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レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.107 (2)

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[116枚目]●ジュニア・ウェルズ『ユニヴァーサル・ロック』<Pヴァイン>(90)

 

♪ 第1回

 

今回は<チーフ>レーベル発の8曲(9)~(16)をご紹介。(9)(10)で同一シングル(リリースは61年)。ジュニア・ウェルズ以外のメンバーは、ジャレット・ギブソン(テナー・サックス)、「Killing Floor」などの<チェス>作品にその名を残すドナルド・ハンキンス(バリトン・サックス)、ジョン・“ビッグ・ムース”・ウォーカー(オルガン、ピアノ)、アール・フッカー(ギター)、ジャック・マイヤーズ(ベース)、フレッド・ビロウ(ドラムス)。

 

(11)はジュニアとアール・フッカーの名前が併記されている(ふたりの共作)。裏面がアール・フッカーの「Blues In D Natural」(フッカーとメル・ロンドン作)となっている(60年盤が7016、61年盤が7039 )。メンバーは、ビッグ・ムース・ウォーカー(オルガン)、アール・フッカー(ギター)、ウィリー・ディクソン(ベース)、ハロルド・ティドウェル(ドラムス)。ハロルドはアール・フッカーの作品ではヴォーカルも取ったりした他、デトロイト・ジュニア、シル・ジョンソン、マット・マーフィー、リリアン・オフィットなどの録音に参加している。

 

(12)「Calling All Blues」(60年)のメンバーは、A.C.リード(サックス)、ビッグ・ムース・ウォーカー(ピアノ)、アール・フッカー(ギター)、アーネスト・ジョンソン(ベース)、ハロルド・ティドウェル(ドラムス)。エルモア・ジェイムズの「Knocking At Your Door」とカップリングされている変則盤だが、「Calling All Blues」の方もエルモア名義になっている(作者はジュニア+フッカー)。

 

(13)~(16)は、(13)(16)がシングルの表裏。(13)はメル・ロンドン作。(16)はジュニア+フッカー作で、レコード盤の表記もフッカー&ウェルズとなっている。(14)は(2)「Lovey Dovey Lovey One」の裏面。ジュニア作の(15)は(17)「Love Me」(ジュニアとメル・ロンドンの共作)とカップリングされている。演奏メンバーは(9)(10)と同じである(60年録音)。レコード番号で整理すると、(13)(16)が7021、(9)(10)が7030、(14)が7034、(15)が7037となっている。

 

9. Junior Wells - I'm A Stranger

 

ジュニア・ウェルズ作。アール・フッカーのギターやビッグ・ムース・ウォーカーのオルガンが特に雰囲気を作っている。(10)が裏面。

 

10. Junior Wells - The Things I Do For You

 

メル・ロンドン作。 サックスが入り、リズム&ブルース感覚に溢れている。

 

11. Junior Wells - Galloping Horses A Lazy Mule

 

ベースとドラムが馬の疾走を思わせるリズムを刻み、アール・フッカーのギターが軽快だ。

 

12. Junior Wells - Calling All Blues

 

(11)(12)はアール・フッカー作品としても扱われている。ここでも艶のあるギターが主役級に活躍している。ジュニアのハープも黒く輝いている。 

 

13. Junior Wells – Messin’ With The Kid

 

ジュニア・ウェルズの代表作からシカゴ・ブルースの代表作となる。ホーンのリフも良い働きをして、リズム&ブルース的な乗り重視のサウンドとなっている。改めて、ファンキーでグリッティなジュニア によく似合う曲だと思う。<チーフ>作品の中でもヒット作との事である。

 

14. Junior Wells - You Sure Look Good To Me

 

盤面には作者クレジットが無いが、ピート・ジョンソンとビッグ・ジョー・ターナーが書いた「Wee Baby Blues」が元歌とされている(ライナーノーツによれば「Wee Wee Baby」で、マディ・ウォーターズは63年そのタイトルでライブの形で発表している)。当曲の中でも「ウィー・ウィー・ベイビー」と歌われている。「Wee Baby Blues」も、ココモ・アーノルドの31年盤「Rainey Night Blues」に似ているという説もある。

 

15. Junior Wells - So Tired

 

ジュニア・ウェルズのドスの効いた声に、アール・フッカーり艶のあるギターが絡み、深みのある曲だ。 

 

16. Junior Wells - Universal Rock

 

アール・フッカーの縦横無尽のテクニックに圧倒される。

 

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