【試聴記】ブランディー『ヒューマン』
ブランディーの新作も、ロドニー・ジャーキンスが手掛けただけあって、流行り系の音も有り、王道R&Bも有りのバランス感覚に優れた一枚だと思います。でももう少し何かが足りないような気がするのです。聴きながら「この人はもっとやれる」という思いが湧き上がってきました。何を基準にしているのかというと前作『アフロディジィアック』の存在です。清新で力強い、ただ歌が上手いだけの彼女ではない魅力が伝わる一枚でした。
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確かにこの新作も試聴しただけでは判りにくいかも知れません。聴き込めば「発見」が有るかも知れません。ただ、ロドニーはブランディーと長い付き合いで、前作のカニエやティンバランドのようなサプライズ的組み合わせとはいえないでしょう。ブランディーのような“正統派”にはちょっと刺激的な組み合わせの方が、面白い効果が出るような気もします。
妙に否定的な感じになったので、もう一度繰り返しておきます。王道路線の安定感を求めている人は、この一枚でも十分満足いくと思います。しかし、彼女はこんなもんじゃないですよ、とやっぱり言いたいですね。
♪これは泣けるバラード
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