pass the Wine (Sophia Lauren)

https://www.youtube.com/watch?v=56gsfoPkJNM

「ソフィア・ローレン」という謎の副題を持つ巻頭曲。終盤に向かってのドライブ感は彼らならでは。

I'm Not Signifying

https://www.youtube.com/watch?v=_Oy2-V286H8

緩めのブルース。なぜかこのブルースナンバーにキースは不在との事。代わりといっては何だが、ミック・テイラーのスライドが聴きもの。

Following The River

https://www.youtube.com/watch?v=g-bkvZ5WEdo

落ち着いた雰囲気のバラード。ミックの震えた感じの歌い方やコブシ回しは90年代後半のものという寺田さんのマニアックな解説。そう言われてみると『メインストリート』本編のヴォーカルは全体的にもっとでろでろした感じが強い感じもする。

So Divine (Aladdin Story)

https://www.youtube.com/watch?v=FS20kP9xzbQ

「黒く塗れ」ぽさがハマってしまう独特のムードを放つ曲。ここのキースのギターも音色からして後被せらしい。

Soul Survivor ( Alternate Take )

https://www.youtube.com/watch?v=I6plco2lPJ4

「ソウル・サヴィヴァー」のキースヴォーカル版。本編ではラストに配置されているが、どこに持っていくかでどちらのヴァージョンを選択するかという考えも有りだろうか。やはり、ラストにするならミックの野獣ヴォーカルが後味的に良いでしょう。

Good Time Women

https://www.youtube.com/watch?v=QZo_VItwXEw

裏「ダイスをころがせ」?こちらの方がカントリー感覚薄めの南部感覚濃ゆめな感じでしょうか。ストーンズの初来日を観た日に「ダイスをころがせ」のイントロで泣きそうになった、あのダイナミズムはないが、この曲も味がある。

Title 5

https://www.youtube.com/watch?v=Er6lYaXFNq4

初期のストーンズの感覚に、ひと味加えた、妙にクセになるギター・サウンドだ。

All Down The Line (alternate take)

https://www.youtube.com/watch?v=3guT6jnb708

本編の「オール・ダウン・ザ・ライン」よりこちらの方が、「先に進んでいる」感じ。但し、本編での「オール・ダウン・ザ・ライン」~「ストップ・ブレイキン・ダウン」は黄金の流れで、このヴァージョンでは合わないだろう。もちろん、ここで陽の目を見たのは有意義である。

『メインストリートのならず者』は、自分たちのレーベルからの二作目に当たり、ご承知のようにキースが借りていたフランスの邸宅の地下室でベースのサウンドは収録されている。ミックとチャーリーが距離を置くほどの乱痴気状態の中生み出された曲群だが、徹底したオーヴァー・ダブを繰り返し、「最高傑作」との評判を勝ち得た。今回のボーナス・トラックはその本編とはまた違う楽しみ方ができる一枚である。

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