晴れ時々曇り。朝食は、バタートースト、インスタントコーヒー。
ここ数日は、熱があるだの、喉が痛いだの、咳が出るだの、身体の不調を呟き続けて、自分でも鬱陶しい。しかしながら、本日も本調子とはいかず、だらけ気味である。朝から栄養ドリンクを飲んでみる。ヨメさんは、熱がなく、咳もあまり出なくなったが、咳き込みの後遺症か背中が痛いと言う。もうしばらくは調子が出ないかも知れない。
お昼は、カップ麵(焼きそば)。
アレサ・フランクリンが歌えば、たいていの曲は名曲となるが、バート・バカラック=ハル・デイヴィッド作の「小さな願い」も代表作中の代表作だ。原題は「I Say A Little Prayer」なので厳密に言えば「願い」というより「祈り」である。ただ、ゴスペル・シンガーでもあるアレサに「祈り」というタイトルを付けると、違う分野の曲と勘違いされそうだ、と邦題を付けた方が考えた・・・わけでもないだろうけど。
ついでに和訳も探ってみた。「朝起きてメイクをする前に、貴方の為に小さな祈りを捧げている」「コーヒーブレイクの間中、貴方の為に小さな祈りを捧げている」「貴方はいつも私の心の中に居て、私は貴方を永遠に愛し続ける」といった、恋に燃えている女性の歌である。可愛らしい内容と言えばそうなのだが、アレサは、キュートさとダイナミックさという相容れにくいものをこの曲で融合させている。
曲についてもう少し考えてみると「貴方の為に祈る」というのは無事でいてねとかそういうものとも違う感じがする。「貴方の為に」というか「貴方と私の未来の為に」彼女は祈っているのだと思う。ただ単に好きな人の事を考えているのより強い感情の迸りが「祈り」という形になっているのではないだろうか。先に可愛らしい歌と書いたが、もう一段真剣で、深い愛を表現しているのかなとも思う。キュートさとダイナミックさを融合させた歌唱に納得がいく。さらに加えると、ダイナミックといっても堂々と歌い切るだけではなく、切ない感覚を帯びている。主人公の、恋に対する恐れみたいなものがちょっとだけよぎる。それを考えると「祈り」というより「願い」がふさわしくも思える。
「祈り」まではいかずとも「願い」もしくは「小さな願い」は、誰しも抱くものだろう。将来の人生に対する願いから、たまにはパーッと飲みに行きたいなぁという生活感のある願いまで。「願い」は、自分のこれからの行動を自分自身に促す側面もある。「願い」の無い人生は、カサカサに乾いたイメージがある。たとえ願いが実現しなくても、持ち続ける事で人生に潤いを保てるのではないだろうか。
夕食は、ガーリックビーフのレタス巻き、ブリカマの塩焼き、御飯にきざみ海苔。
何度も書くとしつこいが、明日は、私が書いた2本目のライナーを収めたエタ・ジェイムスのCD発売日となる。
自分の書いた文章が商品の一部になるというのは、やはり嬉しい。中学生の頃からの私の小さな願いが叶ったと言っても過言ではないのだ。
※「pray」「wish」「hope」は各々「祈る」「願う」「望む」が一般的な訳語だが、置き換えが効く場合もあるとの事。ただ「pray」は他の2語に比べ重い表現のようだ。私は英語でモノを考えられないので微妙なニュアンスは捉えきれないが、本曲に「Pray」を使用した意義はきっとあると思う。
♪ Aretha Franklin - I Say A Little Prayer
♪ Rahsaan Roland Kirk - I Say A Little Prayer
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