« 2019年4月 | トップページ

2019年5月

オーティス・ラッシュ追悼号

51pusvkrdcl_sl500_

今頃、2号も前の雑誌の事を書くのも気が引けるが・・・。

オーティス・ラッシュの追悼となった『BSR』誌2月号。特に日本で人気が高い彼だけに、悲報の波紋は大きかった。本号の特集も力が入っている。出来不出来の差が激しい、しかしながらそれも含めてオーティス・ラッシュという特徴を踏まえての各アルバム・ガイドは読み応えがある。共演や招聘という立場から、彼の音楽や人間性を語った近藤房之助さんや高地明さんの一文も良かった。連載物はICHIさんの「チタリン・サーキット最前線」が特に面白かった。スター歌手の微妙な本音があぶり出されていた。

付録CDは、シカゴ・ブルース名演集でまとめられていたが、ここは勝手に、ラッシュのヴァージョンや、アンサーソングの元歌、何のつながりもないが単にタイトルが似ている曲を拾ってみた。これはこれで良いんじゃない?😊

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

68年のソロモン・バーク

R32850321323955484jpeg_1

 

ソロモン・バークの68年作『アイ・ウィッシュ・アイ・ニュウ』。同じ年には『キング・ソロモン』もリリースされている。さらにこの年には、アーサー・コンレイ、ドン・コヴェイ、ベン・E・キング、ジョー・テックスとソウル・クランを結成するなど、ソロモン充実の一年と言えるだろう。前記2作に共通するのは<アメリカン・スタジオ>作品である事。従って、総括的には良質の「カントリー・ソウル」感覚に溢れている。ただ、それだけでは説明できないひと回り大きいソロモン王の世界が堪能できる。

時代的にも68年は激動の年。キング牧師とロバート・ケネディが暗殺された年だ。さらに時計を戻すと、63年ケネディ大統領暗殺、67年デトロイト暴動(やがて各所に飛び火)と暗雲漂う状況だ。本作も『キング・ソロモン』もプロテスト・ソング的なニュアンスを持った作品も含まれているようだ(明確に説明できないけど)。

ソロモン・バークでまず連想するのは声量豊かで男らしい温かみのある歌声だが、時に熱量たっぷりの噛みつくようなシャウトがいかにも60年代ソウルの権化らしい。本盤はカバー曲中心だが、特にリー・ドーシー「ゲット・アウト・オブ・マイ・ライフ・ウーマン」とレイ・チャールズ「ホワッド・アイ・セイ」のカバーは圧巻!オリジナルの何倍もスケールがデカイ!(だからコッチが良いという訳じゃなくそれがソロモンの持ち味だ)

バック陣の安定感は言うまでもないだろう。特に、躍動感あるベースが印象に残った。また、曲のピークでのホーンのキレや、クワイヤーばりの迫力を瞬間ながら聴かせる女性コーラスなど聴きどころはたくさんある。

I WISH I KNEW

 

Get Out Of My Life Woman

 

Meet me in church

 

BY THE TIME I GET TO PHOENIX

 

Then You Can Tell Me Goodbye

 

What'd I Say

 

Since I Met You Baby

 

Save It

 

Shame on Me

 

Why Why Why

https://www.youtube.com/watch?v=sRriwqbNNCg

 

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

ブルースの奥深さ

51n8p6k9btl

ポール・オリヴァー著『ブルースと話し込む』。ブルースマンの生の声を読んでいると、ブルースが生まれた社会的状況や、曲に織り込まれた人情の機微などがリアルに伝わってくる。


また、それぞれのブルースマンが影響を受けたミュージシャンとして名を挙げる人物が、全く聞いた事がない人だとその裾野の広さを知るところとなる。例えば、リトル・ブラザー・モンゴメリーの発言の中には、サン・フラミオン、フライデイ・フォード、パパ・ロード・ゴッド、ヴァンダービルト・アンダースン、リオン・ブロムフィールドという人達が登場。ご存知の方もいらっしゃるかも知れないが、まず聴いた事がない。一人のブルースマンの背景に、地域では名が通っていても、一般的には無名のブルースマンがウヨウヨいる。それを知ると、改めて気持ちがワクワクしてくる。ブルースの奥深さに気づくのだ。

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

安定のコーラスワーク

R13078011299285995jpeg_1

 

パースエイダーズといえば、曲もアルバムも『シン・ライン・ビトゥイーン・ラブ・アンド・ヘイト』が有名である。グループ名をタイトルとした本盤は73年作で、『シン・ライン』の1年後にリリースしたセカンド・アルバムである。因みにこの1年後にサード・アルバムを出している。メンバーは、1stと2ndで2名交替、2ndから3rdでまた2名交替と目まぐるしいが、全体の安定感は抜群である。

 

リードシンガーは、ほど良い塩辛声のダグラス・スコットだが、彼がひときわ目立つというより、全体のコーラスワークのソツのなさが強く印象に残る。ストリングスやハーモニカなどのSEも効果的。決定的な1曲はないが、ソウル・ミュージックの魅力が十分に味わえる。

 

Peace In The Valley Of Love

 

Please Stay

 

If You Feel Like I Do

 

Trying Girls Out

 

Is It Too Heavy For You

 

Bad Bold and Beautiful Girls

 

What Is the Definition of Love

 

Love Goes Good When Things Go Bad

 

I WANT TO MAKE IT WITH YOU

 

You Still Love Me (After All You've Been Through)

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

« 2019年4月 | トップページ