アメイジング・グレイス
「アメイジング・グレイス」の成り立ちについてWikipediaで調べてみました。
まだ「音盤」が誕生する150年ほど前に出来た曲です。創ったのは1725年イギリス生まれのジョン・ニュートン。敬虔なクリスチャンの母親は、彼が7歳の時に亡くなります。小さい頃から船乗りの父親と乗船し、やがて「奴隷貿易船」と関わるようになります。1748年、22歳の時、船長として奴隷船に乗船していましたが、激しい嵐に遭い、必死に神に祈った結果か、一命を取り留めました。
彼は、改心し奴隷貿易の仕事は続けたものの、彼の船は黒人の待遇が人並みだったそうです。1755年彼は船を降り、後に神父となり1765年に「アメイジング・グレイス」を創りました。
黒人奴隷の歌う歌にヒントを得たという説も有りますが、定かではありません。
アメリカに移住したアイルランド人が広め、カントリー音楽の盛んなアパラチア山脈地方からニューオリンズや南部に伝わり、黒人が北部に移動するにつれ、全米に広がっていったようです。
白人・黒人を問わず愛唱し、日本でも(おそらくその他の国でも)多くの感動をもたらしている曲です。人種差別運動が盛んな時期、非公式デモ隊もよく歌っていたそうですが、この歌を歌い終わるまでは、権力側も手を出さなかったと言います。
ジョン・ニュートン、憶えておきたい人です。
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