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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.56

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[65枚目]●ボビー・ラッシュ『アイ・エイント・スタッディン・ユー』<アージェント!/イチバン>(91)

 

78年の初アルバムから昨年発表の一枚まで、常に一定のレベルを保持しているボビー・ラッシュ御大の91年作。<ラジャム>から<イチバン>に移っての第一作である。打ち込み主体のリズムキープにシンセ系のサウンドという、私が苦手とするパターン。ボビー・ラッシュお得意の乗りの良さは生かされているが、いなたさはやや弱いと言わざるを得ない。

 

①「アイ・エイント・スタッディン・ユー」は、インディーズ・ソウル(最近の言い方ではサザン・ソウル=ブルース)的。⑥「ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・グッド」も同様のタイプ。②「ユー、ユー、ユー(ノウ・ホワット・トゥ・ドゥ)」⑦「マネー・ハニー」は、音への言葉の乗せ方が良い。②では、アルバム内唯一のハーププレイを少し。③「ハンド・ジャイヴ」もアップテンポだが、ロックっぽい。あまり詳しくないが、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとかMTV華やかなりし頃のロックサウンドに近くないだろうか。④「ブルース・シンガー」は、これだけ取り上げると薄味だが、アルバムの流れで聴くとクールダウン効果を醸している。私のようなタイプからすると⑤「サンキュー(フォー・ホワット・ユー・ダン)」が一番はまる。涼やかなピアノが印象的。ピアノと言えば、ラストの「タイム・トゥ・ヒット・ザ・ロード・アゲイン」でも活躍。あえて言うなら、この曲が最も原初的ブルースに近いかも。

 

I Ain't Studdin' You

 

You,You,You(Know What You Done)

 

Hand Jive

 

Blues Singer

 

Thank You (For What You Done)

 

Time To Hit The Road Again

 

 

 

 

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