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『メインストリートのならず者』デラックス・エディション

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※本文を書くに当たり、寺田正典さんのライナーを大いに参考にしています。

7年前にリリースされたストーンズの話題作ともなれば、語り尽くされてはいるだろうが、ボーナストラックから数曲ピックアップしてみたい。いずれも当時の録音に新たに手を加えたものらしく、その為全体的な統一感は出ている。

Pass the Wine (Sophia Lauren)

https://www.youtube.com/watch?v=56gsfoPkJNM

「ソフィア・ローレン」という謎の副題を持つ巻頭曲。終盤に向かってのドライブ感は彼らならでは。

I'm Not Signifying

https://www.youtube.com/watch?v=_Oy2-V286H8

緩めのブルース。なぜかこのブルースナンバーにキースは不在との事。代わりといっては何だが、ミック・テイラーのスライドが聴きもの。

Following The River

https://www.youtube.com/watch?v=g-bkvZ5WEdo

落ち着いた雰囲気のバラード。ミックの震えた感じの歌い方やコブシ回しは90年代後半のものという寺田さんのマニアックな解説。そう言われてみると『メインストリート』本編のヴォーカルは全体的にもっとでろでろした感じが強い感じもする。

So Divine (Aladdin Story)

https://www.youtube.com/watch?v=FS20kP9xzbQ

「黒く塗れ」ぽさがハマってしまう独特のムードを放つ曲。ここのキースのギターも音色からして後被せらしい。

Soul Survivor ( Alternate Take )

https://www.youtube.com/watch?v=I6plco2lPJ4

「ソウル・サヴィヴァー」のキースヴォーカル版。本編ではラストに配置されているが、どこに持っていくかでどちらのヴァージョンを選択するかという考えも有りだろうか。やはり、ラストにするならミックの野獣ヴォーカルが後味的に良いでしょう。

Good Time Women

https://www.youtube.com/watch?v=QZo_VItwXEw

裏「ダイスをころがせ」?こちらの方がカントリー感覚薄めの南部感覚濃ゆめな感じでしょうか。ストーンズの初来日を観た日に「ダイスをころがせ」のイントロで泣きそうになった、あのダイナミズムはないが、この曲も味がある。

Title 5

https://www.youtube.com/watch?v=Er6lYaXFNq4

初期のストーンズの感覚に、ひと味加えた、妙にクセになるギター・サウンドだ。

All Down The Line (alternate take)

https://www.youtube.com/watch?v=3guT6jnb708

本編の「オール・ダウン・ザ・ライン」よりこちらの方が、「先に進んでいる」感じ。但し、本編での「オール・ダウン・ザ・ライン」~「ストップ・ブレイキン・ダウン」は黄金の流れで、このヴァージョンでは合わないだろう。もちろん、ここで陽の目を見たのは有意義である。

『メインストリートのならず者』は、自分たちのレーベルからの二作目に当たり、ご承知のようにキースが借りていたフランスの邸宅の地下室でベースのサウンドは収録されている。ミックとチャーリーが距離を置くほどの乱痴気状態の中生み出された曲群だが、徹底したオーヴァー・ダブを繰り返し、「最高傑作」との評判を勝ち得た。今回のボーナス・トラックはその本編とはまた違う楽しみ方ができる一枚である。

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