« 私は、本よりも本屋が好きかも知れない | トップページ | ファッツ・ドミノと対峙してみる »

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.50

Xat1245299109


[59枚目]●メアリー・ウェルズ『ジ・アルティメット・コレクション』<モータウン>(98)

https://www.discogs.com/ja/Mary-Wells-The-Ultimate-Collection/release/5261527

<モータウン>最初の女性スター、メアリー・ウェルズ。61年の自作デビュー曲①「バイ・バイ・ベイビー」は、パワー溢れるナンバーで、リズム&ブルースの秀作だ。代表作「マイ・ガイ」のソフトな歌い回しとは対象的だが、どちらでも、歌手としてのレベルの高さを味わえる。

デトロイトでの無名時代を知るアレサ・フランクリンや、クローデッド・ロビンソンによれば、おとなしい女子で、囁くような声で喋っていたと言う。「バイ・バイ・ベイビー」の迫力を考えると意外な気もするが、歌にこめる熱意の強さが成せる業だろう。

メアリーは、幼少期に病気を患ったり、厳しい生活状況の中、母親の手伝いで「ハウス・クリーニング」に携わったりしていた。そんな彼女は歌が大好きで、聖歌隊やナイトクラブで実力を蓄え、ジャッキー・ウィルソン絡みでベリー・ゴーディーの耳を捉えるに至った。<モータウン>の前身<タムラ>の創設が59年、メアリーのデビューは60年なので、正に歴史に残るレコード会社のスタート地点に携わっていた事になる。同じく当初からの貢献者で、副社長の座に就いたのがスモーキー・ロビンソン。ゴーディーはスモーキーに、メアリーを任せた。それで、甘く柔らかいスモーキー・サウンドへの道を彼女は歩む結果となる。個人的には、「バイ・バイ・ベイビー」のパンチ力が薄れるのは悲しいが、<モータウン>の快進撃の一翼を担ったのは間違いない。

BYE BYE BABY

https://www.youtube.com/watch?v=V3-QUOP8jlQ

I don't want to take a chance

https://www.youtube.com/watch?v=ThGbeAuo8Ng

The One Who Really Loves You

https://www.youtube.com/watch?v=y7ZSaebUhoE

Old Love (Let's Try It Again)

https://www.youtube.com/watch?v=AjlGgs49-9U

Two Lovers

https://www.youtube.com/watch?v=oa4MqpN-A2k

Two Wrongs Don't Make a Right

https://www.youtube.com/watch?v=rbSFCwb8Sec

My Guy

https://www.youtube.com/watch?v=4WT7nBGX5eU

MARVIN GAYE and MARY WELLS what's the matter with you baby

https://www.youtube.com/watch?v=s2Lbskm96IE

I'll be available

https://www.youtube.com/watch?v=8i_uyO8Lq2Q

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村

|

« 私は、本よりも本屋が好きかも知れない | トップページ | ファッツ・ドミノと対峙してみる »

Mary Wells」カテゴリの記事

My Collection」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.50:

« 私は、本よりも本屋が好きかも知れない | トップページ | ファッツ・ドミノと対峙してみる »