レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.49
[58枚目]●デルフォニックス『フォーエヴァー・ニュー』<ヴォルト/Pヴァイン>(00)
http://diskunion.net/portal/ct/detail/XATW-00092159
※本文を書くに当たり、
メンフィス・ソウルの重要レーベル<ヴォルト>の復活は、
ただ、新生<ヴォルト>は、西海岸を拠点としていた。すなわち、
では、デルフォニックスの歴史を辿ってみよう。中心人物はウィリアム・ハート。高校時代に、兄弟のウィルバートと、リッチー・ダニエルズ、ランディ・ケインと結成。66年に初録音、68年、ダニエルズが脱退。ソウル史に残る傑作「ラ・ラ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユー」も68年の作品だ。71年、ランディが脱退し、ブルー・マジックを結成。代わりに参加したのがメイジャー・ハリス。ところが、75年前後、ハリスとウィルバートは、元フューチャーズのフランク・ワシントンとチームを組み、デルフォニックスを名乗る。ソウル・グループに時折見られる「分裂」だ。ハリスは同時にソロ活動に勤しみ、名盤『マイ・ウェイ』(74)を生み出した。メイジャー・ハリスに関しては、どちらかと言えば、デルフォニックスのメンバーとしてより、あの伊達男風イラストジャケを思い起こす人が多いかも知れない。一度別れたものの、80年、ハリスは再度ウィリアム・ハート側の本家?デルフォニックスに戻る。何と、同時にランディ・ケインも里帰りした。
中々ややこしいが、今回ご紹介するアルバムのメンバーは、ハート、ハリス、そしてフランク・ワシントンの3人だ。その後をあえて付け加えるなら、12年にメイジャー・ハリスは亡くなっている。ウィリアム・ハートは今もデルフォニックスを率いて活動を続けているようだ。フランク・ワシントンは03年~09年までスピナーズに在籍。その後はソロ活動をしているようす(明確には把握できず)である。尚、83年の12インチ「アイス」がYouTubeに上がっており、今でいうブギー調の軽快な曲だ。この人も中々の歌い手だが、ソウル・シンガーとしては当たり前のレベルだ。
さて、内容。
①タイトル曲は、「すべり出し」にふさわしく、軽快である。
②「シーズ・ザ・カインダ・ガール」は、静かに始まり、美しく盛り上がる。そもそも、
③「マイ・ワールド・リヴォルヴズ・アラウンド・ユー」は、メイジャー・ハリス→ウィリアム・ハート、ハート+
⑥「ノー・ワン・ノウズ」は、ララルララ~のリフレインが印象的な曲。
⑧「ブレイク・ユア・プロミス2000」は、打ち込みの軽いシンコペーションが心地好い。
⑨「サムウェア・イン・マイ・ライフ」は、よりゆったりしたバラード。
⑪「ルールズ・オブ・ザ・ゲーム」は、打ち込みを効かせている。
⑫日本盤オンリーのボーナス曲は、タイトル曲のインスト。
デルフォニックスは、ウィリアム・ハートのハイ・
①Forever New
https://www.youtube.com/watch?v=wNKArinQIgo
②She's The Kinda Girl
https://www.youtube.com/watch?v=HnkodKlZUvg
⑥No One Knows
https://www.youtube.com/watch?v=eEidXyCXFY4
⑨Somewhere In My Life
https://www.youtube.com/watch?v=RbM39-v7OVo
Major Harris - Love wont let me wait
https://www.youtube.com/watch?v=-xItIxyykXk
FRANK WASHINGTON - Ice
https://www.youtube.com/watch?v=-Y3GgrHM9ZQ
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