サザン・ブルースの魅力(1)
『BSR』誌最新号の付録CDはサザン・ブルースのコンピレーションである。<モダン/フレアー>系などが集められている。子供の顔ジャケで有名な「地域別探求シリーズ」からのものが多いようだ。全12曲中、まず前半6曲をYouTubeで検索してみた。
Elmore James - Please Find My Baby
ミシシッピ州のクラブで、ポータブル・レコーダーで録音された本作は、だからこその猥雑な迫力に満ちている。ピアノはアイク・ターナー。
https://www.youtube.com/watch?v=Uy4UYmlfVBw
Sunny Blair - 5 Foot 3 Blues
単発的に入るハープなど、全ての楽器がリズミックに聴こえる抜群の乗りを持つ一曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Uigj7ct53q8
Modern 856 ''Peace Of Mind'' Joe Hill Louis
ワンマンバンドの極致。ヴォーカルの渋さも特筆したい。
https://www.youtube.com/watch?v=rP9jtq5sNog
(1951) Modern ''Water's Blues (I'm In Love With You)'' (Take 1) Walter Horton
ハープのテクニック以上に、その田舎臭さが魅力的なウォルター・ホートン。トロントロンと漂うギターはジョー・ヒル・ルイス。
https://www.youtube.com/watch?v=H-ZnPCunxJM
Boyd Gilmore - Take A Little Walk With Me
例えば、ロックウッドの同曲と比べるなら、艶の無さが、逆に艶消しの味に繋がっているように思う。感情の昂まりを感じる本人のギターも良いね。
https://www.youtube.com/watch?v=zg8wHuAdhyA
Robert Dudlow Taylor Lonesome (1952)
たった一回のセッションで残された曲。サザン・ブルースの重要アイコンである「キング・ビスケット・タイム」の仲間による半ば雑然とした音塊が、未舗装道路に舞う土埃りのように何とも言えないルーラルな空間を生み出しいる。
https://www.youtube.com/watch?v=VZDh5gIQYJk
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