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2021年1月

ことわざ商店街

この商店街に入るには、石橋を叩いて渡らなければならない。


 


 


全長は、歩いても五十歩百歩である。必ず三歩歩いて二歩下がらなければならない。あ、これは諺じゃない。


 


 


精肉店のコロッケがあまりに美味しくて、食べた人のほっぺたが地面にぺたぺた落ちている。薬局では二階から目薬を差してくれる。宝飾時計


店では、真珠の首飾りをした豚がマスコットだ。定時になると鐘を鳴らす。時は鐘なり。これは間違い也。傘屋さんの店頭には、大きな石があ


り、溜めた雨滴を垂らしている。良くしたもので少し窪みができている。始めて三年になるらしい。桶屋さんという珍しいお店もあるが、風が


吹かないと儲からないらしい。餅は餅屋で売っている。


 


 


お寺もある。住職が馬の耳に向かって念仏を唱えている。内容的には「仏の顔も三度まで」という事らしい。製茶店では、ヘソで茶を沸かして


いる。眼科医院は、目から鱗を落とすのが得意らしい。ペットショップもあるのだが、猫はコタツで丸くなって出てこない。犬は喜んで庭をか


けまわっているが、疲れて歩くと棒に当たっている。


 


 


百聞は一見に如かず。ぜひ探してみて下さい。


 


 


 

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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.66

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[75枚目]●ジャッキー・ロス『テイク・ザ・ウェイト・オフ・ミー』<グレイプヴァイン>(06)

 

 

 

ジャッキー・ロスと言えば、<チェス>に於けるヒット曲「セルフィッシュ・ワン」及びアルバム『フル・ブルーム』を思いつかれる方がほとんどだろう。それならまだマシな方で、「どんな人だっけ?」という反応も結構あるんじゃないだろうか。私も<チェス>のレディ・ソウル陣は、エタ・ジェイムス、ミッティ・コリア、シュガー・パイ・デサント、ローラ・リー、フォンテラ・バス程度で記憶が閉じられる。

 

 

本盤は、<チェス>以後71年~82年まで彼女のマネージャーやプロデューサーを務め、複数のレーベルも営んだジミー・バンリーア(Vanleer)が関係した作品集である。本盤を通して聴いてみて、ゴスペル仕込みの迫力十分なジャッキーだが、どこか突き抜けきれない、或いはドシッと腰が落ち着いていない部分を感じるのだ。あくまで個人的な意見だが、迫力の出しすぎ・力みすぎじゃないだろうか。ところが、本盤には80年初頭の録音もあるが、80'sのクールがちなサウンドだと、抑制の効いた歌い口から迫力ある高まりへの展開がスムーズに受け止められる。本作のボーナスとして収録されている<ゴールデン・イアー>時代のレーベル・メイト、リトル・ミルトンとのデュエット作品も、後ろに引く部分、前に出る部分が両名共に素晴らしい出来。この辺りに彼女らしさの発揮が成されているんじゃないかと思う。<チェス>時代の作品に精通している訳ではないが、少なくとも「セルフィッシュ・ワン」は典型的なノーザンで、極端に言えば、ジャッキー・ロスでなくとも通用するのだ。実生活上も苦労が絶えなかったようすのジャッキーだが、歌手生活もバンリーアと絡みはじめてやっと真の"フル・ブルーム"状態に向かった苦労人ではなかったのだろうか。

 

 

1946年、セントルイス生まれのジャッキーは、両親が持つ教会で歌い始め、13歳の頃は、同じく両親が運営するラジオ番組に出演していた。だが、間もなく父親が亡くなり、母親とシカゴに移住する。サム・クックに実力を買われ<サー>に初録音を残す。この時16歳、因みに綴りがJacki Rossである。サムはL.A.にジャッキーを連れて行きたかったが、母親の反対に合い叶わなかった。その後、シル・ジョンソンのバンドを経験して、64年<チェス>と契約、同年「セルフィッシュ・ワン」を発表している。結局<チェス>とは揉めたらしく、67年にレーベルを離れる。その後は<ブランズウィック>やジェリー・バトラー所有の<ファウンテイン>を経由し、ヴァンリーアと活動する事になる。ヴァンリーアの設立レーベルは<セドグリック>と<ゴールデン・イアー>。先にレーベル・メイトとしてリトル・ミルトンの名を上げたが、他にもボビー・ラッシュやドン・ガードナーも所属していた。因みにミルトンとサウスサイド・ムーヴメントの2組とは共演アルバムを発表している。他のレーベルも上げておくと、<ファウンテイン>つながりで<マーキュリー>、<セプター><GSF><USA><キャピトル><ウェイロ>が本盤ライナーに記されている。

 

 

YouTubeで検索しても中々出てこなかった。④はブルースで、シャウト部分はジャニス・ジョプリンを想起する。タイトル曲⑤は、一番バランスの良い曲だ。⑥が残念ながら無かったが、サザン・ソウル調で好き。⑰から先がミルトンとのデュエット。①は派手めだが②③はやや落ち着いている。⑦から先は80年代作品のようだ。

 

 

 

 

① This World's In A Hell Of A Shape

 

② What Would You Give

 

③ A WOMAN GET´S NOTHING FROM LOVE

 

④ Need Your Love so Bad

 

⑤ Take The Weight Off Me

 

⑦ The World Needs More People Like You

 

⑨ One Hand Wash The Other

 

⑰ I Like Your Loving

 

⑱ No Matter Where You Go

 

⑲ I`M IN LOVE WITH YOU

 

⑳ Teach Me

 

 

 

 

 

 

 

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たましいの場所

歌や文章の魅力は、歌手や筆者の人間性が伝わるところだろう。本書も早川義夫さんが全てをさらけ出していて、込められた思いに肉迫する事ができる。
題材は、歌や音、評論家、哲学者小林秀雄や池田晶子の寸言、純粋なエロに基づく恋愛観、書物、家族や知人、動物たち等々、自らの周囲に正対し、考察と言うより自分の感性で反応して言葉が紡がれている。
しゃちこばったものではないが軟弱でもない自分の信念を大事にして、尚且つ自分の厭な部分も見詰める姿勢は、簡単に真似のできる事ではない。しかし、感性主導の姿勢は誰もがある程度は試みる事ができる。しかししかし、早川さんのように、さりげなくも徹底はできない。
近いようで遠い存在、それだけに、読むたびに新しい発見があり魅力的なのだ。

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