2021年3月
忙しい休日
今月働き過ぎたので、今日は休日をもらった。ただし、何かと忙しかった。
朝から娘を仕事場まで送る。その後ヨメさんと、新たに開通した阿蘇大橋まで行ってみた。底に川が流れるむき出しの岩壁にシャープな出で立ちで真新しく掛かっている。少し下まで降りられたり、展望所もあったり観光場所としても期待できそうだ。
先日義兄夫婦から、阿蘇にある「伝説の水ホルモン」というのを頂いた。まだ食してないが、見た目がとてもきれいなので、ヨメさんが友達にプレゼントしたいと言うので阿蘇まで来たついでにナビで探してみた。「お母さんのホルモン屋」という屋号。あまり長時間持ち歩かないでくださいと店主が言うので、自宅方面へUターン。お友達にも途中まで出向いてもらい無事渡せた。
お昼は彩炉のハンバーグランチにした。ヨメさんはプルコギランチ。サラダバー付きなので満腹満腹。
もう一つ仕事があった。娘が定期券を落としていたのが警察署に届いているものの、平日16時までしか受け取れないとの事。娘の仕事はとても終わらない。警察署に電話で聞いたら、家族の証明ができるか、委任状が必要だそう。委任状はホームページから印刷できますと言うので帰宅し、委任状作成して受け取りに行く。
夕飯は、娘が「くら寿司」で使えるクーポンを持っているので迎えに行くことに。時間が空くのでブックオフに寄ったが特に収穫も無し。ランチの影響もあり、くら寿司もそこそこに。それにしても3人で300円ちょっとの手出しで終わる。
お腹はいっぱいだが、風呂上がりのビールは美味かった。
♪おまけの一曲は「阿蘇に架ける橋」・・・あれ?何か変だな。
Aretha Franklin - Bridge Over Troubled Water
コールとレスポンス
黒人音楽の魅力を上げれば色々あるが、「コール&レスポンス」の乗りと迫力もその一つだ。黒人教会での説教師と会衆や、ワーク・ソングにおけるリーダーと労働者の関係まで話を持っていかなくても、ライブ盤などで、ミュージシャンの盛り上げに対する観客の反応を体験すれば、解っていただけると思う。
「コール&レスポンス」、平たく言えば「呼びかけと応答」は、一般的なコミュニケーションを考える際にもポイントとなる。自分の発言に的確な反応を返された場合や、他者の発言に反応を返せた場合、互いに温かい思いが流れる。
私自身を考えた場合、コールよりもレスポンスが得意だ。文章で思いを表現するのは好きなのだが、喋りは苦手だ。会話の後後悔する事は多いし、事前に考えていた事をきちんと喋れた事があまり無い。一方、相手の話をまとめる能力はそこそこあるんじゃないかと自負している。聞き上手と言われた事もある。
ゲッターズ飯田さんの占いによれば、私は「銀のカメレオン座」だそうで、この星は真似をするのが得意らしい。真似というか感情移入は結構出来る方だと思っている。
さて、「コール派」と「レスポンス派」という区分けは可能なのか?
両方こなす人も確かにいる。しかし、結構どちらかが強めの人が多い気がする。悪い方向にいくと、コール強めの人は「強引」、レスポンス強めの人は「優柔不断」とみなされる恐れもある。結局は、相手の事を思って自己表現するというバランス感覚が問われるのだ。
「コール派」「レスポンス派」あなたはどっち?
ミシシッピ・ジューク・ジョイント・ブルース
編集盤で、特に複数のミュージシャンを取り上げた場合、編集企図の面白味がキモとなる。本盤は、1941年9月9日の一日に限定し、ミシシッピ州クラークスデイルにある5軒の黒人酒場のジュークボックスにセットされている曲を集めたものである。リリース年に違いはあるものの、時間軸を「点」で捉えた上に、飲酒やダンス、会話などでリラックス気分を味わうのにふさわしい曲を集める事で見えてくる、40年代初頭の南部黒人が好む大衆音楽を浮き彫りにしている。しかも、4枚組というボリュームで愉しませてくれる。
「ブルースの都」のひとつとはいえ、ジャズ系もあるし、むしろブルースより多い感じだ。ただ、乗りが表に立つジャズが目立ち、ジャズに弱い私も参考になった。地域的な特徴もある。ご当地歌手といえるリル・グリーンが各ディスクに入っており、入っていてもおかしくないナット・キング・コールとかは、西海岸での人気が高かったらしい。また、ルイ・ジョーダンも何曲か入っているが、有名曲はないなぁと思っていたら、よく知られている曲群は翌年から連発している。逆に考えるとそれ以前から地道な人気はあったのだろう。有名曲と比べるとジャンプというよりジャズ的な感じではあるが、曲自体は良い。
後、特筆すべきは音質の良さ。高音部もまろやかな感じで各音楽が生き生きと聴こえる。トミー・マクレナンなど唾が飛んできそうな勢いだ。リル・グリーンも<オールデイズ>の<ブルーバード>作品集を持っているが、こちらの方が深みを感じる。
今回はディスク1から何曲かご紹介。
Louis Jordan - Do You Call That a Buddy?
God bless the child - Billie Holiday
Why Don't You Do Right - Lil Green
Bottle It Up And Go' TOMMY McCLENNAN
John Lee Sonny Boy Williamson - I Been Dealing With The Devil
Johnny Hodges; THAT'S THE BLUES OLD MAN
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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.67
[76枚目]●V.A.『ロスト・ソウル・ダイナマイト・ヴォリューム・ワン』<タイタニック>(13)
CD-R商品。discogsで検索しても出て来ず、ディスクユニオンのサイトに紹介されていた。私も確かディスクユニオンで購入したと思う。やや音質が"浮いている"感じもするが、内容的にはまあまあ愉しめる。全て調べきれていないが、判る範囲で61年~72年の録音。60年代ソウルのコンピと言ってほぼ差し支えない。
①は、サム・クックの曲に「シェイク・ア・テイル・フェザー」を足したような軽快なアーリー・ソウル。実際、ジョージ・フリーマンは、サムの数多い"後継者"の一人とライナーに記載してある。②③は落ち着いたバラード。②のアート・グレイソンは、後に作曲家、プロデューサー、レーベル・オーナーとなる。ブルース系ギターと女性コーラスも効果的。③は微かに南部臭。④は少々気合い入り過ぎの感。⑤はアラン・トゥーサン曲。ニューオーリンズ・タッチが和む。⑥インプレッションズ風。ジミー・チャーチは、<ヴィヴィッド>からも出たウィリアム・ベル関連の<ピーチトゥリー>レーベルのコンピにも収録されている。本曲は<サウンドステージ7>作。⑦軽快なファンク。女性コーラスの絡みも楽し。終盤のオルガンも聴き応えあり。ビリー・マックは盲目のピアニストと紹介されているので、オルガンも彼のプレイか。⑧ゴスペル的展開。声の強弱が効いているので、迫力がしかと伝わる。
⑨ノーザン志向のリズムの刻みが印象的。⑩コクのある塩辛声による泣きのバラード。バックにパラゴンズ。⑪名前のごとくちょっとシャイな歌い方だが、キュートな声で丁寧ではある。ストリングスの展開と女性コーラスも耳に残る。⑫1曲目に登場のサム・クックフォロワーがここでも快唱。ソロモン・バークが歌っても似合いそうな曲。プロデューサーが、ベテランのルネ・ホールと記載してあり、サムのアレンジャーを務めたルネと思われる。⑬切々としたバラードだが、やや音が間延びしている感も。バトンルージュのバンド。⑭ストリングス舞う中、力感ある歌声が響く。⑮テンプスを連想するが、コーラスは粗い。⑯ゆったりめのファンク。ギターも活躍。
⑰サザン系。歌声に厚みや深みが足りないが雰囲気は悪くない。フォーク・シンガー、ジョシュ・ホワイトの娘。⑱ベン・E・キング「ヤング・ボーイ・ブルース」のガール版。原曲はドク・ポーマス(トーマス名義)+フィル・スペクターの作でプロデュースはヒューイ・P・モー。ベン・Eに比べれば、アッサリした印象。フェイド・アウトも唐突。⑲ぬるめのノーザン。⑳少々面白い女性コーラスが入るアーリー・ソウル・モード。ジーン・アリソンの兄弟。㉑ロックを感じる。あのブルースマンとは違うアール・ゲインズ。㉒甘茶系。トニー・オーウェンスは<グレイプヴァイン>にCDあり。㉓やや甘茶。ブルックリンのグループ。㉔タイトル通り、やや大仰に展開する。たまたま現代R&B歌手と同じ名前だが、これも関係なし。
① George Freeman – You Guessed it (63)
② Art Grayson - Be Ever Mine (66)
③ Matt Brown – A Man Without A Woman
④ Alfreda Brockington- Crushing Me (70)
⑥ Jimmy Church – You've Got Me (In The Palm Of Your Hands) (67)
⑦ Billy Mack – I Am A Son Of A Lover
⑨ Paul Martin - I've Got A New Love
⑩ Tommy Collins – Oh What I'd Give (67)
⑪ Jean Shy – I'll Belong To You (72)
⑫ George Freeman – Stop Now (There's Still Time) (70)
⑬ "Lil" Willie And The Rockin' Imperials – I'm The One (70)
⑭ Tommy Knight - There's No Pain (61)
⑮ C. Alexander And The Natural 3 – Pay Them No Mind (69)
⑯ Tyrone Harris – Ain't That Fun
⑱ Ramona Jones – Young Girl Blues (70)
⑲ Billy Frazier – Temptation (It's So Hard To Fight) (67)
⑳ Levert Allison – Can You Handle It (67)
㉑ Earl Gains – It's Worth Anything (66)
㉒ Tony Owens – Confessin' A Feeling (69)
㉓ King Davis House Rockers - We All Mistakes Sometimes (67)
㉔ Bobby Valentino – How Deep Is The Ocean (62)
図書カードの収穫
書評投稿サイト『本が好き!』さんから頂いていた図書カード2,000円分をようやく使った。
いつも購入している『ブルース&ソウル・レコーズ』誌の最新号と、『本の雑誌』のバックナンバー(2月号)を購入。『本の雑誌』は大抵立ち読みで済ませているが、本号の特集が「街ノンフィクションを読め!」という興味ある題材だったので。図書カード利用で手出しは713円と相成る。
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