« 【映画】『ボヘミアン・ラプソディー』 | トップページ | 片隅02 »

T.K.ソウル

Mi0003707547

インディー・ソウル界ではベテランの域に入るT.K.ソウルの14年作。64年生まれなので相当なオッサンである。だが、声の若々しさはどうだろう。私はこの人のアルバムは初めて聴いたので、年齢を調べてちょっと驚いた。
ざっとバイオを。生まれはルイジアナ州ウィンフィールド。本名はテレンス・キンブル。若い頃からギター、キーボード、ドラム、ベースをこなし、好きなミュージシャンとしてスティーヴー・ワンダー、ジャクソン・ファイブ、アル・グリーン、メイズ、リック・ジェイムス、プリンスらを上げている。H・タウンのキーボーディスト(曲も提供)やウィリー・クレイトンのバックに付いた後、自主レーベル<ソウルフル>を立ち上げ、レコード・デビューとなった(02)。本盤は8作目のようで、この後一枚アルバムを出し、あと2017年にシングル盤を出している状態のようだ。
才能豊かなミュージシャンらしいので、各アルバムのコンセプトも様々かと。本盤に関して言えば、アコースティック・ギターと打ち込みサウンドを主体に、オールド・ソウルの薫り豊かに展開する一枚だ。前述の通り、若々しく勢いのある歌声がまぶしささえ感じる。私は打ち込みが苦手なのだが、これだけタメのあるリズムだと乗れる。ただ、80's初期のような機械感の強い曲(5や9)もある。ただ、アルバム全体の流れを考えると、それらの配置は良いアクセントになっているかも。
スタートは特に若々しい。
2曲目はボビー・ウォーマックのようなゆるやかさ。
3曲目は曲調もだが、歌い口にマーヴィン・ゲイを思わせる部分が。ここぞという時のよじったような声は、オールド・ソウルファンの萌えポイントである。
4曲目はカール・シムズやスタン・モズレーらがやりそうな王道インディー・ソウル路線。
8曲目はアイズリー・ブラザーズを思わせる。
ラストは、アコースティック・ギターの調べを前に出し、ベイビーフェイス的な美麗な音世界を体験させてくれる。

にほんブログ村 音楽ブログ 好きな曲・好きなアルバムへ
にほんブログ村

|

« 【映画】『ボヘミアン・ラプソディー』 | トップページ | 片隅02 »

T.K.Soul」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: T.K.ソウル:

« 【映画】『ボヘミアン・ラプソディー』 | トップページ | 片隅02 »