ピアノのビッグ・ウォルター
●ビッグ・ウォルター・プライス『ウィズ・アルバート・コリンズ』<Pヴァイン>(88)
ビッグ・ウォルター。ホートンではなくプライス。ピアニストだ。前半はアルバート・コリンズのギターが目立つので、ピアノは意識に上らない。代わりに、ヴォーカルの強烈さに耳を奪われる。録音状態のせいか、全体に音が粗く感じる中、重みと迫力の有る声が、曲全体を揺るがす様に響く。ゴスペル仕込みの喉は聴き応え十分だ。
後半は、自己のバンド、サンダーバーズとの演奏。こちらはピアニストとしての腕も発揮している。演者各々のバランスも良い。リズム&ブルースやカントリー調の雰囲気を感じるものが多い。何曲か有る、トーンが低めのものはライトニン・ホプキンスに近いかも。いずれにしても、テキサス系らしく、湿っぽさを感じない。コリンズとの前半の様なラフさも抑え気味だ。
♪"My Tears"
https://www.youtube.com/watch?v=8J7vVgfzhy0
♪"I Don't know"
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