ブルースとフェンダー・ギター
『BSR』誌最新号の特集は「ブルースとフェンダー・ギター」。付録CDも当然、フェンダー・ギターのマスター達を集めたもの。表紙にも登場のアルバート・コリンズを筆頭に、全12曲収められている。面白いのは、6曲目までは、テレキャスター&ストラトキャスターの音を存分に浴びろとばかりに、ギター・ソロが中心のセレクト。7曲目のジュニア・ウェルズ&バディ・ガイから先は、バランスよく配置された演奏陣内での、フェンダー・ギターの魅力が味わえる。エキセントリックとは無縁の、渋いバディのプレイから、ジャズマスターを使用したマジック・スリム独特のくすんだ感じ(昔ながらのブルース感)、ウィリー・ケントのジョン・リー風ブギーなどブルース曲としてレベルの高いものが並ぶ。個人的には、エディー・C・キャンベルの「シーズ・ナインティーン・イヤーズ・オールド」が良かった。滑り出しから、中盤、絞めとコクがある。キャリー・ベルのハープも流石。
表に立って良し、裏に回って良しのフェンダー・ギター。硬めの音なのにギャンギャン弾いてもブルースネスが失われない点で、モダン・ブルース界への功績は大きい。
albert collins frosty
https://www.youtube.com/watch?v=itbP3bKKPUo
long john hunter tell me
https://www.youtube.com/watch?v=ot0uynas4tA
Early In The Morning , Junior Wells
https://www.youtube.com/watch?v=7cAv8MPpL5Y
Magic Slim&Teardrops - Make My Dreams Come True
https://www.youtube.com/watch?v=L0ZG2Pp3dOQ
Eddie C. Campbell ''She's Nineteen Years Old''
https://www.youtube.com/watch?v=Qa2pOpDXUx4
All Night Long - Willie Kent
https://www.youtube.com/watch?v=1QHoTm7A3_U
Brewer Phillips ''Lunch Bucket Blues''
https://www.youtube.com/watch?v=fAHjI_2hY-8
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