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2020年5月

ヒトのオスは飼わないの?

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●米原万理著『ヒトのオスは飼わないの?』<文春文庫>(05/初版01)


 


タイトルと言い、南伸坊さんの表紙イラストと言い、軽妙でユーモラスなエッセイ集を連想する。確かにそうなのだが、稀代の名文筆家はそれで終わらない。深い感情移入と洞察力、思考力、表現力で読む者の手を止めさせない。



ペットとして飼われる犬や猫は、どのようにして飼い主や人間に馴染むのか。自分の居場所だと確信したらどういう風に態度が変わるのか。他の犬猫から教わる事でどのように成長していくのか。新しいペットが登場したらどのような思いを抱き、行動するのか。


時に可愛らしく、時に哀感をにじませ、時に感心させる。愛情がしかと通じたり、逆に動物たちの思惑に沿えなかったり、硬い言い方をすれば動物行動学のテキストとも言える。


ハラハラドキドキの展開、悲しい展開、ちょっとミステリアスな展開もあり、またしても米原節に時を忘れた。彼女の作品に親しめば親しむほど、彼女がこの世に居ない淋しさが募る。


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アナーバー・ブルース・フェステイバル1969

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『BSR』誌2019年12月号(通算150号)。エルモア・ジェイムズ特集の他に、19年にリリースされた『アナーバー・ブルース・フェスティバル1969』<サード・マン/BSMF> にまつわるストーリーも紹介されていた。兄ジョンと共にフェスティバルの実現に向け奔走したジム・フィッシェルの談話を、息子パーカーが文章化したもの。

 

資金集めから、ブルースマンへの連絡方法の入手、そしてライブ会場へ足繁く通い自分たちの目や耳で判断もした出演者たち。レジェンドから活躍中のブルースマン、そして未来を担うであろうブルースマンと多岐にわたる24名を選んだ。フェスティバル当日の熱演の様子から、寛ぐブルースマン達の素顔まで伝わり、当時の観客を羨むばかり。大トリのサン・ハウス登場のシーンなど鳥肌ものだ。

 

2枚組LPを2セットと、2枚組CD1セットで<サード・タイム>から、日本盤も<BSMF>経由で出ている。そういえば、アナーバーって以前はアン・アーバーって言ってたな。

 

Ann Arbor Blues Festival 1969, Vol. 1

 

Ann Arbor Blues Festival 1969, Vol. 2

 

 

 

 

 

 

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.56

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[65枚目]●ボビー・ラッシュ『アイ・エイント・スタッディン・ユー』<アージェント!/イチバン>(91)

 

78年の初アルバムから昨年発表の一枚まで、常に一定のレベルを保持しているボビー・ラッシュ御大の91年作。<ラジャム>から<イチバン>に移っての第一作である。打ち込み主体のリズムキープにシンセ系のサウンドという、私が苦手とするパターン。ボビー・ラッシュお得意の乗りの良さは生かされているが、いなたさはやや弱いと言わざるを得ない。

 

①「アイ・エイント・スタッディン・ユー」は、インディーズ・ソウル(最近の言い方ではサザン・ソウル=ブルース)的。⑥「ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・グッド」も同様のタイプ。②「ユー、ユー、ユー(ノウ・ホワット・トゥ・ドゥ)」⑦「マネー・ハニー」は、音への言葉の乗せ方が良い。②では、アルバム内唯一のハーププレイを少し。③「ハンド・ジャイヴ」もアップテンポだが、ロックっぽい。あまり詳しくないが、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとかMTV華やかなりし頃のロックサウンドに近くないだろうか。④「ブルース・シンガー」は、これだけ取り上げると薄味だが、アルバムの流れで聴くとクールダウン効果を醸している。私のようなタイプからすると⑤「サンキュー(フォー・ホワット・ユー・ダン)」が一番はまる。涼やかなピアノが印象的。ピアノと言えば、ラストの「タイム・トゥ・ヒット・ザ・ロード・アゲイン」でも活躍。あえて言うなら、この曲が最も原初的ブルースに近いかも。

 

I Ain't Studdin' You

 

You,You,You(Know What You Done)

 

Hand Jive

 

Blues Singer

 

Thank You (For What You Done)

 

Time To Hit The Road Again

 

 

 

 

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.55

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[64枚目]●ニュー・バース『ラブ・ポーション』<ワーナー>(76)

 

※本文を書くに当たり、鈴木啓志さんのライナーを大いに参考にしています。

 

ニュー・バースと言えば、77年の『ビホールド・ザ・マイティ・アーミー』が有名。本盤は、その一年前<ワーナー>移籍後の初アルバムとなる。私が持っているのは、14年"1000R&Bベスト・コレクション"シリーズの1枚。彼らのアルバム・デビューは、70年<RCAヴィクター>の『ザ・ニュー・バース』。編集盤を除くと本作は通算9枚目となる。因みにシングルは69年が初。アルバムとしては82年までリリースしている。ケンタッキー州ルイヴィル~デトロイトが活動拠点。ライナーによれば、結成にはハーヴィ・フークアとフィリップ・ミッチェルが関与。更に、ウィキペディアやdiscogsには、フークアと同じ元<モータウン>のヴァーノン・ブロックとメンバーのトニー・チャーチルも設立時の主な人物として名前が上げられている。

 

ライナーでも強調されているように、テナーのレズリー・ウィルソン(兄)とファルセットのメルヴィン・ウィルソン(弟)、紅一点のロンディ・ウィギンスのヴォーカル力が素晴らしく、併せて、演奏だけでなくコーラスワークも大したものである。グループの変遷をかいつまむと、ヴォーカル3人が所属していたナイト・ライターズから、ウィルソン兄弟は、アン・ボーガンとのトリオ、ラブ、ピース&ハピネスを経由してのニュー・バース結成となる。解散後の動きとしては、レズリーは87年に12インチを発表しているようだ。メルヴィンはギタリストとしての仕事が多かったようで、ロンディもゲスト・ヴォーカルとしてちらほらという感じだ。しかし、あれこれ調べてみると79年には、ロンディの代わりに別の女性シンガーが加わるものの、82年にカムバック。ただ、その後の動きは判らない。さらに、どの辺からか不明だが、レズリーとメルヴィンを中心に(正に新生)ニュー・バースが誕生。04年に『ライフタイム』なるアルバムをリリースしている。活動は現在も続いているようで、HPによると今年のツアーの告知もなされている。HPには女性シンガーも写っているのだが、それがロンディかどうかまでは判らず。『ライフタイム』のクレジットにはロンディの名前は無い。

 

アルバムの内容。レズリーの歌声は少年の様にも聴こえ、独特のメリスマ唱法とここぞと言う時の切迫感が魅力。メルヴィンのファルセットはよく抑制が効いていて、曲の流れに入る時など心地よい。これはサウンド創りの上手さでもあるのだろうけど。ロンディは、レズリーの影響か?コロコロこぶしが回る。キュートなハイトーンで、メルヴィンとスッと入れ替わる所などごく自然でソウルフルだ。1曲目の「フォーリン・イン・ラブ」からレズリーの世界全開。アルバム全体に言えるが現代R&Bに直結するような感覚もある。レズリーの歌い方自体現代的に思える。断言はできないが、サンプリング使用も結構あるのではないか。聴かせる歌は2曲目も続く。「ウィー・アー・オール・ゴッズ・チルドレン」。コーラスがゴスペルクワイヤー的でもある。「アイ・ネヴァー・フェルト・ジス・ウェイ・ビフォー」や「スロー・ドライヴィング」はミディアム~スローのファンクで、さりげないグルーヴ感覚に溢れている。「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」は原曲のイメージに囚われるせいか、当初は大仰な歌い方にさえ聴こえたが、慣れればレズリーの丁寧な歌い込みに引き込まれる。ラストの「シュア・シング」は、前述したが、ロンディとメルヴィンの絶妙な繋ぎに聴き惚れる。コーラスも温かい。

 

Fallin' in Love

 

We Are All God's Children

 

I Never Felt This Way Before

 

Hurry Hurry

 

Slow Driving

 

The Long And Winding Road

 

Sure Thing

 

 

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.54

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[63枚目]●ウィリー・ディクソン『アイ・アム・ザ・ブルース』<ソニー/コロムビア/レガシー>(69/93)

 

シカゴ・ブルースの立役者の一人、ウィリー・ディクソンのセルフ・カバー盤。私が持っているリイシューCDは、<ルーツン・ブルース・シリーズ>の<コンテンポラリー・ブルース・マスターズ>の一枚。マディ物が3曲、ウルフが4曲、オーティス・ラッシュ1曲、ジョニー・リヴァース1曲の構成である。いくら自分の作品とは言え、迫力が売り物のマディやウルフ、情念の人オーティス・ラッシュなど、「圧が強いブルースマン」が最終的に完成させ多くのブルース・ファンに膾炙している曲群である。難しい取り組みのようにも思えるが、杞憂である事をアッサリと証明している。曲が主体というより、ウィリー・ディクソンというブルースマンの魅力が生かされている一枚となっている。優れたコンポーザーでプロデューサーでもあるウィリーは、自分自身も見事にプロデュースしているのだ。バンドは「シカゴ・オールスターズ」。長年の相棒、ピアノのメンフィス・スリムの他、ギターがジョニー・シャインズ、ハープがウォルター・"シェイキー"・ホートン、ドラムがクリフトン・ジェイムス。ベースの他、ヴォーカルもウィリーだ。

 

ウィリー・ディクソンは、1915年、ミシシッピ州ヴィックスバーグ(ジャクソンから真西に65㎞)生まれ。37年、プロボクサーとしてイリノイ州のチャンピオンに輝いたのを機にシカゴ暮らしの身となる。ミュージシャンに転向し、ザ・ビッグ・スリー・トリオを結成(最初のシングルはロゼッタ・ハワードの伴奏で47年)。51年のトリオ解散後に<チェス>レコードで働き、54年「フーチー・クーチー・マン」のヒットで名を上げる。56年には<コブラ>最初のシングル「アイ・キャント・クイット・ユー・ベイビー」をヒットさせている。ミュージシャンとしては、本盤以前のアルバムは、58年から<ヴァーヴ><フォークウェイズ>などから、メンフィス・スリムやピート・シーガーとの録音がある。本盤以後にもアルバムは編集盤も含め、積極的にリリースされている。84年にはブルース界全体の振興を目指し、<ブルース・ヘヴン・ファウンデーション >を設立。92年に亡くなるが、93年には遺族が<チェス>レコードの建物を買い取り、同ファウンデーションの本部としている。

 

ウルフの「バック・ドア・マン」でスタート。ウルフほどの浪花節声ではないが、ナチュラルな塩辛声はそこそこの迫力がある。盤全体に言えるが、ジョニー・シャインズのギターは、ゆったりめのスライド中心。ビッグ・ウォルターのハープも漂うような味わいを醸す事が多い。サウンドを締めているのはタイトなドラムと、ウィリー本人のベース、それにメンフィス・スリムのピアノのクッキリとした連弾も際立っている。ピアノのフィーチャー度が高いと、粋な感じの演出にも繋がるのではないだろうか。ザ・ビッグ・スリー・トリオのリズム&ブルース/ジャンプ・ブルース感覚を想起もする。「アイ・キャント・クイット・ユー・ベイビー」も本家のようなディープさより、バンドトータルとしてのサウンドの心地良さが味となっている。「ザ・セヴンス・サン」「アイ・エイント・スーパースティシャス」(本家よりテンポアップ)と乗りの良い曲では、特にそういったバンドサウンドが充実した盛り上がりを見せ、思わず拍子を取ってしまう。もちろん「スプーンフル」「ユー・シュック・ミー」「ザ・リトル・レッド・ルースター」「ザ・セイム・シング」のようなミディアム~スロー・テンポでもサウンドは冴えている。「アイム・ユア・フーチー・クーチー・マン」は、マディの暑苦しさから離れ、快適なブルースに仕上げている。

 

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Back door man

 

I can't quit you, baby

 

The Seventh Son

 

Spoonful

 

I Ain't Superstitious

 

You Shook Me

 

I'm Your Hoochie Coochie Man

 

The Little Red Rooster

 

The Same Thing

 

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.53

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[62枚目]●ブルー・マジック/メイジャー・ハリス/マージー・ジョセフ『ライブ!』<アトランティック/コレクタブルズ>(76/06)

 

オリジナルは<アトランティック>だが、正確には傘下レーベルの<WMOT>が制作している(LPはWMOT名義)。<WMOT>(We Men Of Talentの略)は、73年フィラデルフィアでアラン・ルーベンスとスティーブ・バーンスタインによって設立。ブルー・マジックの代表作「サイドショウ」を含む1stや、メイジャー・ハリス「ラブ・ウォント(Won't)・レット・ミー・ウェイト」(名作『マイ・ウェイ』所収)などが代表的な作品としてWikipediaには上げられている。他には、バーバラ・メイソン、インパクト、ファット・ラリーズ・バンド、ヘヴン・アンド・アースなどを手掛けて84年まで続いている。尚、スティーブは85年<オムニ>レーベルを立ち上げている。

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ライブが収録されたのは75年。ニュージャージー州チェリー・ヒルにある『ラテン・カジノ』というナイトクラブ。名前からしてゴージャスな場所のようだ。ただ調べてみると残念な事に78年に閉鎖されている。ミックス編集はシグマ・サウンド・スタジオ。プロデュースはノーマン・ハリスとなっている。

 

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参加歌手全員によるオージェイズの「アイ・ラブ・ミュージック」でスタート。続いてマージー・ジョセフが3曲披露。日本のハイ・ファイ・セットでも有名な「フィーリングス」、ポール・マッカートニー作品の「マイ・ラブ」、そして「ライディン・ハイ」。後2曲は74年のアルバム『スウィート・サレンダー』に収録されている。"ミシシッピのアレサ"と呼ばれる(本人的には嫌じゃないかと思うが)実力十分なマージーだが、選曲のせいもあり、ソウル・フィーリングを感じにくい。また、アルバム全体に言える事だが、オーケストラが迫力あり過ぎて、歌を堪能する寄り添い方ではないなとちょっと思う。

 

しかし、マージーがメイジャー・ハリスを呼び、「ユア・スペシャル・パート・オブ・ミー」(ダイアナ・ロス&マーヴィン・ゲイ)をデュエットすると、途端にソウル濃度が増す。ライブの1年前に『マイ・ウェイ』を発表しているメイジャー、会場の反応も良い。ナイトクラブというと、整然とした拍手のイメージだが、時折歓声や指笛も聞かれ、ある程度の盛り上がりも感じ取れる。1曲目はライブと同年にシングル発売された(76年『ジェラシー』所収)「アイ・ガット・オーバー・ラブ」。続く2曲は『マイ・ウェイ』に入っている「ラヴィング・ユー・イズ・メロウ」「ラヴ・ウォント・レット・ミー・ウエイト」である。マージーとのデュエットの後にメイジャーを盛り立てている女性シンガーは、ヴァレリー・ブラウンとウィラ・ピータース。ヴァレリーはおそらく、フィラデルフィアのファンク系グループ、ピープルズ・チョイスのメンバー。但し、71~73年の在籍だそうで、彼らのアルバムデビューは75年からのようなので、音盤に声を残しているのは本盤だけかも知れない。ウィラ・ピータースもdiscogsで調べても本盤しか出てこない。

 

本ライブに於けるメイン・アクトはブルー・マジックで、ディスク1の終盤からディスク2丸々彼らのパフォーマンスとなる。メドレーで終わり、メドレーで始まっている。ディスク1は乗りの良い曲が並ぶ。重なる声から突き抜ける、テッド・ミルズのファルセットが特に素晴らしい。「豪快なファルセット」という表現を許してもらえるなら、正にここでのテッドだ。一方ディスク2でのメドレーは、バラード系で攻めてくる。75年時点で3作出しているブルー・マジックだが本ライブ曲は、1stと3rdからセレクトされている。メドレー以外の曲も含めて自分たち以外の作品は、最初のメドレー内の「ユア・マイ・ファースト、マイ・ラスト、マイ・エブリシング」がバリー・ホワイト作品。次のメドレー内の「トライ・トゥー・リメンバー」がトム・ジョーンズらの作曲でブラザーズ・フォーやキングストン・トリオが取り上げている。他、6曲目の「バッド・ラック」がマクファーデン&ホワイトヘッド作のハロルド・メルヴィン&ブルーノーツの曲。マージー・ジョセフとのコラボで取り上げている「アイム・ゴナ・メイク・ユー・ラブ・ミー」はマデリーン・ベルの<フィリップス>作品のようだ。ラストの「ファニー・ガイ、ファニー・ガール、ファニー・ラブ」は調べきれなかった。この最後の2曲は、歓声も拍手も聞こえず、どうも不思議だが、ドラミングの感じは一致していると思う。マージーとのコラボで言えば、5曲目の「ホワッツ・カム・オーヴァー・ミー」が特に素晴らしい。マージーに被るテッドのファルセットは、絶品中の絶品である。各曲、快適に飛ばすブルー・マジックだが、やはり「サイド・ショウ」の始まりと終わりは特に熱狂的だ。演奏的にどうのこうのという事も書いたが、結局フィリー・ソウルの粋が味わえるアルバムではある。

 

Margie Joseph My Love

 

Major Harris and Margie Joseph You're a Special Part of Me

 

Major Harris I Got over Love

 

Major Harris Love Won't Let Me Wait

 

Blue Magic Medley: Spell / You're My First, My Last, My Everything & We're on the Right Track

 

Blue Magic Chasing Rainbows

 

Blue Magic Sideshow

 

Blue Magic and Margie Joseph What's Come over Me

 

Blue Magic and Margie Joseph I'm Gonna Make You Love Me

 

 

 

 

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『BSR』誌151号(2月号)モータウン特集

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モータウンのレコードガイドを61年から67年と区切ったのは、モータウン・サウンドのエキスを抽出した形になっているかと。以前から好きなマーヴェレッツやヴァンデラスのアルバムも、改めて整理がついた。


中河伸俊さんの『Food For Real Life』拡大版は、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの「アイ・セカンド・ザット・エモーション」。タイトルの思わぬ成り立ち、「セカンド」の意味合い等とても面白かった。スモーキーの他の作品にも触れられて、彼の作詞のセンスが窺えた。



『語りたい逸品』中田亮さんご紹介の、話題のJBライブ盤、小出斉さんご紹介のピードモント・ブルース集、ともに面白そう。


佐々木秀俊さん+高橋誠さん『ゴスペル・トレイン』で取り上げられた、初耳のユタ・スミス。何と背中に大きな白い翼を付け、初めてエレキ・ギターを使用したという説教師。興味が尽きない。


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ICHIさんの『チタリン・サーキット最前線』。T.J.フッカー・テイラーとの「ブルース」に関する対話から、自らの経験と合わせて紡がれる、ブルースの変遷や、ビジネスとしての音楽活動への思いがよく伝わった。


付録CDは個人的にはそうでもない。せいぜい、アイケッツ。


 


Rev Utah Smith - Two wings


 


The Ikettes I'm So Thankful


 


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